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猛暑到来!ゴルファーができる暑さ対策アイデア集!こんな方法もあった!

ここ数年、日本では夏の暑さが“常態化”し、夏らしい暑さを超えて“異常気象”と呼べる状況が続いています。今年も6月から猛暑日、真夏日が続いています。

環境省によると、国内平均気温は過去100年間で約1.28℃上昇し、ここ数年は過去最高クラスの暑さが記録されています 。とくに猛暑日が増え、最高気温が40℃を超える地域も登場。国立環境研究所と早稲田大の共同研究では、2065年頃には、特に午後3時~6時の時間帯、全国の3分の2地域で“屋外スポーツが危険”なレベルに近づくとの予測が出ています 。この暑さの長期化は、日常生活はもちろん、ゴルファーにも深刻な影響を及ぼしています。


🔥 熱中症の怖さと現状

極端な暑さは熱中症のリスクを大幅に高めます。気象庁と環境省の「暑さ指数(WBGT)」により、“危険”や“特別警戒”レベルに達すると警報が発令され、行動制限が呼びかけられるほどです。警戒レベルの発表は年々増加し、2023年には全国で183日にも上る発令がありました 。

救急搬送される熱中症患者は高齢者が中心で、特に65歳以上では30℃を超える日から急増し、ものによっては40℃近い日は一段と患者数が跳ね上がります。日本での熱中症による死亡者数は、1995年ごろまでは年平均約200人だったのが、2018年以降は1,200~1,500人に膨れ上がっています 。この急激な増加は、もはや自然災害と同等の深刻さと捉えられるほどです 。


⛳ ゴルフプレーにおける暑さ対策

夏ゴルフでは、長時間の屋外滞在が避けられず、熱中症リスクが高まります。以下のような対策が一般的です。

  1. 早朝・ナイターラウンドを選ぶ
    日の出直後(5時〜7時)や夕方~夜(ナイター)にプレーすることで、極端な暑さを回避できますychira-golf.info+1nies.go.jp+1

  2. こまめな休憩と水分補給
    少量ずつ頻繁に水分と塩分を補給することで、脱水や熱疲労を防ぎます 。

  3. 日陰の確保と日傘の利用
    コース内に備え付けの日傘や、自前のサンシェード付きパラソルで直射日光を遮ることで体温上昇を抑えられます 。

  4. 涼感ウェアやクール素材の活用
    接触冷感シャツやネッククーラー、ひんやりグッズなど、夏ゴルフ専用のウェアや小物を活用するゴルファーが増えています shop.golfdigest.co.jp


🎒 暑さ対策におすすめのグッズ

夏のゴルフ場で活躍するグッズをご紹介します。

● 氷嚢(氷のう)

コースのレストランや自販機で氷をもらい氷嚢に入れて首や脇の下を冷やすことで、即効性&コスパ良しの基本アイテムです ychira-golf.info

● 接触冷感シャツ・冷感インナー

肌に触れた瞬間から冷たさを感じる素材で、汗っかきでも快適にラウンドが続けられます 。

● ネッククーラー・クールネックゲイター

水で濡らしたりUSB充電で冷却したりと多様なタイプがあり、首元を冷やすことで体感温度を下げます 。

● フェイスガード・UVカットマスク

顔全体を日光や熱から守りつつ、通気性の良い冷感素材のマスクが人気です 。

● 保冷バッグ&ボトルホルダー

飲料を冷たいまま持ち歩ける保冷バッグやベルトに装着できるボトルホルダーは必需品です 。

● 日傘・UVカットキャップ

直射日光を遮ることは熱中症と紫外線予防の両方に効果的。濡らして使えるキャップもおすすめです 。

● サングラス・アームカバー

紫外線から目や肌を保護するだけでなく、疲労の軽減にもつながります 。

● 放射冷却素材「ラディクール」キャップ

話題の新素材で、電源不要ながら直射熱を放射して熱を逃がす効果が期待されています 。

上記のような対策は誰もがすでに実践しているのではないですか?それでも暑い暑い!

さらに進んだ、2025年版の猛暑対策を7例ご紹介します。

① クールベストで“着るエアコン”体験

近年注目を集めているのが、冷却機能付きの「クールベスト」です。これは、内蔵された小型ファンが衣服内に風を循環させることで、汗の蒸発を促進し、体温の上昇を防ぐという仕組みになっています。ファン付き作業服から着想を得た商品で、軽量化・静音性の向上により、今ではゴルフウェアとしても活用されています。

特に個性的なのは、冷却パックを挿入するタイプのベストです。冷蔵庫で凍らせた保冷剤をポケットに入れて着用すれば、まさに“着るエアコン”。背中や脇の下を直接冷やせるため、熱中症対策として効果的です。見た目のインパクトはやや強めですが、周囲のゴルファーに「それ、涼しそうだね!」と声をかけられることも多く、話題づくりにも一役買ってくれます。

バッテリー駆動のものはプレー中の動作に影響が出ないよう工夫されており、18ホールを通して快適に過ごせる仕様になっています。機能性だけでなく、カラーバリエーションやスポーティなデザインの進化により、ファッションとしても楽しめるようになってきました。



② ミストスプレー+携帯型扇風機のダブル冷却戦法

ひと味違う暑さ対策として、冷却ミストスプレーと携帯扇風機を同時に使う“ダブル冷却”を取り入れているゴルファーもいます。まず、ミストスプレーはメントール成分が入っているものを選び、首元や腕に吹きかけると一気にひんやり。そこに小型の携帯ファンをあてることで、ミストの蒸発が加速し、冷却効果が飛躍的に高まるのです。

特に面白いのは、ミストと扇風機の「風力と角度」をプレー中に調整して、体感温度を自在にコントロールするスタイルです。グリップが汗で滑りにくくなるなどの副次効果もあるため、スコアにも良い影響を与えてくれます。

一部のゴルファーは、ファンの付いた帽子(つばの先にファンがついている)や、首にかけるリング型扇風機と併用することで、首から頭部までを徹底的に冷やしています。これにより、直射日光による頭部の温度上昇を防ぎ、プレー中の集中力を持続させることが可能になります。



③ クールシートをゴルフカートに持参

ゴルフ場のカートに個人の“冷却シート”を持ち込むというアイデアもユニークな対策のひとつです。これは自動車用の冷感座布団や通気シートを自前で用意し、ゴルフカートの座席に敷いて使う方法です。カートに備え付けの座席は、日光で熱くなりやすく、特に休憩時や待ち時間に背中が汗でびっしょりになることもあります。

クールシートはジェルタイプやファン内蔵型があり、電源が必要なタイプでもポータブルバッテリーを使えば簡単に動作します。休憩時間に座るたびにヒンヤリ感を感じられ、体の熱を効率よく逃がせます。

この方法はプレー中の動作を邪魔しないうえ、他のプレーヤーにも共有できる利点があります。「ちょっと貸して!」と他の組員に言われることもあり、チーム内でのコミュニケーションも生まれやすくなります。最近では専用のゴルフカート用冷感シートも登場し、よりフィットするサイズやデザインが増えています。



④ “ひんやりタオル”を多用する冷却マニア式

ひんやりタオルを活用するのは一般的な対策ですが、それを極めて「冷却マニア」級に使いこなしているゴルファーも存在します。彼らは、凍らせたタオルを複数本持参し、プレー中に順次交換しながら使用します。たとえば、首に巻くタオル、手首に巻くタオル、帽子の下に挟むタオルと、役割別に準備しておくのです。

保冷バッグに凍らせた状態で持参することで、タオルの冷却力を常に高く維持できます。途中の休憩所でタオルを再冷却したり、氷嚢で冷やし直す工夫も忘れません。

さらに、冷却スプレーを併用して「即席冷タオル」に仕立て直すこともあります。要するに、ひんやりタオルを一過性の道具としてではなく、“継続的に冷たさを供給する冷却システム”として活用するスタイルです。これにより、猛暑でもクールな状態を維持しつつ、集中力を保ってラウンドに臨むことが可能になります。



⑤ 暑さに逆らわない「ゆるラウンド」スタイル

一風変わった暑さ対策として、あえて“暑さに逆らわない”スタイルを採用するゴルファーもいます。これは、真夏のゴルフにおいて、スコアやスピードを重視せず、最初から「ゆるく・楽しく・無理せず」をテーマにラウンドする考え方です。

このスタイルでは、プレー間の休憩時間を長めに取り、日陰を積極的に活用し、無理なショットは避けるといった方法が特徴です。また、服装もポロシャツではなく、機能性の高いラッシュガードや冷感Tシャツなどを取り入れ、「見た目より快適性」を優先します。

飲み物も、スポーツドリンクの他に、炭酸水や麦茶、クエン酸タブレットを持参し、気分転換と熱中症予防を兼ねています。中には、冷却スプレーや冷やしたフェイスパックを休憩中に使う“プチ・スパ感覚”でゴルフを楽しむ人も。

こうした“ゆるラウンド”派の人たちは、猛暑下でも楽しみながらゴルフを継続する術を知っており、周囲にも「楽しく安全にやろう」という雰囲気を広げています。まさに“心の暑さ対策”とも言えるユニークなアプローチです。

⑥ 冷却インソールで足元からクールダウン

意外と盲点になりがちなのが、足元の暑さ対策です。特にゴルフでは長時間歩くことが多く、足の裏が熱を持ちやすいため、疲労感や集中力の低下に繋がることがあります。そこで登場するのが「冷却インソール」です。

冷却インソールは、通気性の高いメッシュ構造と、冷感素材を組み合わせたもので、歩くたびに空気が循環し、足裏をひんやりと保つことができます。中には、ジェル素材が入っており、冷蔵庫で冷やしておくことでさらに高い冷却効果を発揮するものもあります。

個性的なゴルファーの中には、保冷バッグに替えの冷却インソールを用意しておき、ハーフターン時に交換するという“足元リフレッシュ戦法”を取り入れている人もいます。冷感スプレーと併用することで、靴内部のムレやニオイも防げるため、一石二鳥です。

足元の快適さが保たれると、歩行時の疲労も軽減され、スイングにも良い影響を与えてくれます。小さな部分ながら、大きな効果が期待できる暑さ対策です。



⑦ クールマスクで顔周りも快適に

近年では、暑さ対策と同時に紫外線や花粉対策のためにマスクを着用するゴルファーも増えています。そこで使われるのが、冷感素材で作られた「クールマスク」です。これは接触冷感機能を持った布素材で、口元や頬をひんやりと保つことができるマスクです。

特にUVカット機能付きのものは、顔全体の紫外線対策にもなり、日焼け防止としても重宝されています。中には、水に濡らして軽く絞って着用するタイプもあり、気化熱によって冷却効果が持続します。

一部の上級者ゴルファーは、冷感マスクにアロマオイルを数滴たらし、清涼感のある香り(ミントやユーカリなど)で気分をリフレッシュする“香り付きクールマスク”として活用しています。こうすることで、暑さ対策だけでなく集中力の維持やリラックス効果も狙えます。

また、見た目もスタイリッシュなものが多く、ゴルフウェアとのコーディネートも楽しめます。マスクをつけることに抵抗がある人でも、涼しさと快適さが得られれば意識が変わるかもしれません。


⑧ 氷嚢(ひょうのう)で“即席アイシングタイム”

昔ながらの氷嚢(ひょうのう)を活用するという、シンプルながら強力な暑さ対策もあります。特にゴルフ中は、炎天下に長時間さらされるため、急激な体温上昇が危険です。氷嚢を使えば、首筋や脇の下、足の付け根などを素早く冷やすことができ、熱中症予防に大きな効果を発揮します。

氷嚢は保冷バッグで氷と一緒に持参し、カート移動時やティーショット前の待ち時間などにサッと使えるよう準備しておくのがポイントです。最近ではデザイン性に優れたカラフルな氷嚢も多く、ゴルフファッションの一部として楽しむ人も増えています。

ユニークな使い方としては、凍らせたペットボトルを氷嚢代わりに使うスタイルがあります。飲んでよし、冷やしてよしの一石二鳥な方法で、エコにもつながります。また、タオルに巻いて頭にのせるなどの工夫をすることで、体感温度を一気に下げることができます。

「暑くなったらすぐ冷やす」というシンプルかつ即効性のある対策は、どんなプレースタイルにも合い、幅広い年齢層のゴルファーに支持されています。


📝 安全で快適な夏ゴルフのために

日本の夏は、温暖化の影響で「暑さ」が当たり前ではなく、「命の危険」に直結する時代となりました。その中でもゴルフは、長時間の屋外スポーツとして特に熱中症リスクが高くなります。ですから、早朝・夕方の時間帯を選ぶ、涼感グッズを使う、水分と塩分をまめに補給する、日差しや熱を遮るウェアとアクセサリーを用意するという複数の対策が欠かせません。

そして、氷嚢や保冷ボトル、放射冷却素材の帽子など、実際に「使ってみて良かった」グッズは費用対効果も高く、今年の夏を快適にするマストアイテムです。進化を続ける素材や機能を活用し、今年の夏も安全で楽しいプレーを楽しんでください。

この記事を書いたライター