ゴルフの究極練習法は素振り!~上達する正しい素振り練習~
皆さん、素振りは1日に何回していますか。ラウンドではよく素振りをしても日ごろから素振りをしている方は少ないと思います。
ゴルフで大事なのは、スイングの再現性です。
そのためにはスイングを安定させる必要がありますが、やみくもにボールを打っていても、ボールの行き先に目が行きがちでスイングの形が疎かになります。
スイングを安定させるために一番重要な練習は正しい素振りです。
しかしアマチュアゴルファーは素振りを疎かにしがちです。
今から素振りの重要性や練習方法などを説明しますので、ぜひ参考にして下さい。
1.素振りの重要性
学生の時にスポーツ系の部活、例えば野球やテニス等に入られていた方だとご存知だと思いますが、最初にやるのが素振りです。
それぐらい「振るスポーツ」では素振りが重要性になってきます。
ボールを当てなくても素振りすることによって、スイングの精度が向上することは道具を使うスポーツであれば大体当てはまると思います。
ボールの行き先を意識しないで済むので、スイングだけに集中できるメリットがあります。
スイングに集中できるということは、正しいフォームを覚える為にとても有効です。
当然、ゴルフにも言えることで、普段から正しい素振りをしていれば、スイングの再現性が高まり、良いショットを打つ確率が上がりますし、ヘッドスピードアップにもつながります。それゆえ素振りは究極で基本の練習になるのです。
プロやシングルなどゴルフが上手い方の多くは特に素振りの練習を大事にします。
毎日100回しろとは言いませんが、素振りをすることでスイング安定に繋がるのに、初心者やアマチュアほど素振り練習を疎かにしています。
ボールを打つ前にやることはまず素振りです。正しい素振りを覚えてスコアアップを目指しましょう。
以下では素振りの練習方法を紹介させて頂きます。
2.おすすめ練習方法
30秒素振り
文字通り30秒かけて、ゆっくりとする素振りです。
通常のスイングでは数秒で終わってしまいますが、それを30秒かけて素振りをして下さい。
それをすることによって、どこの筋肉がきついのか、どこを通っているのか確認することが出来ます。これは動作の確認と筋力アップの効果も期待できます。
また例えば、スイング中に横腹がきついのであれば、横腹の柔軟性や筋力が劣っていることも分かるので、自分の弱点も分かりやすいです。
この際、アドレスも確認に取り入れても良いかもしれません。
発展版として30秒以上かけるものもありますが、これはかなりきついのでまずは30秒で挑戦してみましょう。
連続素振り
素振りを連続して何回も行う練習方法です。
連続素振りのポイントは、行きのスイングは当然地面を擦りますが、帰りも必ず同じところを擦るようにしてください。
それをすることによってスイングの再現性は高まります。
逆に擦ることが出来ないのであれば、スイングやタイミングがおかしいのでメトロノームなどでリズムを計るか、30秒スイングで確認することをおすすめします。
また打ちっぱなしではゴムティーを使うこともおすすめです。
この練習方法は柔軟性もあがり、可動域が広がりやすいので、結果、ヘッドスピードアップにつながります。筆者が一番おすすめする練習方法です。
重たいクラブや道具を使った素振り
アイアン数本を使ったり、ゴルフショップなどで売っている練習器具を使っての練習になりますが、これのメリットは手打ち防止に効果があります。
重たいので、手だけでは持ち上げられないので、体幹を意識しやすいです。
また早くも振れないので、スイングリズムの安定にもつながり、筋力アップやヘッドスピード・飛距離のアップにも繋がります。
自宅でのおすすめ練習方法
自宅ではクラブを使わないシャドースイングや、タオルの先を結んだ素振りをおすすめします。
シャドースイングのやり方は数種類ありますが、ここでは腕を胸の前でクロスさせたものを推奨します。これだと手を意識する必要が無く、体幹を使うので手打ち矯正になります。
またタオル素振りですが、これはしなりを意識でき、リズム向上につながります。
結び目はヘッドに見立てて、結んだ反対を持ち、トップの時にタオルが背中に当たったら、切り返して下さい。
これも連続で行うことによってリズム感がつかめますので、ぜひ参考にして下さい。
また素振りの際はスイングの形のみを意識するのとは別に、インパクトのイメージを意識することも行ってください。
昔はアドレスがインパクトの再現と言われておりましたが、プロのスイングを見れば分かりますが、実際のインパクトとアドレスは少し違います。
インパクトのイメージが出来ていないまま、素振りをしてもあまり効果が望めません。
自分とプロとの違いを擦り合わせながら練習を行ってください。
可能ならばレッスンプロなどに確認してもらうと効果が期待できます。
上記の練習方法は鏡を見たり、動画を撮って確認するとより一層、練習効果が上がりますし、通常の素振りももちろん重要なので、それと並行して行うと効果絶大です。
3.まとめ
再現性を高めるために本来意識するのは「スイング」であるのに、アマチュアの場合、「ボール」への意識が強くなりがちです。
ボールや軌道への意識が強くなりすぎると、スイングの成長は出来にくくなります。
スイングを上達させるためには、無闇にボールを打つのではなく、一振りずつ、自分のスイングを意識しながら素振りを行うことできれいなスイングが自ずとついてきます。
素振りの効果は偉大です。素振りの必要性を知ったうえで素振りを行うとより一層効果が出ますので、今回の記事を参考にしてスイング向上を目指してください。