自作もあり?ゴルフマーカーの種類から正しい使い方までいろいろ教えます!
- 2016.04.19
- 知識向上
ゴルフをやったことのある人なら誰でも知っているゴルフマーカー。グリーン上で自分のボールがあった位置に目印をつけるための道具です。『ボールマーカー』とか『コインマーカー』などの言い方をする場合もあります。
グリーン上では、このマーカーでマークをしてからでないとボールを拾い上げることが出来ないので、パッティングをするうえで重要なアイテムになります。
今回はボールマーカーに関するあれこれをQ&A方式にしてみました。
種類や大きさ、値段に使い方など、マーカーに関するよくある疑問を徹底調査していきます!
目次
Q:マーカーのタイプにはどんなのがあるの?
マーカーにはいろいろな種類があります。主流はマグネットが付いたクリップタイプの台座にコインタイプのマーカーがセットされた『クリップマーカー』といわれるもの。
私の勤務するゴルフショップでも一番売れているタイプです。台座は帽子につけて使うのが一般的な使い方です。
最近は、台座のない大き目のマーカーも人気があります。ポケットに入れておいて、使うときに取り出すタイプで『ポケットマーカー』とも呼ばれています。このタイプの大き目のマーカーの中にはデザインがカジノなどで使うチップに似ているものもあり、『チップマーカー』などと言われることもあります。
大きいコイン型のマーカーに小さなコインが埋め込まれた『ツインマーカー』。大きいコインはピンから遠く離れているときに使い、小さいコインはピンそばでマークするときに使うことが出来ます。
Q:マーカーの大きさや形には決まりがあるの?
ここまでご紹介してきたマーカーの写真は、全て円型ですね。
四角いマーカーって使っちゃいけないの?と思われた方…安心してください(笑)マーカーの形に制限はありません。だからこんな形のマーカーもあります。
これは『アドミラルゴルフ』から発売されているツインマーカータイプのものですが、中の小さいマーカーは斧の先のような形にデザインされています。一風変わっていて面白いですよね。
実は市販品以外にも、自作のマーカーだって使用していいんです。大きさも形も制限はありませんので、自由に作れます。とはいうものの、大きさは常識の範囲内で…という事になると思います。
規則では「拾い上げる球の位置は、小さなコインか同様の物を球の真後ろに置いてマークすべきである。」(規則20-1注)。とありますので、コイン同様の物という言葉の解釈からして日本では500円玉くらいの大きさが目安になるかと思います。
でも某メーカーがボール購入時のプレゼント品としておまけにつけているオリジナルマーカーは500円玉の大きさを上回り、直径が45mmもありましたが…。
とにかく!色や形、大きさには制限がありませんので、あなたが使いやすい好きなものを使えるということです。初心者も上級者も関係ありません。
ただし、上級者や年配者の方やちょいとゴルフにうるさい方などは、大きいマーカーを嫌う傾向にあります。いつも気の合う仲間としかラウンドしないよ…という方には無用の忠告かもしれませんが、コンペや接待などでラウンドをする場合には、小さくて厚みのないマーカーも用意しておいた方が無難です。
本来は決まりがないので、『小さいのにして欲しい』などという要望には応える必要がないのですが、気持ち良くラウンドするためにはちょっとした気配りも必要です。
Q:ボールマークって必ずやらなきゃいけないの?マークの仕方は?
はい!その通りです。俺はグリーンにボールが乗っても拾い上げたりしないから必要ないよ!なんて思っている人はいませんか?ボールマーカーは自分のためだけじゃなく、同伴するプレーヤーへのためでもあるんです。
他のプレーヤーがパットをする際に、自分のボールが他のプレーヤーのライン上にないから邪魔にならないだろう等の勝手な判断で、グリーン上の自分のボールをマークせずに放置するのはマナー違反です。他にも、グリーン上のボールを打った際、他のプレーヤーのグリーン上に乗っているボールに当たると1打罰になったりと、マーカーをしないと損したり他のプレーヤーに不快な思いをさせてしまう事もありますので注意が必要です。
そのまま放置している人って、意外と多いですよね。私もゴルフを始めた頃は、勝手に判断してよく放置していました(汗)簡単な事ですから、グリーン上にボールが乗ったら必ずマークしましょう。
またマークする場所ですが、ルールではボールの真後ろに置くべきだという記載がありますが、ボールの横や前に置くことも推奨はしないが、ルール違反にはならないんです。これ、私も初めて知りました(苦笑)
ただ、実際のボールの位置から2インチ(約5cm以上離れた場所にマークすると1打罰となりますので、ボールに触れない程度に出来るだけ近い位置にマークしましょう。
また、他のプレーヤーのライン上にボールがある場合、該当するプレーヤーからマークを動かしてほしいと要望があった場合は、パターヘッドひとつ分位置を横にずらします。その際まずボールのすぐ近く(できれば真後ろ)にマークして、マークした位置からクラブヘッドひとつ分のところに再マークするのが正しい方法。(これ私、とある某有名ツアープロから一緒にラウンドさせていただいたときに直接教えていただきました。)
直接ボールの後ろにクラブヘッドを置いてひとつ分ずらした位置にマークする人がいますが、これはNGです。一旦マークして、そこからクラブヘッドひとつ分ずらして再マーク!これは頭に入れておきましょう。
ボールをリプレースする時も同様です。まずマークを元あった位置に戻してから、ボールをその前に置くようにします。
万が一、マークの上を同伴者のボールが通過してボールの方向が変わってしまったら…?こんな場合でもやり直しは出来ません。マーカーは葉っぱや虫などと同じ扱いなので、そのままプレー続行です。ですから、マークの位置も同伴者のプレーの妨げにならないよう気を付けましょう。
Q:マーカーっていくら位するの?
マーカーの価格は様々。商品のタイプによって異なります。
コインマーカーだけなら300円前後から。台座のついているクリップマーカーでも1000円前後から高いもので2500円程。キャラクターものだとちょっぴり割高になっていたりしますが、それでも2000円前後です。
ゴルフ場は、グリップエンドに挿すタイプのものは無料でもらえるところがほとんど。お金を掛けたくないならそれを使うのもよし。個性を出したいのなら、高くても自分らしいものを選ぶもよし。
たかがマーカーですが、以前にコンペで一緒にラウンドした時にこんなことも…。
同伴者の方が男性のシンボル!?をグリップエンドに挿すタイプの人型をしたマーカーを使われていたことがありました。
『なんですか?そのマーカー…面白い!見せてください』なんてそこから話が広がって初対面の人でも急にフレンドリーになって、その日はとても楽しくゴルフが出来ました。マーカーにはそんな威力もあるんです!
マーカーにいくらつぎ込むか?それはあなた次第です。
ここまで、マーカーに関する色々な話をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか?最後に人気のゴルフマーカーを3つご紹介します。
人気ゴルフマーカーランキングTOP3
第1位 マルア集光マーカー
とにかく日差しが少ない曇り空でのゴルフでも集光効果でギラギラと反射してくれる人気のマーカーです。
今までに無かった驚きの見やすさを実現しているので、途中で自分のマーカーを見失うなんて凡ミスもまず起こりえません。
サイズは大きくすぎることもなく、決して小さすぎることもありません。デザインもおしゃれです。
幅広い世代に人気のマーカーです。
第2位 馬シリコンマーカー
芹沢信雄プロが商品開発、慣習に関わっていることでも知られるゴルフブランド「パーリーゲイツ」の人気商品です。
かわいい馬のキャラクターはシリコン製で触ると少し「ぷにぷに」します。女性の方が身につけるとキュートでとっても
印象が良くなりそうな商品ですが、お洒落も楽しみたい男性なら身につけているだけで女子ウケ間違いなしです!
男女どちらが身につけても良いところが売れている理由なのかもしれません。
第3位 マスターバニーエディション シリコンクリップマーカー
一見すると、普通のクリップマーカーに見えますが、シリコン製なので実際には帽子だけでなく、ズボンやスカートにも装着できる
便利なゴルフマーカーです。装着後に帽子のつばに跡が残らないのも人気の理由になっています。
色違いのものを2つ3つ追加で購入する人も多いそうです。
まとめ
いかがでしたか?マーカーの基礎知識。ご理解いただけましたでしょうか?
グリーン上ではマークの仕方など、意外と見よう見まねで覚えていることもありますよね?これを機に、グリーン上でのマナーもしっかり覚えていきましょう。