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イミニョン韓国から攻め入る!病を克服した屈強女子プロゴルファー

今季レギュラーツアーにおいて2勝を飾ったイミニョン選手。

韓国でも4勝の記録を持つ実力派女子プロゴルファーですが、実は2年前に腎臓がんの手術を受け、驚くべき早さで復活を遂げた不屈の選手でもあります。そんな彼女の強さの秘密に迫ってみましょう。

イミニョンの強さに迫る!がんから復活した屈強のゴルファー

ではイミニョン選手とはどんな女性であるのか、まずはプロフィールから見てみましょう。

生年月日:1992年3月13日
身長:168cm
体重:73kg
血液型:O型
出身地:韓国京畿道
出身校:成均館大学(韓国)

がっしりとした体格の健康的なイミニョン選手。10歳の頃からゴルフを始め、2010年にプロとなり、同年に韓国の2部ツアーで優勝。翌年2013年にはレギュラーツアーで初優勝を飾りました。

しかし2年前の2015年に、中国での欧州女子ツアー中に腹痛に襲われ棄権。その後、検査の結果腎臓がんと診断され、手術を受けました。当然死も考えたと言う彼女でしたが、無事手術を終えると、懸命にリハビリとトレーニングに励み、驚くべき早さで回復。手術の1ヵ月後にはツアー復帰を果たしました。

復帰するための会見で彼女は、「昔みたいに成績ばかりを気にしてストレスをためないよう努力した。遊びに行くような感覚で試合に出場しようと思った。」と語りました。そして翌年2016年7月の韓国国内ツアーで4度目の優勝を飾り、見事復活を果たしました。

そんなイミニョン選手の最大の武器は、ツアー屈指の飛距離とアイアンでのコントロールショット。スイングが安定しミスの少ないプレーは、今季日本でのツアーでも十分に見て取れました。

生まれ変わった彼女のこれからに怖いものなし!

2016年に日本ツアー、ファイナルQTで4位となり、2017年レギュラーツアーの出場権を得たイミニョン選手は、「ヤマハレディースオープン葛城」で初優勝。そして7月9日にアンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコースで行なわれた「ニッポンハムレディスクラシック」最終日、通算19アンダーで、キムハヌルを抜き2勝目を挙げました。

この大会において、15番で6メートル、16番で4メートルのパーセーブをしたことで、そのミスのない安定したプレーは多くの日本のファンを魅了しました。

2017年は「ヤマハレディースオープン葛城」と「ニッポンハムレディスクラシック」での2勝により、賞金ランキングは2位となりました。日本においてもトップクラスの女子プロゴルファーとなったイミニョン選手。日本での華々しいスタートを飾り、これからさらに躍進していくことは間違いないでしょう。

「がん」を乗り越えられるほどの強い精神力が、彼女の強さの秘密。健康な体で試合に出られることに何より感謝している彼女だからこそ、これからもゴルフを楽しみながら、どんどん活躍して欲しいと願います。

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