素直に笑えない!?ゴルフに関するアメリカンジョーク集
- 2016.06.24
- トピック
ゴルフが他のスポーツと違うのは、半日もかけてラウンドするのに、プレー自体はそれほど時間を費やさないところにありますよね。
アドレスからフィニッシュまで約2秒として、100を打つゴルファーが実際のスイングにかける時間は200秒、実質的なプレータイムは3分強程度です。残りの時間は歩いているか、次のショットのことを考えているか、同伴者との会話しているか。こんなスポーツは他にはないでしょう。
大抵のスポーツはプレイ中に相手と談笑する余裕なんてありません。そういう意味ではゴルフコースはユーモアで溢れている場所と言えるのではないでしょうか。
今回は、そんなゴルフ中に語り継がれる(?)アメリカンジョークをご紹介しましょう。
Episode1「どっちもどっち」
ジョンとデビッドは長年の親友であり、ゴルフ仲間。毎回5ドルを賭けては、勝ったり負けたりのライバル関係。
その日は17番ホールを終えて、ジョンが3ストロークのリード。迎えた最終18番ホール、オナーのジョンはティーショットをプッシュアウトして、ボールは右ラフ奥の林へ消えてしまった。
ジョン:「すまんが、一緒にボールを探してくれ」
デビッド:「オーケー、もちろん」
ラフ奥の林とはいえ、そこそこ見通しの良い状況であるにもかかわらず、探せどボールは見当たらない。(ロストボールになれば、ティーグラウンドに戻って打ち直すか、第4打をロストした辺りから打つのが2人のルールだ)
勝つためにリードを死守したいジョンは、デビッドがラフでボールを探していてくれている隙に、あろうことかポケットから新しいボール取り出し、フェアウェイにそっと投げてからデビッドに声をかけた。
ジョン:「探してくれてありがとう。ラッキーな事に僕のボールは木に当たって、こっちのフェアウェイに出ていたよ」
デビッド:「おいおい、ふざんけんなよジョン。おまえのボールは、さっきから僕のシューズの下にあるんだぜ」
Episode2「アドバイス」
スライスに悩むポールはレッスンプロのトムにラウンドレッスンを依頼し、ラウンドがスタート。1番ホールの右脇には交通量の多い道路があるロケーションで、スライサーのポールにはプレッシャーのかかるホールだ。
トム:「まずは君の普段のスイングを見て問題点をチェックしよう、いつも通りに打ってごらん」
ポール:「オ…オーケー」
緊張気味のポールはぎこちない素振りを数回して、アドレスに入った。アウトサイド・インの大根切りのようなスイングから放たれたボールは大きく右に飛び出し、さらに右へ曲がる典型的なプッシュスライスだ。
「ファー」の声もむなしく、放たれたボールはコース右脇を走る車のフロントガラスを直撃。驚いて急ブレーキをかけた車に後続車が数台突っ込み玉突き事故が発生。断末魔の悲鳴と、のろしのように上がった白煙に、わらわらと人だかりが。
ポール:「とんでもない事をしでかしてしまった!俺はどうしたらいい!?」
トム:「うーん…」
うろたえるポールと考え込むトム。
トム:「そうだな…、まずストロンググリップにしたほうが良さそうだな」
Episode3「ズル休みの天罰」
とにかくゴルフに行きたいゴルフ狂の神父マッケンジーは、日曜日の礼拝を仮病を使ってズル休み。隣町まで足を伸ばしてひとり密かにプレーをすることに。
その様子を雲の上から見ていた聖パラオは、周りの神々に言った。
聖パラオ:「これは神父としてあるまじき所業。罰を下さないといかんな」
神A:「一体どんな罰を与えるのですか?」
聖パラオ:「1番ホールでいきなりホール・イン・ワンさせる」
神B:「聖パラオ様、1番ホールは420ヤードもありますよ。なぜそのような、ありえない幸運を彼に与えるのですか!?」
聖パラオ:「そのありえない幸運を誰に自慢できるというのかね?」
Episode4「葬儀の車列」
ジョージは家庭を顧みず、毎日ゴルフ三昧の日々を過ごすシングルプレーヤー。そんなある日、プレー中にコース脇の道路を、葬儀の車列が通り過ぎていった。
ジョージはそっと帽子を取り、葬儀の車列に向かって深々と頭を下げた。それを見た同伴者のマイケルが感心して言った。
マイケル:「君がそんなに信心深かったとはね…ちょっと意外だよ。」
葬儀の車列を見送り振り向くジョージ。
ジョージ:「あと2日で、俺はあいつと結婚25周年だったんだ。本当に残念だよ。」
アメリカンジョークって素直に笑えないネタが多いですよね…。でもどこか憎めないというか、シニカルでブラックなユーモアはゴルフと相性がいい気がします。
今日も世界中のゴルフコースから乾いた笑い声が溢れていることでしょう。ENJOY GOLF!