バンカーショットの基本~バンカーではバンスを信じてダフる不安を忘れよう!~
バンカーではバンスを信じてダフる不安を忘れよう!
「バンカーショットではボールと一緒に砂を飛ばす」などと言われますが、そんなことを聞いてしまうと、少しでもダフるとクラブが砂に刺さってしまうようなイメージを持ってしまいがちです。
そんな不安を持ったままスイングすると、気づかずにアドレスでフェースを立てて上から打ち込んでしまったり、インパクトですくい上げようとしてしまうものです。また、必要以上にダフるのを嫌がれば、トップしてしまいます。
実際は、多少ダフり気味に打ったとしても、バンスの働きでフェースが砂に刺さることはありません。つまりは、ライさえよければ砂の上のボールを普通に打つだけでいいのです。
ライが悪い場合でも、アドレスを少し変化させるだけで、スイングを自分でコントロールする必要はありません。クラブの軌道を自分で何とかしようとすることで、軌道が乱れ、ミスが起こることを忘れないようにしましょう。
バンスやフェースにかかる砂の抵抗とヘッドの動きを理解しておこう!
ヘッドが砂に入ったときにフェース面は砂の抵抗を受けて地中に潜ろうとする力が働きます。その抵抗はロフトが小さいほど大きくなるため、フェースを立てれば、そのぶん砂から大きな抵抗を受けることになります。
その一方で、バンスも砂の抵抗を受けるため、バンスが大きくなるほど、ヘッドが砂に潜りすぎないように上向きの力が働きます。
上げたい気持ちが打ち込む意識でアドレスやスイングが乱れる!
バンカーショットでヘッドが砂に刺さってしまうとボールは飛びません。そこでボールに当てたい気持ちが強くなって、フェースを立ててダウンブローで打ち込もうとすると、ヘッドは砂に刺さってしまいます。
それとは逆にボールをすくい上げようとすると、手前の砂にバンスが当たってトップしやすくなります。