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一流プロが試合会場で本当にやっている練習法は?

今の時代、ゴルフの練習法は情報過多になりすぎているくらいネットや雑誌でも紹介されている。しかし、実はツアー現場に行くと、トッププロほど練習法はシンプルだったりする。今回はツアー現場で見た、プロがやっている練習法を紹介しよう!

プロの定番メニューは2本のティを使うパター練習!

米国ツアーでも、日本ツアーでも、欧州ツアーでも、多くのプロがやっている練習法が、パッティンググリーンで見かける2本のティを使った練習法。これはパターのヘッドの横幅より少し広めの位置に2本のティを刺して、その間にパターヘッドを通してストロークするというシンプルな練習法。同じ効果として、2本のティの代わりに、2本の細い棒をグリーン上において練習するプロもいる。この練習法は、タイガー・ウッズから松山英樹、上田桃子まで、世界中でトッププロが実践している定番メニューでもある。もはやプロにとっては、ラウンド前後のルーティンとも言える日課にすらなっている。“パター イズ マネー”と呼ばれるプロゴルファーの世界で流行っている練習法。その効果は、やはり絶大なのだろう。

アイアンを高めのティアップで打つ!

昨年の日本女子ツアーの賞金女王となった鈴木愛など、女子プロ会場でよく見かけるのが、ティアップを少し高めにして、アイアンショットを打つ練習法。女子プロを見ていると、ドライバーと同じくらいのティの高さで、よく7番アイアンを打っている選手が多い。この練習について女子プロのレッスンコーチに話を聞いたところ、
「アイアンはダウンブローに打つのが理想なのですが、地面からアイアンを打っていると、どのくらいの角度でヘッドが入ったかがわかりにくい。だからティアップしてボールを地面から浮かせることで、ダウンブローの確認とイメージ作りができるようになるのです」

と答えてくれた。アマチュア男性とヘッドスピードが変わらないと言われる女子プロだが、ツアー会場の練習場でショットを見ていると、綺麗にターフがとれたショットを打つ選手ばかり。それは、こんな練習法にもヒミツがあるのかもしれない。

ゴルフクラブ以外での素振りでストレッチ!?

プロのキャディバックを見ると、実はクラブ以外の物を入れている選手が多い。それは棒状のものから、野球のバットに近いもの、また、ヘッドがついていないシャフトだけのクラブを入れている選手もいる。これらは、すべて素振り用の練習アイテム。ツアー会場で取材していると、男子プロは実際のゴルフクラブより重いタイプの棒を入れて、朝の練習場でボールを打つ前のストレッチ用として使っていることが多い。逆に女子プロは、軽い棒を入れて、スイングのタイミングや、シャフトの音を確認している選手が多いようだ。2015、2016年に2年連続で賞金女王に輝いたイボミは「ヘッドなしのシャフトだけのアイアンは、素振りしながらフォロー側で“ビュン”と音が鳴っているかを確認しています」と答えていた。

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素振りからパッティングまで、プロがやっている練習法には必ず意図があり、ある意味、効果が実証されているから、その練習を続けているとも言える。

しかも、ティや棒など、実はシンプルな練習グッズなどで、アマチュアのみなさんも気軽に試せるはず!

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