レーザーアキュラシー PINPOINT TRIANGLEを使い倒しレビュー ゴルフレーザー距離計使用経験豊富な編集スタッフ3名が辛口評価!
- 2025.07.07
- ゴルフグッズ

ゴルフェス編集部スタッフが、最新のゴルフレーザー距離計の人気モデルを実際のラウンドで使用して、特徴や⾧所、短所を詳細にレポートします。 今回は、日本の専門ブランドの超小型モデルレーザーアキュラシー PINPOINT TRIANGLEを深掘りレポートします。メーカー提供なしでゴルフェス編集部の予算で全て購入したので忖度なしのガチ評価です。メーカー情報だけではわからないここだけの情報満載!買う前に必ずチェックしましょう!
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2011年からゴルフレーザー距離計を多数リリースしてきたレーザーアキュラシー PINPOINT。日本のゴルフレーザー距離計専門メーカー。最大計測距離2000ヤードの超高性能レーザー距離計をはじめ、その性能や計測しやすさには定評がある。TRIANGLEは2025年発売の超小型タイプで、EENOURやNINJOR GOLFなどと同様に3点計測機能、カラーOLEDを搭載。小さいだけでない、最大計測距離1400ヤードとブッシュネルの大型サイズの最上位モデルをも上回る高性能が特徴の超小型レーザー距離計。

目次
超小型なのに最大計測距離1400ヤード!高性能メーカーらしい製品!
【編集部 A 記者】老舗のレーザーアキュラシーからも超小型タイプが発売されましたね。サイズはEENOR SILLAID VM2やNINJORとほぼ同じサイズなのに、なんと最大計測距離は1400ヤードという驚きの高性能です。
【編集部 B 記者】レーザーアキュラシーは、どの製品も高性能で最上位モデルは最大計測距離2000ヤード。そのメーカーが超小型モデルを出すとこうなるのですね。3倍くらいの大きさと重さがあるブッシュネルの最上位モデルの最大計測距離が1300ヤードなので、どれだけすごいかが分かります。いままでは超小型タイプのレーザー距離計は便利だけど性能はイマイチというのが通説だったけど、PINPOINT TRIANGLEはそれをくつがえし小型化しても高性能を実現していますね。
【編集部 C 記者】そうですね。ゴルフレーザー距離計を長く使っている我々はレーザーアキュラシーとブッシュネルのモデルを1、2台持ってましたよね。昔からハイスペックで計測しやすいレーザー距離計を多数リリースしていますよね。私は普段使いは計測しやすいレーザーアキュラシー、コンペなどの時は見栄を張ってブッシュネル使ってました(笑)。見た目はどうでしょう?レーザーアキュラシーというと、黒と赤のイメージカラーの印象が強いけど、このモデルはシンプルに黒のボディに赤のロゴだけ。形状もシンプルで私は好きですね。
【A記者】LEDが前方レンズ付近の左右に配置されていて、ルール適合のモード(直線モード)を使用中に緑色に点灯します。ボディデザインがシンプルだから目立ちますね。EENOUR SILLAIDのような高級感はないけど無難ですよね。決して安っぽくはない。
【B 記者】ファインダー内のディスプレーは、見やすい配置で直感的に計測結果を読み取りやすい。ロックオンの緑のサインもわかりやすい。EENOUR SILLAID VM2のディスプレーも良いけどこれも同じくらい良いです。NINJOR GOLF NJ MINI PROより明らかにいいです。
【A 記者】5段階に自分で明るさを調節できるけど、EENOUR SILLAID VM2、NINJOR GOLF NJ MINI PROにある自動調整機能はないのですね。明るさを調節するには、電源を入れた後、Mボタンを2回素早く押すと設定モードになり、電源ボタンを短く押すたびに5段階で明るさが切り替わります。明るさは十分でかなり明るい晴天でもくっきりと読み取れます。
引用元:ゴルフユーティリティーズホームページ
ピン計測がスムーズ、安定して高精度
【C 記者】では実際に計測してみましょう。モードボタンを押すと、「直線距離モード」→「高低差モード」→「簡易推奨距離表示モード」→「3点測定モード」の順に切り替わります。まずはルール適合のピンフラッグを計測する「直線距離モード」で計測してみましょう。ピンが簡単に計測できますね。ピンを計測するときは長押しが推奨されていますが、200ヤードくらいまでなら短く押すだけでもほとんど計測できます。
【B記者】やっぱり最大計測距離1400ヤードという性能と老舗のレーザー距離計メーカーだからピン計測はとてもスムーズにできますね。さっきミドルホールのティーグラウンドからピンを長押し計測したらすぐに計測できました。300ヤード以上を簡単に計測できるというのは、大手メーカーの最上位モデルレベルですよね。新興メーカーの製品ではまず無理です。しかも超小型モデルでこの性能はさすがというところですね。
【A 記者】カラーOLEDのファインダーディスプレーもいいですね。とてもはっきりとしたレッドとグリーンの表示でわかりやすいです。ピンをとらえた時にわかりやすく緑のロックオン表示とバイブレーションします。それと計測単位が0.1ヤードというのも高精度モデルの証明です。NINJOR GOLF NJ MINI、ブッシュネル A 1スロープジョルトは1ヤード単位でしか計測できません。EENOUR SILLAID VM2も200ヤードまでは0.1ヤード単位ですが、それ以上は1ヤード単位になります。やはり性能では、PINPOINT TRIANGLEが抜きん出ています。
【C 記者】0.1ヤード単位と1ヤード単位だとかなり性能差がありますね。1g単位のキッチンはかりと10g単位の体重計くらい違うということですよね(笑)表示単位だけでなく、精度のスペックもPINPOINT TRIANGLEがダントツです。
【A 記者】表示単位だけでなく計測結果が安定していますね。EENOUR SILLAD VM2やNINJOR GOLF NJ MINIは同じ場所から計測しても、計測ボタンを押すたびに計測結果が少しづつ違うけど、PINPOINT TRIANGLEはほぼ同じ数値が表示されます。日本の老舗メーカーは信頼性が高い。超小型でもこの辺は手を抜かないのが日本メーカーらしいです。
スロープ機能の実力は?
【 A 記者】次はスロープ機能を確認しましょう。モードボタンで「高低差モード」に切り替えます。直線距離と同時に、角度と高低差の数値が表示されます。この高低差の数値は絶対に知りたい数値ですね。NINJOR GOLF NJ MINI、ブッシュネル A 1スロープジョルトは、高低差の数値が計測できません。打つべき距離が表示されるだけで、実際にどの程度の打ち下ろし、打ち上げなのかがわかりません。前回や前々回の記事でも書きましたが高低差を計測できるかどうかとても重要です。
【B 記者】打つべき距離を知りたい場合は、「簡易推奨距離モード」にモードボタンで切り替えます。こちらは初級者向けですね。打つべき距離が点滅表示されるのでわかりやすいです。
引用元:ゴルフユーティリティーズホームページ
【 C 記者】高低差の精度も良さそうです。直線距離モードで計測した木(約13m)を離れた位置から計測すると打つべき距離がほぼ高さを反映した数値になります。
3点計測機能は便利でおすすめ!
【C 記者】PINPOINT TRIANGLEの商品名の「トライアングル」はこの3点計測機能を意味しているのですね。モードボタンを押して「3点計測モード」に切り替えます。キャディカートの近くにいながら自分のセカンド地点からピンまでの距離を計測したり、同伴プレーヤーからピンまでの距離を測ることができる便利な機能です。
引用元:ゴルフユーティリティーズホームページ
【B 記者】まずピンを計測します。するとファインダーディスプレーの左上にピンまでの距離が表示されます。次に同伴プレーヤーや自分のボール位置などを計測します。短い時間そこまでの距離が表示された後に、その位置からピンまでの距離と、高低差を考慮した打つべき距離が表示されます。ここでも打つべき距離は点滅するのでわかりやすいです。
【A 記者】精度も十分。直線距離を計測するよりは数値のブレがあるような気がしますが、3点計測の場合は、およその距離で十分でしょう。
【C 記者】ただ、モードを切り替える必要があるので、モードボタン2度押しですぐに切り替えられるNINJOR GOLF NJ MINIの方が素早く操作できます。
付属品は?マニュアルは?
【B 記者】付属品についてもみていきましょう。まずケースですがNINJOR GOLF NJ MINIとほぼ同じ大きさなので、EENOUR SILLAID VM2に比べると大きめです。シンプルなデザインはいいですね。
【A 記者】他の付属品としては、充電用USB TYPE-Cケーブル、レンズクリーナー、カラビナ、取扱説明書、保証書が入っています。
【B 記者】充電は、フル充電で8000回計測可能とあります。レーザーアキュラシーで充電式は初めてですね。超小型化するために必要だったのでしょうかね。取扱説明書は詳しくてわかりやすいです。クイックガイドでレーザー距離計初心者が最初に戸惑う長押し計測についても詳しく説明されています。販売店のレーザーアキュラシーストアでは保証期間を延長できるのも良いですね。
【C 記者】サポートについては、14年以上日本で販売している老舗メーカーなので安心できます。個人や中国企業が販売している製品のサポートは少し不安ですよね。
総合的な評価は?
【A 記者】全体的には、とても良くできた製品だと思いますね。ピン計測がスムーズなことで定評のレーザーアキュラシーですが、超小型化になっても安定の計測しやすさです。最大計測距離1400ヤード、計測単位0.1ヤードの性能は、他社の超小型製品とは大きな差をつけていますね。
【B 記者】そうですね。3点計測も付いていてこれも使いやすいです。レーザー距離計の新しい使い方が広がりますね。ファインダー内のディスプレーもとても明るいし、見やすい。EENOUR SILLAID VM2、NINJOR GOLF NJ MINI PROのような自動調光機能があるともっといいですね。
【C 記者】基本性能充実しているだけでなく、14年以上もレーザー距離計を販売しているだけあって、他社の似たような機能に比べて使いやすいですよね。高低差が表示されること、打つべき距離を点滅表示してくれること、バイブレーションがわかりやすいことなど比較するとよくわかります。ファインダーのリングもブッシュネル A1スロープジョルト、NINJOR GOLF NJ MINI PROは小さすぎてツメ先で回すような感じですが、PINPOINT TRIANGLEは指で回すことができるなど行き届いているなと。
【A 記者】価格的にもブッシュネル A1スロープジョルトよりかなり割安で、性能差があるのにEENOUR SILLAID VM2、NINJOR GOLF NJ MINI PROとほぼ同じ価格帯なのでとてもリーズナブルに感じます。
【B 記者】ライバル機種の、EENOUR SILLAID VM2、ブッシュネル ピンシーカー A1スロープジョルト、NINJOR NJ MINI PRO OLEDの3モデルについても、同時に使用して機能や性能をチェックしていますので参考にしてください。
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