ゴルフ場に平地はほぼ皆無!傾斜地のアプローチをマスターしよう!
ゴルフ場に平地はほぼ皆無!傾斜地のアプローチをマスターしよう!
ゴルフ場で本当に水平なところはほとんどありません。一見、まっ平らに見えるティーグランドでさえ、実際は微妙に傾いているのです。
とくにグリーン周りは要注意です。一般的に「花道」と呼ばれているフェアウェイも、つねに何らかの傾斜があると考えて間違いありません。傾斜に気づかずに、そのまま売ってしまうと、スイング中にバランスが乱れてミスショットにつながります。
その傾斜が大きくなるほど、感覚が乱れ、余計なことを考えるようになってしまうのです。
グリーン周辺の落とし穴は、傾斜だけではありません。グリーンの周りはラフになっていることが多いものです。夏場は深いラフ、芝が枯れる冬場はベアグランド、浅いラフやフェアウェイでもディボットなど、様々なライから打てるようにしておくことが大切です。
グリーン周辺の傾斜やライ
グリーン周辺のグリーンエッジ(エプロン)の部分は、グリーンより少し長い芝で整備されています。この部分は転がりの悪いグリーンと捉えてパターで打つこともできますが、グリーンまでの距離に応じてウッドを短く持ってストロークするのも良いです。
グリーン周りのフェアウェイやラフは程度は違っても、傾斜になっていることが多いです。
ただでさえ傾斜地でバランスを崩しやすいのに加えて、ピンが近いだけにメンタルの影響で姿勢も乱れやすくなります。
傾斜地での最大の敵は「重力」。無意識のうちに重心バランスが乱れているからミスが出る!
傾斜地からのショットで、最も障害となるのが自分の体重です。不安定な傾斜に立ってスイングするには、重心を安定させるための高いバランス能力が必要になります。
スイング中に重心のバランスが乱れると姿勢が乱れやすいのが傾斜地からのショットです。だからといって、下半身を安定させようとずっしり固定してしまうと、股関節がロックされて手打ちになってしまいます。
だから、平地からのショットでもアドレスの姿勢は大切ですが、傾斜地では最初の姿勢がより重要なポイントとなります。
スタンスや重心移動などに関して様々に言われていますが、下半身は傾斜に合わせて立ち、胸の向きにスイングするのが基本となります。アドレスを作るときに、どんな斜面であっても体を垂直に折りたたんで、前後左右に重心がブレないアドレスを意識しましょう。