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【ゴルフパターの選び方】自分に本当に合うパターってどれ?握り方打ち方から探そう!

パター選びの前に、まずは打ち方(パッティングストローク)を確認しましょう。

“パターに形無し”という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
「パッティングストロークは人それぞれ違ってよい。とにかく感覚・感性に任せたストロークをするのが一番」という意味です。

とはいえ、ある程度の基本はあります。
パターを選ぶにも、その基本を間違えたまま購入してしまっては後の祭りです。パターをいくら変えても自分のパッティングストロークは理想に収束することなく、迷宮入りになるでしょう。

基本を確認して、その基本を基にした自分のパッティングストロークができてからパターを選ぶことが、パッティング上達への近道です。

それでは、基本を確認していきましょう。

※右利きの方でお話しします。左利きの場合は左右逆に読んでください。

まずは基本 あなたのパターの打ち方を確認してみましょう

Man puts the ball on golf course green

Licensed by gettyimages R

基本1.グリップ

パターは他のクラブと違い、パター特有の握り方があります。

振り回すのではなく、膝より下で左右に、いかに正確に振り子のように動かすかが大事なクラブだからです。
決してアイアンやドライバーのように上から包み込むようには握ってはいけません。

パターを振り子のように動かすには、グリップは下から包み込んで握る必要があります。

その理由がよく分かる方法があります。

肘を曲げて身体の前で腕を真横に左右に動かしてみて下さい。
手のひらを上に向けた方が左右にまっすぐスムーズに動かしやすくないでしょうか?

なぜスムーズになるのか?
それは、手のひらを上に向けると脇が自然と締まるからです。
脇が締まれば支点ができます。
支点ができれば振り子のようなストロークが可能になる、という訳です。

そして下から包み込むように握るということさえ気を付ければ、あとは自由です。

が、これだけはNGです。
それは右手の人差し指を伸ばして、グリップの右サイドに真っ直ぐ添わせることです。
右手の人差し指を伸ばして握ると、その指が余計な動きをしてしまいます。
利き手が右手の場合、10本の指の中で一番器用な指が人差し指だからです。

ストローク中に「右にプッシュアウトしたくない!」と頭の中でよぎると、指が瞬時に敏感に反応し、インパクトの時に人差し指がクッと引っ掛ける動作をしてしまいます。

手はクラブと腕をつなぐ役割だけすればいいのです。指のような小さな筋肉でストロークしては、いつまで経っても安定しません。
背中・肩甲骨の大きな筋肉でストロークし、右手の人差し指を伸ばすのは、すぐにでもやめましょう。

基本2.ボールの位置

ボールの位置は、スタンスの中心から左へボール2個分くらいの間でおさめます。
決してスタンスの中心から右には置かないで下さい。

目標方向より右に出るプッシュアウトになるだけです。

そして、極端なハンドファーストになってしまうため、2~4度程度しかないパターのロフト角(地面と垂直を0度してフェースが上を向いている角度)はインパクトでマイナスになり、綺麗な順回転は得られません。

スタンスの中心から右には置かないように改めてみてください。

基本3.スタンス幅

スタンス幅は自由です。
自分の距離感が出せるスタンス幅でいいです。

松山英樹プロのように大きなスタンスでもいいですし、石川遼プロのように肩幅に収まるくらい狭くてもいいです。

しかし傾向としては、上体の前傾姿勢が深い人はスタンス幅を広くする方が安定するし、浅い人は狭くする方が軸ができて良いようです。
ご参考までに。

基本4.上体の前傾姿勢の角度

上体の前傾姿勢の角度も自由です。

極端に言えば、米国女子ツアーのミシェルウィーのように、背中が地面に平行になるくらい深くてもいいですし、軽く会釈をするくらい浅くても構いません。

自分のタッチが出しやすい姿勢として下さい。

基本5.ストロークのリズム

パターを振り子のように振るのですから、テイクバックとダウンスイングが同じスピードになるのが理想です。

ダウンスイングの方が多少早くなるのは良いにしても、テイクバックよりダウンスイングの方が遅い、またはインパクトでブレーキがかかっているようなリズムはNGです。

ブレーキがかかるということは、腕や手の力を使っているということです。
インパクトの強さで調整する打ち方ということになりますが、これではいつまで経っても距離感が安定しません。

必ずテイクバックとダウンスイングは同じスピードとし、パターヘッドの振り幅で再現性の高い距離感を作りましょう。

あなたのパッティングストロークに合ったパターの選び方とは

ゴルフの手袋

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ではいよいよ本題です。
ここからはあなたのパッティングストロークに合ったパターの選び方をご紹介します。

ボール位置から選ぶ

ボールをスタンスの真ん中に置くタイプの人は、オフセット(アイアンで言うグースのようなもの)があり、ダウンブローに打ちやすいピン型(ブレード型)が合います。

真ん中より左寄りに置くタイプの人は、ストロークがスムーズに行えるマレット/ネオマレット型が合います。
センターシャフトのパターもボールをヒットするというよりは押し出すイメージが出しやすいため、左寄りにボールを置くタイプの人に適しています。

上体の前傾姿勢の角度から選ぶ

上体の前傾姿勢の角度が浅いタイプの人は、パターのフェースローテーションがインサイドインとなりやすいため、ピン型やL字型のパターが合います。

逆に角度が深めのタイプの人は、真っすぐにテイクバックして真っすぐにフォローを出すストロークがしやすいため、ヘッドが大きくずっしりと安定したマレット/ネオマレット型のパターが合います。

自分の前傾姿勢の角度が浅めか深めかの判断は、アドレスした時のボールの見方が一つの基準になります。

上体を起こして視線を見下ろすようにしてボールを見るタイプの人は上体が浅め、
上から真下に覗き込むようにしてボールをみるタイプの人は上体が深めのタイプです。

ミスのタイプから選ぶ

パットのときどのようなミスが多いかによって、パターを選ぶ方法もあります。

カップに届かずショートしがちな人は、自分のタッチの感覚を変えるのではなく、重めのパターを使って重さでボールにエネルギーを加えましょう。
マレットやネオマレット型が重めですが、ブレード型やL字型でも重めのタイプはあります。
また、ボールへのエネルギーを加えるという意味で、35インチなどの長めのパターを選択するという方法もあります。

逆にカップをオーバーしがちな人は、軽めのパターを使ったり、33インチなどの短めのパターを選択するとよいでしょう。

よく行くゴルフ場のグリーンスピードによって選ぶ

グリーンスピードが速いゴルフ場によく行く場合は、繊細なタッチが必要になるため、短めのパターが合います。

逆にグリーンが重めのゴルフ場によく行く場合は、長めのパターにすることでショートのミスを回避できます。

こんな場合はどうする?

上体の前傾姿勢の角度が深めのタイプの人が、「ショートしがちだからパターは長めにしたい。でもよく行くゴルフ場はグリーンが速いから短めがいい。」と悩んでいるとします。

このように矛盾した場合は、なにを優先させるか、全体を総合的にみてパターを選ぶことが大事です。

上体の前傾姿勢の角度を深めにしてストロークしたいのに、長いパターでは難しくなります。
つまり、長めのパターでショートしてしまうミスを減らすのではなく、重めのパターを選ぶ訳です。

前傾姿勢の角度が深いのでマレット/ネオマレットが合いますし、また重めのものが多いのでマレット/ネオマレットで選ぶと良いでしょう。

さらに言うとマレット/ネオマレットはボール位置を左に置くと転がりが良くなるので、ボールを左寄りにおくと良い結果が得られます。

パター選びの判断材料

パターホールのゴルフボール

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判断材料1.グリップ

最近流行りの太いグリップは、インパクトで手首を使ってしまう人の矯正にとても適したグリップです。

指で握るのではなく、手の平で包み込むようにして握ることができるため、手首を使うのではなく背中や肩甲骨を使ったストロークがしやすくなるからです。

そういったメリットの反面、気をつけないといけないことがあります。

太いということはグリップが重くなるため、手元側が重くなるカウンターバランスの状態になりやすくなってしまいます。

ヘッドが軽いパターに太いグリップを使うとヘッドの重さが効かず、ヘッドを簡単に操作できてしまうので、太いグリップの本来の効果が得られず、本末転倒といった結果に陥ってしまう訳です。

ある程度重さのあるヘッドのパターに太いグリップを利用すると、効果を最大限に引き出せます。

細いグリップは距離感が合わせやすい、太いグリップは方向が合わせやすい傾向にあります。

真っ直ぐ打つことに自信のある人は細いグリップで距離感を強化し、距離感に自信のある人は太いグリップで方向性を強化することをおすすめします。

判断材料2.長さ

日本で販売されているパターの長さは、主に「33・34・35インチ」です。

身長によって長さを決定するのも一つの方法ですが、上体の前傾姿勢の角度や、手元をどの高さにしてグリップを持ちたいかによって選ぶことも大事な要素です。

そのようにして選べば、身長180cmの人が33インチのパターを持つこともあるわけです。

単純に身長だけで選ぶのではなく、姿勢などを総合的にみたパッティングスタイルで選びましょう。

判断材料3.ロフト角

まず知っておかなければならないのは、パットの理想のインパクトはフェースが0度(地面に対して直角)に近い状態でボールにコンタクトする、ということです。

つまりボールを真ん中に置いてストロークしたい人は、ダウンブローにインパクトしてロフトが起きてしまうことを考慮して、ロフト角が大きい(3度や4度など)パターを選びましょう。

逆にボールを左に置きたい人は、ロフト角が小さい(2度や3度)パターを選ぶと良いです。

パットの重要性

オブジェクトなどのゴルフコースの横に緑の芝生

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ショットのミスは大きなショックを受けますが、パットのミスはショットのミスほど気にしないという人は多いのではないでしょうか。

ショットの1打もパットの1打も同じ1打です。
しかもパットの打数はスコアの約半分を占めます。

パットが上達すればスコアが簡単に縮まることは容易に分かります。
ゴルフの楽しみ方は人それぞれ、といえばそれまでですが、ナイスショットで同伴者を魅了したいというのもあるでしょう。

ですがスコアを縮めたいのであれば、パット数を減らすことに重点をおくべきです。
ショットのミスを減らすよりも簡単な方法なのです。

90を切れずに悩んでいる多くの人はパットの練習は一切せず、ショットのミスを減らすことに重点をおいてしまいます。
自宅でまっすぐ打つ練習だけでも十分です。
パット数が5打縮まり、すぐに90が切れるでしょう。

パット数を減らすコツ

距離感と方向性、もちろんどちらも大事ですが、しいてどちらが大事ですかという質問に答えるなら、私は方向性だと言います。

距離感はプロのようにタップインできる距離まで寄せられないにしても、1mの範囲には寄ると思います。
20m以上のロングパットになったら3パットしてもしょうがないと思いましょう。
それはパットのミスというより、セカンドショット、アプローチのミスだからです。

20m以下であれば、2m以内には寄せられると思います。
そこで大事なのは、次のパットがまっすぐ打てるかどうかです。

ファーストパットが入らなかった場合、残った距離は傾斜にもっていかれ、確率的にある程度まっすぐのラインが残るはずです。
そこでまっすぐ打てる技術があれば、カップを外さない程度の曲がるラインの場合、強めにまっすぐ打ってラインを消しカップインできます。

そしてそのまっすぐ打つ練習は、パターマットを買って自宅でいくらでもできます。

2m程度の距離でいいです。
地味な練習で、決して打ちっぱなし練習のように気持ちいいものでもありませんが、これがスコアを縮めるためになによりも大事なことなのです。

ここまでお話しした内容で自分に合ったパターを決め購入したら、キャディバックに眠らせておくのではなく、まっすぐパットが打てるようにこつこつと練習をしましょう。

あなたのスコアアップはパター選びにかかっているのではありません。
選んだ最適なパターで“練習すること”にかかっていることを忘れないでくださいね。

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