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《GOLFESインタビュー第5弾》飯田真梨選手

今話題の女子ゴルフ界で活躍中。黄金世代の一人、飯田真梨プロがGOLFESのカメラの前で語ってくれました。

インタビュー動画

飯田真梨 プロフィール

プロフィールPROFILE
飯田真梨(Mari Iida)
出身地 東京都大田区
生年月日 1995年4月26日(24歳)
身長 170cm
体重 64kg
血液型 B型
出身校 日本大学
ゴルフ歴 12歳~
所属先 フリー

インタビュー書き下ろし

 

飯田: 飯田真梨。東京都出身の24歳です。

Q:ゴルフ歴・ゴルフを始めたきっかけについて教えてください。

飯田:ゴルフは12歳前後からはじめて12年目になります。はじめたきっかけはテニスです。ちょうどそのころ 宮里藍さんのような有名な方が活躍されてる時期でした。ゴルフがテニスにいいんじゃないかということで、父親がすすめてくれてゴルフを始めることになりました。

Q:プロを目指したきっかけは?

飯田:もともとスポーツが好きで将来何かのスポーツの選手になりたいなっていう想いはありました。始めたころからプロになりたいなっていう意識はあったと思います。

Q:プロになって気づいたことは何ですか?

飯田:ステップアップツアーに出て休みがない週とかもありました。3週連続で試合があったり、なによりも1番大変だったのはコースを覚えて忘れてっていう繰り返しです。練習ができても1回。プロ、アマがはいってても2回しか回れないので、その中でどれだけ集中して練習やラウンドをしていくかという点は重要だと感じています。

Q:練習時間の確保はどうされていますか?

飯田:コース練習したり、練習場で打ち込んだりが多かったです。移動距離も含め大変だったところもあったので、どうしても後半になってくると疲れが見えてきたりして、ちょっとずつ練習を減らしていきました。できるだけショットを減らしてアプローチ、パットなどの環境の良い室内でできることをしました。暑い中、寒い中の寒暖差が激しい中で練習をしてると疲れちゃうので、できるだけ室内でできるように工夫をしていました。

Q:練習場の確保はどうされていますか?

飯田:練習場は会場で練習することが多いです。芝生から打てる環境があると練習になるので芝生から打ったりしています。バッティングもカップに入れる感覚が大切だと思うので、コースに行ってそのカップに入れる感覚を養っています。その他は自宅近くの練習場に行ったり、自宅でパッティングの練習をしていました。

Q:練習メニューについて教えてください。

飯田:そうですね。今年1年間、誰もコーチがいなかったんですけれど、10月から新しいコーチに習いはじめてるんです。10月と言うと、もうシーズン終わりなのでそれまではずっと1人で考えて、今日なにが足りなかったのかなとか、次こうしたいなとイメージしながら練習してました。

Q:コーチについて教えてください。

飯田:そうですね。今習ってる方に良い影響をうけています。私の思ってたゴルフとみる方向が違い、こういう見方もあるんだなと感じます。いろんな方を探していたんですけれども、プロテストが近づく中で不安を解消することが自分では時間がかかりました。解消できたと思っても同じ失敗を繰り返したりしている中で、自分が考えてることって、一方向からしか見れなくて、全然違う見方をしてくれる方のアドバイスを聞きたいと思っていました。

私は打ってなんぼみたいな感じのタイプなので、知識とかが全くなくて。ミスしてることがあったり、同じことを以外と繰り返してるかもしれなくて集中はやっぱりスコアとかも気にしてるので記憶にないのかもしれないけどあがってみれば、ここ3戦同じミスしてるんじゃないかなっていうこととかも。やっぱりなんでそのミスをしたのか、ただ本当にプレッシャーがかかってミスしただけなのかっていうこととかも追及してもらってて。そういう状況によってミスして、その状況を克服するのとか、その状況によって出るミスに対してどうやって対応していくのかみたいなことを教えて頂いてて、凄く必要性を感じてます。

Q:コーチからはどのような影響を浮けましたか?

飯田:持ってるスイングの中でなにをするかということです。たとえば傾斜によっての打ち方。この傾斜ではこういう球が出る。この傾斜でまっすぐ打つよりも、この球が出るっていうのを認めて、逆に右に出るんだったらちょっと左に向いとけばいいんじゃないかみたいな感じで簡単にしていこうよみたいな、全部まっすぐ打つって難しいからってみたいなことを1番最初に教えて頂いたことです。全然スイングを変えることも、ショットもやるんですけど、状況判断の難しさっていうか、今まで自分で難しくしてたことを数字にしてみたら簡単じゃないようです。

クラブフィッティングから入ります。私が今まで沢山打ったら上手くなると思ってたのと真反対の考え方ですね。打つことよりも数字と向き合うってのも大事なんだなってこともすごい勉強になりました。すごい無茶なことは言わないので。ミスした時になんでミスしたんだよ、みたいな感じじゃなくて、今のは私の場合はそういうミスするよねみたいな感じで。じゃなんでミスしたのかを自分で分かるまで一緒に付き合ってくれる感じです。

Q:ステップアップツアーとレギュラーツアーの差は何ですか?

飯田:ステップツアーで富士通に出させて頂いて、その時すごい感じたのは、選手も本当にレベルが違うかって言ったらトップの方とは違うのかもしれないですけれども、やっぱりステップもすごいレベルが高いのでアンダーが当たり前の世界です。凄い選手に対して差があるかって言われると、そんなにめちゃくちゃあるって感じたわけではなかったんです。

ただ、フェアウェイとラフの差は感じました。ステップアップツアーは限られた時間の中でコース場の方が一般営業しながら準備して頂いているので、どうしてもラフの長さがすごい長いというよりは、ちょっと長いという状況です。ちょっとラフに入れても私たちでも打ち切れる。そんなに技術があるわけじゃないけれども、打ってどうにかできるっていうようなラフなんですけども、やっぱりレギュラーツアーに出てみると、ティーショットが落ちるポイントですごいラフが深かったりします。

本当に一瞬どこにボールがあるのっていうくらい見つけられないくらい深かったりして。やっぱりそうなるとセカンドもままならない。イミニョンさんがそのラフに入れて本当に手を放しながらギリギリ乗せたみたいな感じだったので、あれだけウマイ方が手を放しちゃうくらい深いんだっていう。本当に難しいなと感じました。

技術と慣れがあると思います。やっぱりラフに対して、どういう判断していくのかとか。無理できる範囲なのかとか無理しちゃいけない範囲なのかとか、そういう判断とかも。私はやっぱりいけると思っちゃうかもしれないけど。もしかしたらその他選手は乗せたかもしれない。サードで乗せてパーを狙いに行く方法も考えたりしてると思うので。そういう選択がレギュラーの方は違うんだなと感じました。

Q:ドライバーではどんなことに気を付けてますか?

飯田:飛距離はやっぱり飛んだことに越したことはないと思うんですけども。やっぱり飛んでもラフに入ってしまえば距離は飛ばないわけで凄い難しいところだと思うんです。まっすぐ飛べばベストだと思うんですけど。そこは見極めが大切だと思います。飛んで難しいホールもありますし、広いフェアウェイの時は簡単な時もあります。

1番は飛距離がすごい大切だと思いますけどフェアウェイキープも凄い大事だと思います。ラフに入れちゃう選手より飛ぶ時があるのでフェアウェイにいればカバーできるのもすごい大切です。すごい難しいとこだと思います。例えば9番アイアンでラフで打つよりも7番アイアンでフェアウェイ打った方が止まる時が全然あるので。あとカットめに打ったりすれば7番でも全然止まるし。でも9でラフっていってもカットで打っても本当に止められるのかなってくらいグリーンが硬い時もあります。そういうところもすごい難しくなってくると思う。選択の問題が凄い大切だと思います。

Q:クラブについてはいかがですか?

飯田:ドライバーの飛距離を今1番伸ばしたいなと感じてます。あとは全体的にパッティングは向上したいなと思ってます。ずっと思っているのはパターで。パット数がよければスコアが良いと思うので、やっぱり気持ちも安定すると思うんですね。せっかく乗せても、2パット沈めても3メートルまでつけたのにって想いで次のホール行くのと、そこが決まって次のホールに前向きに行けるのとじゃ大きな差があると思います。大切になってくるのはパターかなって思います。私が1番困ってたのがパターでコーチに駆け込みました。習ってパターが良くなりました。

8月は36パット。ひどいときは39パットまで打ってたので2メートルにつけても3パットしていたくらいです。それがこの間のテストで緊張する場面でも27~29パットでまわれるようになりました。こんなに違うんだなっていうのはすごい感じました。

Q:フィジカルトレーニングはされていますか?

飯田:全くしてないんですけど、すごいしたいなって気持ちはあります。ただウエイトがしたいかって言われると、どちらかというと体の動きの部分でのトレーニングがしたいなと思っています。瞬発系や自重でできるトレーニングを探してて、いろんな方にあっていろんなトレーニングをしてみたいなと思ってます。

Q:屋内でできるパター練習法はありますか?

飯田:私が今やっているのが2つあります。リズムで打つトレーニングと。どんな方向向いてるのかっていう向きがちゃんと向けてるかっていうトレーニングなんです。

向きが向けてるかってトレーニングは1人じゃなかなかできないトレーニングなので。リズムのトレーニングが凄い良いと思います。やっぱり私も1番大きく変わったのが2つあって、打つリズムが変わったのとグリップの握り方を変えたってのがあるんですけど。打つリズムを変えたっていうのは緊張して固まってしまった時とかに動かなくなってしまう。イップスの方だともっと動かないですけど。私イップスまではいってないんですけど、ちょっとこれでいいのかなと思っちゃうと打つタイミングがズレちゃうときがあるんですね。アマチュアの方も多いじゃないかなと思っています。

例えば2カップ、スライスと読んだとしても、本当はもっと曲がるんじゃないのかと思ったりすると打てなかったりとか、逆に打ちすぎちゃったりとかしてしまうかと思います。リズムが整うとそんなに打ちすぎたりとかもしないし、ゆるんだりもしないと思うんで、できるだけリズムを感じとるトレーニングなんですね。

メトロノームを使って自分の良いリズムっていうのを見つけてもらって、そのリズムで打てるようなトレーニングが良いと思います。コーチに習って1番ビックリしたのが自分はすごい型にはめちゃうタイプだったんですけど、自分の1番心地の良い場所を見つけるのも大切だっていうのを教わりました。例えば、どんなタイミングが来てもこのリズムだったら1番気持ちよく打てるなとか。グリップ変えたのもその1つなんですけど。いつも握ってるグリップよりも新しく変えたグリップのほうが自分が気持ちよくストロークができるようになりました。自分にとって心地の良いリズムが皆さんそれぞれ違うところであって、ツアープロの方をみてても、ゆっくり打つ方。ゆっくり挙げてゆっくり打つとか。もうすぐパンパンうっちゃう方だとかいると思うんですよ。皆さんそれぞれあったリズムがあるので。間違ったって言い方は悪いんですけど、気持ちの悪いままのリズムで打ってると、だんだん打てなくなってきちゃうと思います。

Q:黄金世代についてはどう思われていますか?

飯田:そうですね。黄金世代、ステップでてもプロテスト受けても、やっぱりものすごい人数が多いです。回る子回る子がだいたい黄金世代ていう。あぁあなたもね。ってあるんですよ。やっぱり皆ウマイし、良い意味でフランクというか、壁がないというか凄いはなしやすいです。先日、優勝した渋谷日向子ちゃん、もう4勝目ですけれども、去年プロテストで回ったりして、同じ組でした。黄金世代に挟まれてのラウンドだったりもしたんですけど、その時も全然3人で仲良くプロテストとは思えないくらい楽しくしゃべりながら回れました。良い意味で年上に気を使いすぎないで話してくれるのはすごい。上下関係を気にする方はどうなんだろうと思うんですけど。私はフランクに来てくれる感じが凄い好きで仲良く話したりもできるので、黄金世代とかその前後の子達とか、そういう風にしゃべってくれて良いなと思っていてます。同じ土俵で戦う仲なので委縮してもしょうがないし、そういったところ堂々としてるというか、そういう面では素晴らしいなと思ってます。黄金世代ってすごい比率が多いから上手い子も多いのかもしいれないですけどって言う人もいるんですけど、一生懸命プレーして、あそこまでなってると思うので、実力は凄いあると思います。また、強くなった子達が同世代に凄い多いんですね、切磋琢磨がすごいあったと思うんですよ。良い意味で功を奏して今みたいに強い子達がいっぱいいるんじゃないかなって思っています。ゴルフを始める方はその世代を見て、宮里愛さんを見て黄金世代が生まれたように。黄金世代の渋谷日向子ちゃんの何十年ぶりの快挙なんで、そう言うのを見て初めて皆で一生懸命頑張って、また次のゴルフ界の世代に新しく入ってくれるようになるように感じて、良い循環をしていければなっていうふうに思います。

Q:大学時代に学んだ上下関係について教えてください。

飯田:私は日大なので100人以上いるんですけど。今120人くらいいるらしくて、それをまとめるには凄い上下関係って大切だと思うんですよ。1人が乱せば、問題が起きるくらいだったらいいんですけど大きな問題になりかねないことが沢山あります。上が言ったことを下が聞かないようじゃ、やっぱりバラバラになっちゃうと思うんで、そういう意味じゃ上下関係って凄く大切だと思うんですけど。試合に出ればゴルフは個人のスポーツなので自分が全て責任背負っていかなければいけないので、そんなところで人に気を使ってプレーしていても仕方ないと思うので、そこはすごい難しいところです。学生時代にゴルフやってたのと、ステップに出たりとかして全然対応が違うなと感じますし。良い勉強になってます。

Q:理想のゴルファーはいますか?

飯田:タイガーウッズです。世界中のゴルファー並べても1番はタイガーウッズだなと思うくらい大好きです。あそこまで生きる伝説はいないなと。ゴルフでこれだけ人を感動させられるんだと思ったら凄いことだなと思って。スポーツって凄い力があるなっていうのを感じています。

Q:大切にされている考え方はありますか?

飯田:私は当たって砕けろみたいなタイプかもしれないですね。とりあえずやってみないと分かんないかなみたいなことで。神のみぞしるというか。結果はもう誰も皆知らないと思うので。最初にボギーが続いても最後には1人だけ1番で上がれるかもしれないし。諦めないというか、そういことは凄い大切かと思います。

Q:今後の目標について教えてください。

飯田:来年のプロテストにもう1回挑戦しようと思っているので、そこで必ず合格したいなと思います。そのために自分に今なにができるかなってことを模索中で飛距離もさっき言ったようにそうですしパッティングも良くなってきています。1年間どういう想いで過ごして、どういう結果にするか自分次第だと思っているので、できることをやって課題を見つけてやっていきたいです。

Q:動画を見ているファンの方に向けて、一言メッセージをお願いします。

飯田:いつも応援ありがとうございます。今年はプロテスト不合格ということで残念な結果になってしまったんですけれどまだまだ頑張っていく気持ちはありますので今後プロテストに合格してレギュラーツアーに出て皆さんの前で良いプレーをして、恩返しできる日が来るまで一生懸命頑張りますので、今後も応援よろしくお願いします。

撮影協力:BOX GOLF

インドア練習場、スクール、工房、ゴルフツアーサービスなど、多彩なゴルフコンテンツを展開しているゴルフ施設です。新宿駅から徒歩3分の好立地は、仕事帰りでも気軽に練習を楽しめるため、性別年代を問わず人気を博しています。

打席数 8打席
ボール単価 会員登録:500円(1年間有効)
入場料:400円(60分3,500円 90分4,000円 120分4,500円(ドリンクバー無料、1打席2名の場合1,000円増、ゲーム利用の場合1,000円増))
ペアセット:2名で利用なら120分6,000円
最寄り駅 各線新宿駅東南口より徒歩3分
各線新宿三丁目駅E7出口より徒歩1分
バスタ新宿より徒歩3分
住所 〒160-0022
東京都新宿区新宿4-3-15 レイフラットB館
公式サイト http://www.boxgolf.net/index.html