バンカーショットの基本~ウェッジの種類を知っておこう~
ウェッジの種類を知っておこう
ウェッジは、アプローチなどの短いショットに用いるアイアンの一種です。9番アイアンよりも短く、フェースが大きく重くできています。
一般的に、ロフトの小さい順に、ピッチングウェッジ→アプローチウェッジ→サンドウェッジなどと呼ばれています。なかでも、ロフトが56~58度のサンドウェッジは、バンスが大きく作られています。バンスがある理由は、バンカーで必要以上にヘッドが砂に潜らないようにするためです。
バンカーショットでは、ボールを直接打たずにボールの手前から砂ごと飛ばすのが基本とされています。この時、ヘッドが深く刺さってしまわないための構造がバンスです。
通常のショットでソールを芝に滑らせるように打つのと同様にバンカー内でスイングすれば、バンスから少しダフるスイングになります。つまり、柔らかいバンカーの表面でも普通に打てるようにしてくれるのがバンスです。
ウェッジの種類
ウェッジはバンス角の大きい「ハイバンスモデル」、バンス角が小さい「ローバンスモデル」の2種類に分けられます。一般的に12度以上のものがハイバンス、それ以下がローバンスとされています。なかでも、ピッチングウェッジやアプローチウェッジは比較的ローバンスに作られています。
アプローチでダフりやチャックリが出やすい場合は、ハイバンスの方がミスショットが少なくなります。バンカー内で砂を飛ばすパワーも大きいのでバンカーショットの飛距離も出やすくなります。