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原 江里菜 復活!!復活を支えたキャディーの存在とその関係とは?!

スレンダーで美人女子プロゴルファーの原 江里菜(はら えりな)選手が現在大活躍しています。

アマチュア時代には数々の成績を残して、2007年からJLPGAツアーで活躍をしています。ゴルフの名門でもある東北高校から東北福祉大学へと進み、ライバルも多い厳しい環境の中で、ゴルフの腕を磨いてきました。

2008年にプロとして初優勝してから、数年、優勝から遠のいてしまった彼女。2015年、「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー2勝目を飾りました。ゴルフ界での愛称は「えりな」そして「般若」なんだそうです。

豪快なドライバーショットと丁寧なパターやアプローチ!!が強さの秘訣?!そして見た目も美しく、応援するファンも多い、原江里菜選手について調べてみました。

原 江里菜 ゴルフの経歴

 

原 江里菜さんは小学4年生の時に、両親の勧めでゴルフを始めました。坂田信弘さん主催のジュニア・ゴルファー育成の「坂田ジュニアゴルフ塾」に入塾して、ゴルフの練習を始めました。この坂田塾の卒業生には、古閑美保さん、上田桃子さん、笠りつ子さんなどがいます。

中学に進学すると頭角を現し、2002年の中部ジュニアゴルフ選手権やゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップで優勝します。そして2003年にゴルフの名門でもある宮城県の東北高校に進学しました。

江里菜さんの2学年上には、宮里藍さん、同学年には有村智恵さんがいます。その宮里藍さんの父親である優さんに師事して、実力を伸ばしていきます。

国体ゴルフ競技少年の部で団体優勝して、JGA女子ナショナルチーム(日本代表)に抜擢されました。江里菜さんは、先輩でもある宮里藍さんがプロトーナメントで優勝したのを目の当たりして衝撃を受けてプロになろう!と言う気持ちが強くなりました。

全国高校ゴルフ選手権で優勝。ネイバーズトロフィー選手権で優勝。国体ゴルフ競技少年の部で2連覇。世界ジュニアゴルフ選手権で団体優勝するなどの活躍をみせます。そして2006年、東北福祉大学 総合福祉学部社会福祉学科に進学しました。この大学は在学中でもプロゴルフツアーへの参加を認めるという校風で、ゴルフの強豪がたくさんいます。

松山英樹さんや、池田勇太さん、佐伯三貴さんなども在籍していました。他にも元プロ野球選手の佐々木主浩さんもこの大学の出身です。江里菜さんは大学時代にも数々の大会に出場して、安定した成績を残しています。

そして東北福祉大学1年在学中に、日本女子プロゴルフ協会2006年度ファイナルQTで43位となり、TPD(トーナメント・プレーヤーズ・ディビジョン)非会員登録制度を活用して、2007年1月1日付きで、プロツアーに登録しました。プロツアーと学業を両立して、単位を取得して卒業したいと、2007年から東北福祉大学の学部を通信教育部に移し、ツアーに参戦しています。

ツアーデビューから2年目となる2008年「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で初優勝!若手のホープとして期待されましたが、その後は6シーズンもの間、優勝から遠のいてしまったのです。

苦しい時期が続いてしまいましたが、コーチの森守洋さんと地道に努力を重ねて、2012年に賞金シード復帰。その後も勝てない時期が続きましたが、2015年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー2勝目。初優勝から6年350日ぶりの優勝です。

原江里菜 復活!再び、期待を集めています。

原 江里菜ってどんな人?!

 

ゴルフに関しては、とにかく負けず嫌いな性格なんだそうです。いつも練習時間も長めにとり、練習は欠かしません。やはりプロゴルファーには、負けん気の強さは絶対に必要なのかもしれませんね。その甲斐もあってでしょうか。ドライバーの飛距離は240ヤードを超えています。

愛称の中に「般若」などとありますが、デビュー直後の前髪を額の真ん中で分けるヘアスタイルや見上げる時の風貌から、古閑美保さんにそうあだ名を付けられたそうです。負けず嫌いな性格も現れているような気がしませんか?とても強そうなニックネームです!笑

でもプライベートでは、おっとりとした性格で、お休みの時は、部屋で一人で過ごすのが好きなんです。部屋でDVDを鑑賞したり、映画やドラマを観たりして過ごすそうです。人ごみや賑やかな場所は苦手なのだそうです。そして物を大切にする性格。一度気に入った物は壊れても捨てられない性格です。

これはゴルフのプレーにも現れているのかもしれませんが、趣味の一つであるショッピングでも、とても慎重派な江里菜さんは、決して衝動買いはしません。自室に帰宅してから慎重に吟味して、改めて店頭に足を運ぶそうです。

ゴルフには、豪快なドライバーショットがあったり、慎重さや器用さが問われる、アプローチショットやパットがあります。江里菜さんはゴルフ向きの性格なのかもしれませんね。好きなクラブもミドルからショートアイアンなんだそうです。

そのプレーはとても丁寧です。豪快なショットと丁寧なアプローチが彼女の強さの秘訣でもあります。

そして意外な趣味として将棋もあるそうです。その理由は「将棋で使うのは脳だけ。試合以外で運を使いたくないから」なのだそうです。

そんな美人ゴルファーでもある彼女、年頃なので彼氏の噂なども気になりますよね。そこは謎ではありますが、学生時代を東北で過ごしたこともあって、楽天の大ファンで楽天の選手や田中将弘選手との交友もあります。交友関係も広いですね。

原 江里菜 主な戦歴

 

2001年 ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ 女子12~14歳の部 優勝

2002年 中部ジュニアゴルフ選手権 女子12~14歳の部 優勝
ゴルフダイジェスト・ジャパンジュニアカップ 女子12~14歳の部 優勝

2003年 国民体育大会・ゴルフ競技 少年女子の部 個人3位・団体優勝

2004年 ネイバーズトロフィー 台湾・韓国・日本チーム選手権 個人・団体優勝
全国高等学校ゴルフ選手権 個人・団体優勝
国民体育大会・ゴルフ競技 少年女子の部 個人・団体優勝(団体2連覇)
日本女子アマチュアゴルフ選手権競技 ベスト8(メダリスト)

2005年 アピタ・サークルK・サンクスレディス 6位タイ(ローアマチュア)
世界ジュニアゴルフ選手権 個人2位・団体優勝
全国高等学校ゴルフ選手権 個人2位タイ・団体優勝(団体2連覇)
日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子15~17歳の部 優勝
国民体育大会・ゴルフ競技 少年女子の部 個人優勝・団体5位(個人の部2連覇)

2006年 全国女子大学ゴルフ対抗戦 団体優勝
関東女子学生ゴルフ選手権 優勝
日本女子学生ゴルフ選手権競技 優勝
世界大学ゴルフ選手権 個人3位・団体2位
関東女子大学秋季対抗戦 団体優勝
アジア競技大会(ドーハ) 団体銀メダル

プロ転向後

2007年 ライフカードレディスゴルフトーナメント 2位
ヴァーナルレディース 3位
We Love KOBE サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 3位
大王製紙エリエールレディスオープン 2位タイ

2008年 フジサンケイレディスクラシック 2位
プロミスレディスゴルフトーナメント 5位
明治チョコレートカップ 5位
アクサレディスゴルフトーナメント 4位タイ
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 優勝
ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2位
ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 4位タイ

2009年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 2位タイ
ヤマハレディースオープン葛城 2位タイ
ライフカードレディスゴルフトーナメント 3位タイ
リゾートトラストレディス 4位タイ
明治チョコレートカップ 5位タイ

2012年 日医工女子オープンゴルフトーナメント 2位

2013年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 4位タイ
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 4位

2014年 Tポイントレディス ゴルフトーナメント 2位
ヤマハレディースオープン葛城 3位タイ
KKT杯バンテリンレディスオープン 4位タイ
ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5位
meiji カップ 5位タイ
スタンレーレディスゴルフトーナメント 4位タイ
伊藤園レディスゴルフトーナメント 4位タイ
大王製紙エリエールレディスオープン 5位タイ

2015年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 5位タイ
サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2位タイ
大東建託・いい部屋ネットレディス 優勝
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 4位タイ

2016年 ※10位以内
フジサンケイレディスクラッシック 4位タイ
サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント 6位タイ
ほけんの窓口レディース 9位タイ
サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 6位タイ

2016年 年間賞金獲得ランキング 15位 ¥22,695,400
平均ストローク数 11位 71.5682
出場試合数 13
ラウンド数 44R
(2016年7月10日時点)

原 江里菜 アマチュアも参考にしたいスイング

原 江里菜さんのスイングは、ゆったりとした大きなスイングです。アマチュアの方には参考になります。

スイング中に地面を向いている時間が誰よりも長い、とツアープロコーチの辻村明志さんは解説しています。常に、ボールの右側を見ながら、高くてアップライトなフォロースルーで打ち抜いていくイメージが出来れば、ヘッドアップというミスは起きないそうです。

そして、ダウンスイングで懐が深く、フォロースルーでクラブがしっかりと立っているところにも注目してほしい。

懐の広さをしっかりと作って、クラブの通るスペースが窮屈にならないため、スムーズにインパクトまでクラブを振り下ろせています。アマチュアにも参考にしてほしいポイントだそうです。

ダウンスイングでクラブを立てようとするより、フォロースルーでクラブを立てようとするほうが得策だと言っています。そして、打ち急がない練習も必要です。

原 江里菜 クラブセッティング

 

※2016年ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント練習日

ドライバー:プロギア iD nabla RS02ドライバー(9.5度)
ツアーAD PT-6(SR)

FW&UT:ピン G SF TEC フェアウェイウッド(3番)
本間ゴルフ TW727 フェアウェイウッド(5番 7番)
プロギア iD nabla RSユーティリティー

アイアン:プロギア iD nabla RS フォージドアイアン(5番~P)

ウェッジ:プロギア iD nabla RS ツアーウェッジ(56度)
プロギア iD nabla ツアーウェッジ TypeA/TypeH(52度)

パター:オデッセイ VERSA パター 330M BLACK ヴァーチカルデザイン(縦型)

ボール:タイトリスト PRO V1Xボール(2015年)

※ プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際の使用ギアとは異なる場合があります。

ところで、女子プロゴルファーのクラブの選び方。気になりませんか?契約プロをサポートするプロ担当の中村好秀さんによると、原 江里菜さんは、弾道が低いそうです。だからボールが楽にあがるギアを選ぶ傾向にあるのだそうです。

そしてユーティリティーも使用しています。昨今のユーティリティークラブは、単に上がりやすいだけではなく、アイアンのようにスピンがかかった状態でボールをコントロールできるので、距離感や方向性もだしやすくなっているそうです。

パワーが弱くても技術力が高い女子プロゴルファーは、ユーティリティーを多く活用しているプロが多いです。江里菜さんのクラブセッティングと合わせて、今後のクラブ選びの参考にしてみてください!

復活を支えたキャディーの存在

プロデビュー後、一時は低迷してしまった原 江里菜さん。ここで初優勝から2勝目までのブランクが長かった選手を見てみましょう。

1. 中嶋 千尋 9年297日
初優勝:1988年6月19日
2勝目:1998年4月12日

2. 柏戸 レイ子 7年349日
初優勝:1984年7月1日
2勝目:1992年6月14日

3. 藤村 政代  7年313日
初優勝:1977年5月15日
2勝目:1985年3月24日

4. 原 江里菜  6年350日
初優勝:2008年8月17日
2勝目:2015年8月2日

原 江里菜さんはツアー史上4番目に長い記録となってしまいました。

「その間数年はシードもなかったし、ゴルファーとして機能していなかった。途中であきらめてもおかしくなかったけど、出会った人たちに救われた」と言っています。

2015年の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディース」を制した時に、彼女のキャディーを務めていたのは、保科隆さんです。最終日に首位でスタートしたものの、「またダメなのかなって気持ちになった」と江里菜さんの心は揺れていました。

最初の数ホールは、リードを守ろうと緊張していたけど、4ホール目で抜かれた時に、江里菜さんの気持ちは逆に吹っ切れました。イボミさんに1打差、そしてアンソンジュさんに2打差をつけて、単独首位で迎えた最終18番(パー5)。会心のショットはフェアウェイをキープします。

池超えとなるグリーンまでの距離は、残り177ヤード。行くか、刻むか。ここで選択を求められました。キャディーとの信頼関係はこういうところで試されるのかもしれません。

保科さんは、「原さんは行きたがっていた。でも今回は刻もうよ」とキャディバックから5Wを取り出し、また戻します。これは、お互いの心を落ち着かせる行動だったそうです。

江里菜さんは、刻むことを決断して、PWを選択。ここで行かなかったら、またビビッてるなと思われる・・・。そう考えたらダメだ。パーでいい!と自分に言い聞かせ、3打目でグリーンをとらえて、2パットでパーフィニッシュしました。大きなプレッシャーに勝ち、優勝しました!

この約7年間でチャンスをふいにしてきました。「これだけ勝っていないので、ミスをすると、しびれているんじゃないか。優勝を意識しているんじゃないかと思われているかもしれない・・・ということが自分に降りかかってきて、悪循環だった」と思っていたそうです。

これを聞いたコーチの森守洋さんは、「でも周りの人は江里菜のことを強いと思っているから大丈夫だよ」と伝えました。

江里菜さんを2勝目へと導いたのは、彼女のことを知りつくし、理解しているコーチとの出会い、そして素晴らしいキャディーとの出会いや冷静な判断もあっての優勝だったのですね。

江里菜さんは、自分でキャディーを探さないそうです。絶対に優勝させてやる!とキャディーからの申し出があります。江里菜さんの実力は、まだこんなものじゃないと考える人が多いのでしょうね。

また江里菜さんは、ファンにも支えられています。ツアーには「エリナ党」と呼ばれるファンたちが全国から駆けつけたりするんです。多くの人との出会いが支えとなって、強い江里菜さんを応援しているんです。

原 江里菜・まとめ

今季の海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」が、7月7日から開催され、原 江里菜さんは、5月末に茨城で行われた日本地区最終予選会をトップ通過。初出場となりました。

高校時代に「世界アマチュア選手権」に出場して以来のアメリカでの試合出場!プロ10年目となる江里菜さん。「挑戦!」という気持ちで挑むと力強く語り、66位タイからスタートした最終日。スコアを9つ落として“81”。トータル17オーバーの69位タイで4日間を終えました。

ツアー2勝目をあげた時に「私がしないといけないのは、結果を残し続けること」「結果を残して日本に帰りたい」と強く語りましたが、残念な結果となってしまいました。

「難しかったし、自分の中で押し引きも出来なかった。」

最終日の18番パー5では3打目を池に入れてしまい、次のアプローチも池へ・・・。

“9”を叩いてしまい「欲が出てしまった。我慢しないといけないところで無理をしてしまった」とコメントしました。全米女子オープンでは「見事にコテンパンにやられた」とこの試合を振り返りました。

でも「今後の日本に役立つことはある。考え方、感じ方に新しいことを得たと思っているので、次週からに生かせると思う」と良かったと思ったところもあったようです。

大きな舞台を経験し、また成長したのではないでしょうか。その姿を早く見せてほしいですね。

そして迎えたホステスプロとなる2016年7月15日~17日「サマンサタバサ レディース」では大健闘を見せてくれました。2位に2打差をつけて、8アンダー、単独首位で最終日を迎えました。

でも序盤からスコアを伸ばすことが出来ずに、2バーディ、2ボギーのトータル8アンダーの3位タイでフィニッシュ。

でも全米からの疲れも残る中、優勝争いに食い込み、試合を盛り上げ、3位という結果で終われたことは、また次の試合にも繋がっていくのではないでしょうか。ただホステス大会だったので、原江里菜さん自身は、とても悔しい思いも残ってしまったようです。

「優勝するには、まだ気づけていない課題があると思う。そこをあやふやのまま終わらせないようにしないといけない。ただ悔しかった、では終われない」とコメントしました。次の大会に期待ですね!

長いブランクを経て、2勝目を飾った原 江里菜さんのこれからの活躍に期待したいですね。ますます強くなって、女子ゴルフ界を賑わせてくれる選手の一人です。とても楽しみです。賞金ランキングの上位にも名前が上がってくるのではないでしょうか。

彼女の強さの秘訣は、その実力と豪快なドライバーショットと丁寧なパターやアプローチ!!そしてたくさんの人との出会いでした。

原 江里菜さん!応援しています!

原 江里菜(Eria Hara)

 

プロフィール
身長 164cm
体重 60kg
生年月日 1987年11月7日(28歳)
血液型 B型
ゴルフ歴 10歳から
出身地 愛知県豊田市
出身校 東北福祉大学(宮城県)
得意クラブ ミドルアイアン・ショートアイアン
プロテスト合格 2008年
趣味 DVD鑑賞・CD鑑賞・ウィンドウショッピング
好きな色 黒・青
座右の銘 有言実行・Go For The Major
所属 NEC
契約 クラブ・プロギア
ボール・タイトリスト
ウェア・サマンサタバサ
シューズ・アシックス

原江里菜公式サイト

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