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初心者が知って得するゴルフのマナー実践編(5)~全般~

複数回に渡りお届けしてきました、ゴルフのマナー実践編。
締めとなる今回は、コース全般を通してのマナーについてお話します。

前回まで、ラウンド時のシーン別で、その場のシチュエーションに応じて気に留めておきたいマナーについてお話してきました。

プレー前に実践したいエチケット&マナーはこちら
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ゴルフにおけるマナーとは、社会の一般的な常識と同様に、周りの人への気遣いや心配りを実践する、そんな簡単なことなのです。

ゴルフは一般的に、4人でラウンドを楽しむスポーツです。
お互いが気持ちよく時間を過ごすために、思いやりを持ってラウンドができると、「一緒にゴルフをすると楽しい」「この人となら安心」といった信頼関係が、自然と生まれてくるものです。

マナーのよいグッドゴルファーは、人を愉快な気分にさせて安心感を与え、自分にも相手にも、よいプレーを引き出すことができる人といえます。

挨拶はコース上にいる全員と

同伴者だけでなく、クラブハウスで会う人や前後の組の人たちに、気持ちの良い挨拶や声掛けをしてみましょう。
初めて会った人でもその日1日、コースを共有する同好の士であり、コース上やレストランなどでも顔を合わせることになります。

特に、朝一番のティーインググラウンドでは積極的に、前後の組の人たちに「おはようございます」「お先に失礼します」「いってらっしゃい」「お疲れ様です」「ありがとうございます」など、笑顔であいさつや会釈をしましょう。

ゴルフは人への心配りや気遣いが、よいプレーを引き出すキッカケになります。挨拶などの心がけひとつで、心を落ち着かせナイスショットを引き起こすこともあるのです。
また前後の組であれば、万が一、打ち込みやスロープレーで迷惑をかけてしまった場合、好印象で、トラブルを回避する潤滑油となり得ることもあるでしょう。

何より、挨拶や笑顔は純粋に気持ちいいものですので、ぜひ実行したいですね!

素振りは1回だけ

ラウンドに慣れていない人や、スイング自体がしっくりしていない初心者は、アドレス前のスイング練習で、2~3回クラブを振っていることが多く見られます。
1回1回はさほど時間がかかっていないようでも、1打ごとにこれを繰り返すことの積み重ねが、スロープレーの原因となってしまいます。

ティーショット、フェアウェイでのショット、グリーン上でも、打つ前の素振りは1回だけと決めれば、これが自分のリズムになってきます。慣れてくれば、テンポ良いリズムを作ると同時にプレーファーストにも繋がるので、ぜひマスターしたいマナーといえます。

テンポよくラウンドすることは、自分にも同伴者のプレーにもいい影響が出てくるはずなので、取り組んでみましょう。

喫煙は決められた場所で

マナーには少々厳しいゴルフではありますが、意外にも喫煙に関しては練習場を含めゴルフ場も、寛容といえるかもしれません。
プロゴルファーには愛煙家も多く、たばこを吸うことで間合いを取ったり、ミスショットのあと気持ちをリセットしたりする効果もあるようで、競技中に喫煙するプロもしばしばみられます。

ただし一般常識と同じで、たばこは決められた喫煙場所で吸うこと、灰や吸い殻は灰皿に捨てることが公然のマナーであり、喫煙者の責任といえます。
ほとんどのコースは、ティーインググラウンドのみで喫煙が認められており、それ以外に立ち入る場所、フェアウェイやラフ、グリーン上などは禁煙と思ってまず間違いありません。

カートに灰皿が設置されている場合でも、ティーインググラウンドから移動する際の消火用に設置されているのだそうです。ゆえに、走行中の喫煙もNGということになります。

そして、ティーインググラウンドでの喫煙は許されていても、同伴者に吸わない人がいる場合や風向きなどを考えて、アドレスに入ってからのマナーは気に留めたいものです。
視界に入らない場所に立つこと、音を立てずに静かに見守るマナーと同じように、嗅覚にも気遣って、風上に立たないことや煙で邪魔をしない配慮を心がけましょう。

携帯電話のマナー

ゴルフ場はいろいろな人が利用しますから、入場する際にはマナーモードにしておくことが望ましいといえます。

せっかくプライベートで来ているなら、コース内では、電源はできる限りOFFにしておくか、貴重品BOXに預けて持ち込まないようにしたいものです。仕事などでやむを得ない場合は必ずマナーモードにして、プレー中の使用はなるべく控えるようにしましょう。

休憩中のクラブハウス内においても、大声での通話は、他の人にとっては不愉快に感じるものといえます。一緒にいる人に断ってから、外に出て通話しましょう。

ラウンド中のトイレ事情

ラウンドは、ハーフ(9ホール)で2時間程度なので、通常であればラウンド中にトイレの心配をすることはあまりないと思います。スタート前、ハーフが終わって昼食の前後、ラウンド終了後に、クラブハウスにあるトイレを利用しましょう。

とはいえ、昼食時に水分を摂りすぎたりその時の体調によって、ラウンド途中でトイレに行きたくなることもありますよね。
ほとんどのコースでは、少なくてもハーフに1か所は茶店があり、トイレが使用できます。心配な人は、行きたくないと思っても行っておくと、安心してハーフが回れます。

ラウンド中に行けるトイレは茶店だけになるので、絶対数は少ないといえます。ですから、もともとお腹が弱い人や体調が悪い場合は、ゴルフ場に行く際、必ず薬を持参するなど、スロープレー予防策の準備を怠らないようにしましょう。
万が一、我慢できないから茂みで…なんてことは、マナー以前の問題ですから。

練習場でもマナーは同じ

ゴルフのマナーという点で、ゴルフ場も練習場も基本的には同じといえます。

クラブを振るのは打席の中だけにする、
打席で携帯電話を使用したり大きな声を出して周囲の人に迷惑をかけない、
待っている人がいる場合は練習が終わったら速やかに打席を空ける、
打席で喫煙できる練習場は多いのですが、くわえたばこでマットに灰を落としたりしない、
など常識の範囲で守りたいマナーといえます。

初心者にとっては、コースデビューの前哨戦ともいえますから、周りのゴルファーの良いマナーを学びとる絶好の場所ですね。

ゴルフトーナメントを観戦してマナーを知る

ゴルフを始めたら、なるべく早いうちにプロの試合を見に行くことをオススメします。
ゴルフの試合は、今話題の選手や、ご贔屓の選手をほんの数メートル先で直に見られるワクワク感があります。

技術面だけではなく、選手の歩き方やプレー態度などもなにより勉強になります。上手な選手は、プレーのリズムがとてもいいので、プレーファーストを学ぶには格好の場といえます。
キャディーを務める方たちのディボットの修復やバンカーならし、また、ギャラリーの観戦態度も学べ、今後のゴルフライフへのプラス要素満載といえます。

 

私の場合、上手な選手のプレーを見ることで、あんな技ありショットができるかも…と、練習へのモチベーションが上がる(少し夢を見る)楽しさも出てくるのです。

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