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G400 ドライバーの底力は脅威だ!

  • 2017.08.08

“G400 ドライバー”(ジーヨンヒャクと読みます)は、ピンゴルフから2017年9月7日に発売されます。

いきなりですが、前モデルの“G ドライバー”は僕の場合、打っても打っても飛距離が出ないものの狙い通りに飛ぶというぶれない性能だけが印象に残るドライバーでした。しかし、発売されると僕の周囲のヘッドスピードが速いゴルファーに大好評で、エースドライバーとなったケースもある不思議なドライバーだったのです。

ピンゴルフは、時としてわかる人だけわかれば良いという開発をします。結果として、そうして生まれた機能は、その後、多くのクラブに取り入れられることもあります。

“G400 ドライバー“をコースに持ち込むときに、前モデルの経験が頭を過ぎり、ダメでもしかたがないと覚悟をして挑みました。

3つのチカラでブレずに飛ばすドライバー

 

「3つのチカラでブレずに飛ばせ!」というコピーで売り出させる“G400 ドライバー”で最初に驚いたのは、ヘッド体積が445ccということです。他のメーカーはツアーモデルのドライバーは460ccのヘッド体積のものと、小さめのヘッド体積のものを選べるようになっているケースが多かったのに、ピンゴルフのドライバーは頑なに460ccのみということが当たり前だったからです。

『これは、絶対に特別な理由があるに違いない』と考えてしまいます。しかし、3つの力を発揮する機能として、体積が関係しそうなものはないのです。

1つ目の「ブレない!」という根拠は、ピン史上最も低く深い重心設計で慣性モーメントが大きくヘッドが回転しづらいというもので、2つ目の「抵抗しない!」という根拠は、ヘッドのクラウンにある模様のような膨らみの『タービュレーター』とヘッド後方にある『VORTEC(ボーテック)』という仕組みで空気抵抗を前モデルより15%落としたこと、3つ目の「反発する!」は、フェースに採用した『FORGED T9S+』という新素材が前モデルより約16%もたわむので初速がアップするというものです。

テストするのに借りたのは『スタンダードタイプ』という最も重心が深いモデルです。ヒール寄りに重心を配置してつかまりを良くして右へのミスを防ぐ“G400 SFテック ドライバー”というモデルと、フェース寄りに前重心に配置して吹き上がりを抑えて低スピンと強弾道を強調した“G400 LSテック ドライバー”というモデルも発売されます。

ゴルファーのタイプ別で選べることは嬉しいことです。『スタンダードタイプ』は、9度と10.5度のロフトがありますがありますが、テストするのは10.5度です。シャフトは標準で装着されるもので硬さはSです。

構えてみると、ヘッド体積を全く感じさせない安心感があります。クラウンの模様がうるさく見えるゴルファーもいるかもしれませんが、個人的には全く邪魔には感じませんでした。狙った方向に、スッと構えられます。

 

打ってみました。僕のヘッドスピードは42m/秒でややドローが持ち球です。スタートホールは、ややドローのボールを打つつもりで軽めに振りました。クラブがほんの少し軽い感じがしたからです。

打感は軽めで、打音は大きめの高音です。ボールは高弾道で飛んでいき、想定していたより左に曲がっていきました。フェアウェイ左に落ちて転がっていきました。飛距離は約220ヤードで軽めに打ったことなどを考えれば、十分でした。

第一印象で感じたのは、ボールをとらえる動きをするドライバーということと、打ち出しが高く、高弾道だけど、思ったよりスピンは多くならないということでした。次のホールでは強いてフェードを狙って打ってみました。極端にしても大きく曲がらないはずだと考えたのです。

結果はかなり右に曲げる感じで打てたのに、ボールは軽く7ヤードぐらい右に切れただけでしたが、スピン量は想定より増えた感じがして、飛距離は210ヤードぐらいであまり転がりませんでした。

次のホールは、普通にドローで狙って、しっかりと振ろうと考えました。真芯に当たったボールはきれいにドローして、楽に230ヤードは飛びました。これで自信を得て、次のホールはもっと振り切ってみました。転がりも入れると250ヤード飛びました。

飛距離性能には期待していなかったのに、3ホール目からは明らかに飛ばすために何ができるのかということに夢中になりました。僕はドライバーの飛距離にあまりこだわりがないので、こういうふうになるのは珍しいことでした。

今シーズンはドライバーの当たり年だと言われます。10本以上の新しいドライバーを打ちましたが、“G400 ドライバー”はその中でも3本指に入る飛距離性能を持っています。高弾道で無駄なく、無理なく意図したボールを打って飛ばすことができるのは理想のドライバーだといえます。

「3つのチカラでブレずに飛ばせ!」というコピーに嘘はないと確信しました。

他のスペックが打ちたくなるという魅力

 

打っていて思ったことは『9度だったら』と『前重心のLSテックだったら』ということでした。テストしているスペックは、ボールが上がりすぎると感じたり、とらえすぎてしまうかもしれないと警戒したりして、もったいないシーンが何度かあったからです。

“G400 ドライバー”は、魅力に溢れています。他のスペックを打ちたいと考えてしまう点でも証明されていますが、色々な要素のバランスというか、味付けが絶妙なのです。

ラウンドを通して使って、自分が使っているドライバーより楽に15ヤードは前に行くことを痛感しました。そして、そこに全く無理がないのです。特別に飛ばそうとしなくともOKですし、方向や弾道も意識してコントロールできていました。

 

易しいと感じさせる最大の要素はヘッドに詰まった機能です。ボールに与える回転に関する多くのスペックはヘッドが与えるものですが、速度に関連するスペックに関してはシャフトの影響が大きくなります。

最後に書くのは、少し狡いのですが、隠すのは本意ではないので書きます。“G400 ドライバー”は、45.75インチの長さがあるのです。今シーズン打って、飛距離性能でベスト3に入るとカウントしたドライバーは全て45.5インチ以上の長さのものです。シャフトを長くすることが、イコールで飛距離になるというほど単純ではありませんが、長くとも普通に扱えるドライバーは速度というスペックに関して、絶対的な優位性を持っています。

“G400 ドライバー”の場合、標準のシャフトが45.75インチであることが、ヘッド体積まで含めた新しい機能とのマッチングなのだと思われます。そして、それはピンゴルフの自信の証明なのだと僕は感じました。

ほんのコンマ数インチ伸ばしたところで、飛距離アップに繋がるスペックはほんの少し増えるだけです。そのほんの少しアップした速度を無駄にしない機能をヘッドの中に詰め込めるかがメーカーの力量で底力なのです。

ゴルファーは、それに技術で応えるわけですが、必要なのはちゃんと狙い通りのフェースの部位にボールを当てて、必要な速度を維持できるかです。当たり前のようですが、これがなかなか上手くいかないのがゴルフでもあります。

機会があったら、自分に合っていると思える“G400 ドライバー”を打ってみてください。ピンゴルフのことですので、あるスペックから上は急激にヘッドスピードが速いエリートゴルファー専用というようなチューニングでドライバーを作っているかもしれません。そういうことを考えてしまうドライバーは、多くは存在しません。“G400 ドライバー”はそういう意味でも、存在感があり、信頼ができるクラブです。

自分がどうしたいかということではなく、オートマチックにドライバーと一緒に自分を機能させて結果を出すことを「良し」と感じることができるゴルファーには、“G400 ドライバー”をオススメします。僕のヘッドスピードでも余裕があったので、もっと速度が遅くとも打てるモデルがありますし、もっと速ければそれに対応したスペックもあります。

最先端の技術と自分を融合させて、新しいゴルフをするかどうかを決めるのは、あなた自身なのです。

スペック

G400 ドライバー

★発売日     2017年9月7日
★ロフト     9° 10.5°
★ヘッド体積   445cc
★シャフト    ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75、
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
★価格      ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75
1本 63、000円+税
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
1本 75、000円+税

G400 SF TEC ドライバー

★発売日     2017年9月7日
★ロフト     10° 12°
★ヘッド体積   445cc
★シャフト    ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75、
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
★価格      ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75
1本 63、000円+税
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
1本 75、000円+税

G400 LS TEC ドライバー

★発売日     2017年9月7日
★ロフト     8.5° 10°
★ヘッド体積   445cc
★シャフト    ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75、
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
★価格      ALTA J CB、PING TOUR 173-65、PING TOUR 173-75
1本 63、000円+税
ATTAS CoooL、Speeder EVOLUTION IV
1本 75、000円+税

 

この記事を書いたライター

1965年生まれ。東京都文京区出身。板橋区在住。中1でコースデビュー。
競技ゴルフと恋愛に命をかけた青春を経て、ゴルフショップ、ゴルフ部コーチ、ジュニアゴルファー育成団体などで勤務しながらゴルフエッセイストになる。
ゴルフ小説、恋愛小説なども執筆している。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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