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ゴルフパターの選び方|いろいろ種類のあるパター。自分に合うのはどのタイプ?

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200ヤード超えのドライバーのロングヒットも、グリーン上での10センチのパットも同じ1打。それだけに、パター選びも大事です。

実はパッティングスタイルによって選ぶパターの種類が変わります。

狙う位置に対してパターヘッドを真っすぐ引き、真っすぐストロークするのが「ストレート」。パターヘッドをインサイドに引いてインサイドに打つのが「カーブ(イン・トゥ・イン)」と、他のクラブのスイング同様にストロークが円弧を描くタイプです。

カーブ派にはピンタイプやL字

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1960年代に出現したピン・パターは当時のプロの愛用率も高く、一大ブームとなりました。構えやすく、操作性も高いのが特徴です。

シャフトの延長線上からフェースの芯の位置まで適当な距離にあり、ヘッドの重さを感じながらストロークするフィーリング重視派向きです。

カーブタイプの打ち方は、ヘッドを緩やかなカーブとなるイン・トゥ・インに振ります。比較的高い姿勢でボールを高い位置から見つめ、ややボールから離れて構える人にはピンタイプが打ちやすいでしょう。

L字タイプは、よりフィーリングを感じることができます。半面、シャフトとフェースの芯の位置までの距離が長く、フェースが開きやすくなる欠点もあり、ひっかけるミスも起こりやすくなります。フィーリング重視の玄人タイプ向きといえます。

ストレート派はカマボコタイプなど、センターシャフト型

パッティングをシンプルに考えるには、パターヘッドを目標に対してストレートに引き、まっすぐストロークすることです。初心者には、この打ち方から始めるのがやさしいでしょう。手首は動かさず、肩でストロークをする直線的な打ち方になります。

ストレートに向くのが、カマボコ型(マレットタイプ)です。重心位置がパターの後方にあり、パターが左右にぶれず、直線的なストロークができます。最近は重心位置によって、ボールの転がりを良くするデザインや、ヘッドの慣性モーメントを大きくしてフェースが開きにくい機能を持つパターも登場しています。

最近、斬新なデザインが登場しているのも、このカマボコ型の変形です。クラブヘッドに直線が描かれたり、複数の円を配置され、直線的なストロークがしやすくなっています。

さらに、世界のツアープロにも人気のオデッセイからは、ヘッドにまるで2つのボールがあるように見える2ボールパターも人気です。これはアドレスで2つのボールの延長に目標がくるよう方向性が出しやすくなっています。

マレットタイプの進化型も多く登場しています。キャメロンの「フューチュラX」は、モダンな構造と高い慣性モーメントと振動吸収材によって、打感と伸びのあるパッティングが好評です。

ヨネックスの「トライプリンシプルパター」は「1mのパットが90%以上の確率で入る」と衝撃的なキャッチコピーで話題を集めています。大きな四角い箱のように見えますが、4つのウェイトビスで重量バランスを調節することが可能で、自分のパッティングスタイルに合わせることができます。これらネオマレット型が市場で注目されています。

パターのヘッドとシャフトをつなぐネック形状にも、タイプがあります。クランクネック(カギ型)はシャフトの位置よりフェースが少し後ろにあるためプッシュしにくい構造になっています。ネックが斜めになっているスラントネックも同じ特徴となります。カーブ派にはこれらのタイプが向くでしょう。

ストレート派にお勧めは、センターシャフトです。シャフトがヘッドの中央部分にあり、真っすぐにヘッドを引いてストレートに打ちやすくなり、引っ掛けにくくなります。スイートスポットに当てさえすれば頼もしい存在になります。マレットやネオマレットタイプに多くなっています。

同じマレット型のヘッドでも、クランクネックやセンターシャフトとネックタイプを選べるモデルもあります。ヘッドは打ったフィーリングで、ネックはパッティングスタイルで選ぶと良いでしょう。

3つのフィーリング

パッティングスタイルについては実際にパターを振ってみて、イン・トゥ・インかストレートか、振りやすい方を選びましょう。それによって、ストレート派ならカマボコタイプ、カーブ派ならピンタイプがお勧めです。

最終的にパターを選ぶ際は、実際にショップでパターを構えた時のフィーリング、打感のフィーリング、見た目のフィーリングの3点で判断しましょう。

素振りをしたとき、スムーズにヘッドが動かせるかどうか。また、打った時の感覚もあります。フェースの表面に特殊素材を張り付けたものもあり、柔らかくボールをとらえるものと、「カツン」とした打感のもののどちらが好みか。最後には、グリップ、ヘッド形状、色などを見て決めます。

まずは、自分のパッティングスタイルがストレート派かカーブ派かを見極め、そのスタイルにあったパターの種類から選びましょう。パター選びはフィーリングです。あれこれ触ってみるのも楽しいものです。

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