ランニングとピッチ&ランでは軌道が違うから打球も変わる!
ランニングとピッチ&ランでは軌道が違うから打球も変わる!
ランニングアプローチではボールが低く打ち出されて転がるのに対して、ピッチ&ランでは打ち出しが少し高くなります。この打球の違いはインパクト前後のヘッドの軌道にあります。
パッティングのストロークのようなランニングアプローチでは、インパクト前後のヘッドの軌道が水平に近く、ボールを横から弾くようなスイングになります。
一方、ピッチ&ランでは、通常のアイアンショットと同じ軌道になるため、ヘッドが上から落ちて、同じ振り幅であればランニングのときよりもインパクトが強くなります。
つまり、ランニングアプローチで距離を出したいときは、その分振り幅を大きくする必要があるということになります。
キャリーとランの比率に関しては、クラブを替えて調整します。使用するクラブのロフトによって打ち出しの角度やスピン量も変わります。
ランニングアプローチ
ヘッドの軌道はパッティングのストロークと同じです。アドレスでボールを上から見る姿勢になるためスイング自体は縦振りになりますが、インパクト付近のヘッドの軌道は水平に近くなります。
ピッチ&ラン
スイング中のヘッドの軌道は通常のスイングを小さくしたものと同じになります。ランニングアプローチに比べて、ヘッドが上から下りてくるぶんインパクトが強くなって、ボールが弾き出されます。
ボールの上がり方や転がり方は使用グラブを変えて調整!
ピッチ&ランはランニングアプローチに比べてクラブが上から落ちてくるぶんインパクトが強く、ボールが上がりやすくなります。
しかし、どちらのショットの場合も、ボールの上がり方は使用クラブのロフトで決まります。ロフトが大きいほどボールが上がりランが少なくなります。それとは逆に、ロフトが小さいほど打ち出しが低くランが出るようになる。
ピッチ&ランとランニングアプローチのそれぞれのショットで、基準となるいくつかの振り幅で、クラブを変えてボールの飛び方やキャリーとランの比率をチェックしておくことが大切です。