参考にできるゴルファーは「うちわの振り方」で見分ける!
他人の動きを「見て」覚えること
誰しもが、何かしらスポーツ(球技)にふれたことがあるかと思いますが、理屈(理論)をしっかり覚えてから球技をはじめたという人は、少ないものです。そんな面倒なことはしませんよね。
あなたも、ゴルフを始めたころ、ルールはしっかり覚える必要はあっても、ゴルフ理論を読んでから、練習をはじめたというわけではないですよね。
誰かにつれられて、いきなりクラブを持たされ、素振りをしたかと思えば、すぐボールを打ってみたのではないでしょうか。
そんな時、ほとんどの人が練習に連れて行ってくれた同伴者(ゴルフ経験者)がどんな風にボールを打っているのか、スイングしているのかを見ながら練習をしていたかと思います。
球技において、最初のうちは、他人の動きを見ながらとにかく体を動かしてみるということが大切だったりしますので。
誰の動きを参考にするかが大切に
まだ、さほどラウンド経験が無いときは、あまり問題とはならないのですが、概ね「5回以上のプレー回数」が目安となるでしょうか。
その頃になると、好きなプロゴルファーなども出てくるもの。すると、そんなプロゴルファーに憧れて、スイングを真似してみたり、スイング要素を取り入れてみたりするようになったりします。
少し前までなら、「タイガーウッズ」のスイングを真似てみたり、いまなら「マキロイ」などがそんな対象となっているかもしれません。
ただ、経験上そんなプロゴルファーの見マネをはじめた人の多くがヘタになります(苦笑)。
スイングを崩してしまい、いままで出せていたスコアーすら出せなくなるのを沢山見てきました。他人の動き(スイング)を参考とするためには、ひとつ条件があるのです。
それが、自分と同じ身体特性タイプの人(上級者)を参考とするということ。誰の動きを見マネするのかが、とても大切なんですね。他人のスイングを参考として、ヘタになってしまう人のほとんどが、自分の異なる身体特性タイプの人を参考としてしまったことによる弊害だったりするのです。
「うちわの振り方」で身近な参考ゴルファーを見極める
自分と同じ身体特性タイプの人(上級者)をどうやって探し出すのかがわからなければ、誰を参考としてよいのかわかりませんよね。
そこで、身近な人の中から、自分と同じ身体特性を持っている人を見つけ出すための簡単な方法をお教えしたいと思います。それが・・。
うちわの振り方による見極め方法
です。
うちわを扇ぐときの姿を見てください。実は、うちわを振る動作は2種類に分類することができます。それが下記。
タイプ1:ひじは固定。手首のスナップでうちわを扇ぐタイプ
タイプ2:手首を固定。ひじ関節の旋回でうちわを扇ぐタイプ
この2種類にタイプ分けすることができるのです。普段意識していないと、こんな違いがあることすらなかなか気がつかないものですが、人それぞれ体の使い方には、いろいろな特徴(クセ)があるものなんですよね。
ゴルフ動作(スイングなど)を考えたときには、上記タイプの違いによって、体の動かし方が大きく異なるのです。ですから、タイプ1の人にとって、タイプ2の人の動きは、まったく参考とならない(逆も然り)ばかりか、見マネしてしまうと、逆効果となってしまいます。
これは、他人からスイングに関するアドバイスを受けるときにも、重視したいポイントに。できるだけ、同じタイプの人からアドバイスを受けたほうが、良き結果を生みやすいもの。
自分の身体特性タイプを把握するだけでなく、仲間の身体特性タイプも知っておくと良いのではないでしょうか。自分のためにもなりますので。