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【勝間 和代&佐久間 馨ゴルフ対談】スウィングを変えずに、スコアはのばせる!初心者、初中級者が100切りするためにすべきことーPART 2

2015年1月、麻雀のプロ試験に合格したというニュースが話題を呼んだ経済評論家の勝間和代さん。
そんな勝間和代さん、じつは今ゴルフにもハマってることをご存知ですか?
昨年2014年8月には、ゴルフを始めて約2年で80台を達成!この体験をふまえ、今年2015年2月に本も出版されました。
それがこの勝間和代さん初のゴルフ本勝間和代の頭だけで100を切るゴルフ(KADOKAWA)です

 

そして今回、ゴルフェス主催で、出版記念の対談を開催いたしました!
勝間 和代さんと、そのコーチを務めている「ゴルフネットワークの100切り選手権」の指南役でもおなじみの、佐久間 馨(かおる)氏による対談。
題して
スウィングを変えずに、スコアはのばせる!初心者、初中級者が100切りするためにすべきこと

その模様を動画にて2回に分けて、無料公開いたします。(今回はパート2となります)
パート1はこちら

20分47秒と少々長めの動画となっていますが、100を切れずにお悩みの方や、スコアが行き詰まっている方には示唆の多い非常に内容の濃い動画となっております。
(当記事の下部に書き起こし文もあるので、音声が再生できないときはそちらも併せてご利用ください。)

1度ではなく、ラウンドでうまく行かなかった時のタイミング等で、何度もご覧になってみて下さい。その度に気づきを得られること、請け合いです!


パート1はこちら

【プロフィール】

勝間和代(かつま・かずよ)
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●1968年生まれ、経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。監査と分析取締役のほか、内閣府男女共同参画会議議員など役職多数。ゴルフのベストスコアは87。2015年1月、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ試験に合格。近著に

人生確率論のススメ』『勝間和代の頭だけで100を切るゴルフ(KADOKAWA)

佐久間 馨(さくま・かおる)
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●1955年横浜生まれ。

ゴルフ科学研究所 主宰

20年間機械メーカーに勤務し、エンジニアとして産業用ロボットの製造などに携わる。
その間、学生時代に専攻した宇宙工学の知識を生かし、ゴルフスウィングのメカニズムを科学的、合理的に解明。ロケットの姿勢制御の技術を参考に、世界でただ一つの「スウィング記憶再生ロボット」を開発。2010年ゴルフダイジェストアワード レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。ゴルフスウィング解析の第一人者。「パープレイは誰でもできる」という視点からSメソッドゴルフを確立。スウィングの研究だけでなく、コミュニケーションスキルとして注目されているNLP(神経言語プログラミング)を学び、プレイ中に100%以上の実力が発揮できる自己対話法「NLPゴルフ」を構築。ゴルフネットワーク 100切り選手権 指南役。

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【対談内容(動画書き起こし)】

勝間:バンカーで長いクラブ持つ人、結構多いですよね。

佐久間:そうですね。

勝間:フェアウェイバンカーに入っちゃったとき。

佐久間:クロスバンカーだからって必ずしもサンドウェッジではないというか、狙える範囲ならいいんだけれども、やっぱり何がしたいのかということがはっきりしていない人がすごく多いかなと。特にラウンド中に自分のスコアが分かっていない。スコアというか、足し算じゃなくてペースとしてね。このままのペースでボギーを重ねたら100が切れるのか切れないのかとか。
そうなると100切りができない人――『100切り選手権』って、もう7年ぐらいゴルフネットワークでずっとやっているんですけど、やっぱり150ぐらい出ると、切れる人がせいぜい3割とか、少ないところだと1割、2割しかいないんです。
実力的に切れないのかというとそうじゃなくて、やっぱり攻め方とか考え方でそうなっている人がいる。途中でスコアが分かっていないんですね。最後、本当はダブルボギーでも100が切れる人が、パーを狙ってトリプルボギーや10になる。

勝間:もったいないですね。

佐久間:もったいないでしょ、それ。だからスコアのペースが分かっている、「マイパー」っていうんですけど、要するに自分がもし90がベースの人は全ホール、パー+1でいいわけですよね。その中で9つミスが出ても99で回れるとか。本当にスコアにこだわって、どんなことをしたらいいのかということが、なかなか方法として持っていない。ただ目の前のボールを常にナイスショットしようって。
ナイスショットが積み重なったらいいスコアになるかというと、実はそうではなくて。ミスショットばっかりだったらスコアは良くならないですけど、「この状況ではこんなボールが打てて、あそこに運べさえすればボギーで上がれるね」とか、「ダブルボギーではすむね」ということが実際あると思うんですよね。

勝間:一緒に回っている方で、女性で90台で回る方を見ていると、「多分、私あのぐらいのショットが打てたら80台、70台いけるんじゃないかな」ぐらいのショットの方が多いんですよ。逆に110台の方は恐らく私と大差ないぐらいのショットなんですよ。もったいない。

佐久間:ショットのレベルとしてね。

勝間:ショットのレベルとして。

佐久間:攻め方というか、考え方というか。

勝間:多分、知識だと思います。

佐久間:ゴルフに関する?

勝間:こういうときにはこういうボールとか、リスクがあるとかないとか。

佐久間:でも全部を体験していないとできないというのではなくて、そこは想像力が結構重要じゃない?ここでもし、こんなことが起きたらあそこへ行く、結果的にそれがスコアが大きく崩れる。だからこうするみたいなことがはっきりすると、もっといいのかなと思いますよね。

勝間:それは池やバンカーのハザードをよける・よけないの話であるとか、どこに打っていくみたいな戦略ですよね。

佐久間:この状況からこれが起きたら、こんなことになるねということを事前に察知して、それで、それを回避するための何かをしているかということかな。

勝間:私よくバンカー、顎の高いのを後ろに出したり、あとパー3で厳しいのって2打で乗っけたりするんですけど、確かに自分以外でそれをやっているアマチュア、ほぼ見たことないんですよ。

佐久間:少ないよね。もうパー3だったら「絶対1オンさせてやる」っていうクラブを持つし。今言ったように、1つ逃げるということをやればボギーでは上がりやすいし、パーもあるんだけど、やっぱりその1ショットにかけるロマンみたいなものを求めて。
それも分かるんですね、スコアだけではないので、1打で乗る可能性があるところは狙ってもいいけど、そこにどんなリスクがあるかをしっかり分かったうえでということかな。だから、それがすごくできるということですよね。

勝間:私は自分が未熟なのを知っているので、そこでうっかりガードバンカーの中に入れようものなら5とか6になるわけですよ。それだったら刻んで確実に4とか、下手したら3が取れますので。

佐久間:下手したらというか、うまくいったらね。

勝間:そうですね。

佐久間:うまくいったら3が取れる。だから、そういうことで1つ引いて考えるとか、それもできれば、やればスコアはぐっと縮むかなという感じがします。その辺のことはいっぱい書いてあるんですよね、この中にね。

勝間:そうなんですよね。だからもったいないなと思うんですよね、いろんな方の。
本当に「あの腕を下さい」って感じで。

佐久間:あれができるなら70台も出るねっていう感じですよね。

勝間:あれぐらいショットが打てたらいいなと思う方がすごく多いですね。それこそ90台で回る方は。

佐久間:でも最初に勝間さんのゴルフを見せてもらったときに感じたのは、アプローチが特にダフってからトップするとか、グリーンの近くまで行ってから結構スコアを量産していたような気がするし、一番はパッティングですよね。
パターというのはスコアの4割。100打つ人だったら40回。パープレーする人でも30回ちょっとぐらいなんですけど、そのパッティングがかなりうまくなったということは言えますよね。
(5:00)
勝間:そうですね。

佐久間:距離感が合うようになってきた。

勝間:私、実は距離感はもともとそんなに下手じゃないんですよ。どちらかというと、距離感を合わせたのをどう戦略的に使うかということが、教わったんだと思います。

佐久間:なるほどね。カップにそーっと忍び寄ってくるようなタッチが随分出るようになったのは。短いパットが――短いと言っても1mぐらいのパットが入るようになってくると、「あの辺に行っていればいいな」ということで狙い方も見えてきたりするんだけど。最初のうちはそういうパットが、短いのが打ちすぎて3パットになったりとか。そういうのは、あんまりなくなりましたよね。

勝間:3パットはそうですね、ハーフで1回か2回ぐらいにはなりましたね。ゼロとは言いませんけど、まだ。

佐久間:当然それはコースのコンディション、同じコースであっても、刈り方とか締め方によって、あるいはピンプレースメントというカップの切る位置によって難易度って全然変わるわけですよね。その中でここが難しいと分かれば1パットを狙うというよりは、むしろ「この位置に持っていって確実な2パットを作ろう」とかという戦略も必要になってくるんだけど、最初のうちは穴に向いてとにかく打つみたいな。そうすると3パット、4パットがいっぱい出て、それで100が切れないという方もたくさんいると思うので。

勝間:先ほどのショットと同じなんですけど、私あんまりパターもまだうまくないと思っているので、初めからそういう意味でいうと、多分狙っていないです、1パットを。

佐久間:そうですよね。ただ狙わない中でも、ただ直角に合わせて、ただ強さだけじゃなくて、フェイスをちょっと開いて使うとか。

勝間:やってますね、少しずつ。

佐久間:それもここに、いっぱい出ているので。

勝間:あとは周りの方を見ながら、周りの方が全員ショートしているんだったら、私も多分普通に打ったらショートするだろうという予想で軽く強めにするとか、そういうことはやっています。

佐久間:そうですね。できるだけ観察することですよね。前の組だったりね、風も含めてですけど、目をいろんなほうに向けているということがすごく重要じゃない。大体の人は自分の世界に入っていっちゃって、人のプレーはあんまり見ていないということが多い。

勝間:人のプレーの球筋が一番の情報ですよね、パッティングは。

佐久間:そうですね。だから、そういった意味では最初に打ちたくないから、なるべく寄せておいたほうがいいです。

勝間:そういうことですね。

佐久間:端っこに乗ると最初に打たなきゃいけないから。

勝間:3人目になると入りますものね、あれ。

佐久間:うん、同じようなラインだと参考にできるという部分はあるし。それもカップのそばで最後にボールが止まるとき、その止まるときにボールがどういうふうに止まるかで傾斜を予測したりとか。
必ずしもそれが全部正しいわけじゃないけど、何か1つでも参考にしてやろうという貪欲さ、そこを1打でも良くするという気持ちがあると、いろんな技というか、そういう工夫ができるようになってくるかなと思いますよね。

勝間:努力しても100を切れないないという方、結構いらっしゃるという理解をしています。私が、なぜそういう方が多いのかなという最大の仮説は、やはり正しい方法を知らない。正しい方法を自分で編み出せればとっくに100を切れているんですけれども、編み出せないから100が切れない。だったら100を切る専門家にしっかり習って、しかもその専門家に習った人がみんな100を切る人だったら、その方法というのは再現性が非常に高いはずなんですよ。
ですので、そういう方も佐久間さんのような方を見つけて、ちゃんと方法論を学んで、それを積み上げていくことやらないと、努力は無駄だと言ったら失礼ですけれども、その無駄な努力をすればするほど深みにはまるのではないかなと思いますので、今のやり方ではなくてしっかりと再現性があるようなやり方というのを探していただいて、この本も含めて、それでいろんなつらかったり悲しいことはやめて、楽に100を切れる方法というのを皆さんで見つけていただければいいなと思っています。

佐久間:そうですよね。努力っていうと、時間とお金をかけて練習場にいっぱい行ってとかということが、正しいことだったらいいんだけれども、繰り返し反復というのは間違ったことをやっていたらどんどん下手になっていくというか、100が切れない人が同じ練習をしたら安定して100が切れないだけで。
新しいことをやってみるということは必ず恐れと不安がつきまといますよね。そこそこできる人が新しいことをやろうとするときに、練習場ではうまくフックが打てる、スライスが打てるとかってなっても、「コースではどうでしたか」と言うと、「怖くて使えませんでした」というのではね。

勝間:そうですよね。

佐久間:だから、今の現状に満足している人はなかなか、これはゴルフに限らず上達しないというか変化が起きない。

勝間:良くも悪くも忍耐強い方が、私は100を切れないんじゃないかという仮説を持っているんです。

佐久間:そうですね。「こんなやり方だめだから、違うのやろうよ」ってどんどんやる人は、そういう正しい方法に出会えるというかね。

勝間:だから練習強くて忍耐強い方というのが、かえって足を引っ張ると。あるいはうまく100を切れたとしても、90前後で止まるような印象を持っているんですよ。
(10:04)
佐久間:確かにそうです。いっぱい練習すればそれは80台になるけど、パープレーという観点から見ると、ほとんどの人が間違ったやり方をしているということですよね。

勝間:その延長にパープレーはないという印象を持っています。やはり、すごく調子がよくて80台で、調子が悪いと100弱ぐらいの方が、すごくうまいと言われていた方が多いんですけれども、見ていると本当にショットとかは上手なんですよ。きれいなナイスショットをパシャパシャ打つんですが、とんでもないミスもされるので。

佐久間:確かにそうですね。だから、もう成功するまで、どんなことでもそうですけど、同じことを一生懸命やろうという発想よりは、ちょっとうまくいかないことがあったり、再現性がなかったら「このやり方はだめ」って手放せる人のほうが正しい方法に行き着けるかな。本当にいい方法をどんどん探していく。見つからなかったら、本当にそういうことをアドバイスもらってやる。その中には、そんなことがいっぱい出てるんじゃない?この中に。全部をやるというよりは「あ、こんなやり方もあるのか」とかね。

勝間:そうですね。もうちょっと私、自分自身は練習好きになったほうがいいと個人的には思っているんですが。

佐久間:確かに、あまりにも練習しなくてうまくいかない人は練習場でボールを打つことも必要だし、でも練習をいっぱいやってうまくいかない人はちょっと考えるとか、違ったヒントを探すとかという時間を作ってみるとか。何しろ人によってそれぞれ違うので、うまくいかない理由が。

勝間:ゴルフ場ですと、どうしても100球しか打てないじゃないですか。

佐久間:コースでは。

勝間:コースで。しかも1回のトライアルというと、本当に1球ですよね。なので、多分私、ゴルフ場で打っている球数と練習場で打っている球数と、同じか下手したらゴルフ場のほうが多いんですよ。これが良くないのかなと最近思っているんですが。

佐久間:僕、四十何年ゴルフをやっていますけど、間違いなくそうです。ゴルフ場で打っている球数のほうが明らかに多いというか、練習場という所でボールを打つ機会がほとんどないんですけど。そういった意味では1球ごとに考えていろんなボールを打つ。でも、それがあまりにも自由にできすぎるので、決まった練習をしないという部分でいけば、私の場合はもっと同じボールを打つ練習をしたほうが、より可能性は広がるのかなと思うし、それをいっぱいやっている人は、逆にね。

勝間:逆をやったほうがいいかもしれないしという。

佐久間:やったほうがいいし、ということがありますよね。

勝間:あとは、ぜひゴルフ場、練習好きの方は、私もすごくもっと欲しいなと思っているんですけど、練習場がもっとライが悪くなってほしいんですよ。ライが悪い練習場とかがもうちょっと増えるいいなと思っています。

佐久間:逆に言うと、こういうことが言えると思うんですけど、本番がコースで、練習場という発想を持つのではなくて、本番のラウンドというのがあって、練習のラウンドというのもあっていいと思うんですね。

勝間:ドライバーを打ってとかですか。

佐久間:ドライバー打つとか。何度も参加していただいていますけど、うちでやっているようなオンコースレッスンというのが。

勝間:すごくいいです、あれは。

佐久間:本当に同じ場所からいろんな打ち方をしてみたりとか。でも一般に普通のラウンドをしてしまうと、なかなかそういう機会は。後ろの組が来たりしますよね。だから1ホールを抜ける時間というのが、どうしても10分とかで抜けていかないと後ろに迷惑をかけるということがあるんだけど、全員が必ずしもカップインする、ホールアウトする必要はなくて、もうセカンド地点からグリーンまで全員がボール持って行って、グリーン周りで後ろの組が来るまで練習をするとか、パッティングだけをやるとか、ドライバーだけ打つとかね。
いつもスコアをつけてコースでラウンドをするということに、今なっているでしょう。どんなゴルフでもスコアカードをみんなつけるけど、ある意味そういったスコアをつけないラウンドというのをもっとやったほうがいいんじゃないかな。

勝間:いいですね。例えば一番後ろの組にしてもらって、ちょっと余裕を持ちながらやるとか。

佐久間:そうそう、それもあるでしょうね。

勝間:例えばラウンドレッスンで面白いなと思うのは、150ヤードじゃあ乗っけましょうって、3球いただくじゃないですか。乗りゃしないという。3球中1球、2球乗るか、私もそれぐらいなんですけど、1球、2球乗る人はいるんですけど、3球全部乗っける方って珍しいですよね。

佐久間:あまりいないですよね。しかもそれを、150ヤードだったら5番とか7番とか決めちゃうんじゃなくて、場合によってはユーティリティなりクリークで打ってみるとか、いろんなことをやってみることでゴルフ力が上がっていくというか。

勝間:なので、そういうラウンドレッスンも、自分で工夫して組み立てるということができるかもしれないんですよね。

佐久間:そうですよね。あとは時間が許す限り、失敗したらそのボールを追っかけないで、もうそれはなしにして、もう1回打ち直すということで、果たして自分はどのくらいスコアが出るのかとか、どこに弱点があるのかとかということもね。

勝間:じゃあ土日は、前が詰まっているときなんか、かえっていいかもしれませんね。ゆっくり進まなきゃいけないので。

佐久間:そうですよね。前が詰まっている、じゃあグリーンが狙えるところで150ヤードあるとしたら、あえて100ヤードを打ってみる。で、それがどのくらいに集まるのかというのも、いろんなアンジュレーション(ゴルフコースの、フェアウエーやグリーンなどの起伏)の中からやりますから経験になるだろうし、それがまた終わったあとで分析をする。
(15:08)
Plan−Do−Check−Actionの話も書いてくれていましたけど、要するにどうしたいかという意図がはっきりしていて、何をするということがあって。最終的にそれを常にチェックしてみるというフィードバックがかからないと、次に何をしていいかが分からない。ただ「うまくいかないから練習行こう」といっても、うまくいかないかなと思いますね。

勝間:一応、毎回仮説は立てるようにしているんですけど。「こういうライからこういう打ち方をしたら、うまくいくはずだ」と言って行って、その仮説が当たったり当たらなかったりするんですけど。

佐久間:だからその仮説が間違っている、結果が出ないということが間違っていることだから、もう1回頑張るんじゃなくて仮説を立て直すということがいっぱいできるといいかなと思いますよね。
そんなことを含めて、「頭だけで100を切る」というタイトルですけど、当然頭と体は一緒に動くことなので、まずは頭をもっと使ってみようとするということが、いいスコアで回るポイントじゃないかなと。

勝間:今それこそ110、120で回れている方というのは、工夫すれば100切れると思っているんですよ。

佐久間:切れますよね。100というスコアはダブルボギーが半分ですよね。

勝間:それも私、やっていて分かったんですけれど、ボギーとダブルボギーが半分というスコアにはならないんですよ。ずっとボギーで、たまにパーを取るんだけど、ちょっとトリが混じって90いくつというイメージなんです。

佐久間:1ホールで大たたきが出ちゃう、だから「あの大たたきさえなければ」って言う人よくいるんだけど、逆に大たたきが出るような可能性のあることをほかでもやっているということですよね。
だからそこが、しっかりダブルボギーで、100を切りたいんだったらダブルボギーでは止めるということを各ホール明確に考えて、どうやったら7にならないか。特にパー3とパー5というのは4ホールずつ大体あって、あとの10ホールがパー4なんですけど、やっぱりパー4が一番難しいですよね。

勝間:危険ですね。

佐久間:だから、そこで6でどうやったら止まるかということを本当に考えながらやれば、100を安定して切るところまでは、まずやさしい。それはスイングを良くするとかボールを飛ばすことじゃなくて、もう本当に頭の世界ということになると思いますよ。

勝間:「フェアウェイキープをする」と「バンカーに入れない」の、この2点だけでほぼできると思います。

佐久間:男性の場合はそれに「OB」というのが入るわけですよ。女性の場合には距離的に言ってOB出にくいんだけど、男性で、若い人で特にパワーがあると1発打つとすぐOBになって、すぐ6とか7になってしまうという危険性があるので。そこも自分がコントロールできる範囲で、距離を抑えた打ち方ができるかということもポイントかなというふうに思いますよね。

勝間:それはクラブ選びである程度カバーできますよね。

佐久間:番手を変えることも、もちろんありですよね。

勝間:よくやるのが、バンカーに届く番手を持たないというのをやっています。

佐久間:いい当たりしても、そこに入らないというね。それだと、でも90止まりになることも分かっているので、今年以降ちょっとね。

勝間:今年は「頭だけで90を切るゴルフ」という続編を。

佐久間:そのためには勇気も必要だよね。

勝間:はい。

佐久間:この本は本当にそういった意味では、「絶賛」と書いてありますけど、確かにこういう本ってあんまりないです。打ち方のことばっかりだからね。ぜひ100を切れない方には。

勝間:「どこにもスイングの写真がない」って友達に笑われたんですよ、ゴルフの本なのに。

佐久間:じっくり読んでほしいですよね。読み物として読んじゃうのではなくて、どちらかというとバイブルのように使えるんじゃない?今日うまくいかなかった……。

勝間:ここにそういう理由が書いてあって、気付きが書いてあったと。

佐久間:そう。次回どんなことをやってみようかという、そういうヒントになるんじゃないかなと思います。

勝間:そうしていただけると、うれしいです。

佐久間:いい本です。

勝間:ありがとうございます。本当にありがとうございました。

佐久間:『頭だけで100を切るゴルフ』。

勝間:佐久間さんとお会いできなかったら、私いまだに120ぐらいたたいていると思いますので。

佐久間:本当にこれで90、80と。で、72に。

勝間:今年はコンスタントに80台を出せるというのを目標にしていきたいと思います。

佐久間:いいですね、はい。

勝間:『勝間和代の頭だけで100を切るゴルフ』。この本は、私ゴルフを始めてから、運動神経はまったく上がらない、練習する時間もほとんど取れないということを前提に、それでもどうしたら100を切れるようになるかということを考えぬいて作った本になります。
具体的にはいろいろ教えていただいたメモをコツコツ取りまして、それを体の言葉ではなくて、口で話す言葉に翻訳をしまして、恐らく口で話す言語としてこういうことを考えれば、より私みたいに120ぐらいの普段の素でいくような腕前の方でも100を切れるのではないかというヒントを散りばめましたので、ぜひいろいろ読んでいただけたらと思います。
(20:00)
ですので、スイング写真とかは一切入っておりません。中にはヒント集になっていますので、ぜひよろしくお願いします。

佐久間:私、佐久間馨、絶賛です。

勝間:『勝間和代の頭だけで100を切るゴルフ』、こちらの本の出版を記念しまして、佐久間馨先生と2人でゴルフコンペを開催したいと思います。ぜひ、一般の方もご参加いただけますので、ふるってご応募ください。
直接佐久間さんにご指導いただいたり、私が本当に100を切れるのかということを見る大チャンスですので、詳細はこちらになりますので、ぜひご覧ください。たくさんの方にご応募いただけると、とてもうれしいです。費用も頑張ってお安くします。

佐久間:ぜひ、私に挑戦してください。

(パート2終わり。パート1はこちら

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20.10

勝間氏から一言・・・

『この本は、運動神経はまったく上がらない、練習する時間もほとんど取れない私自身を前提として「それでも、どうしたら100を切れるようになるか?」ということを考えぬいて作った本になります。具体的には、私みたいにスコア120を素でいくような腕前の方が、こういうことを考えれば(頭を使えば)100を切れるのではないか?というヒントを、いろいろ教えていただいたメモをコツコツ取って「体の言葉ではなくて、口で話す言葉」に翻訳し、本書に散りばめました。ですので、スイング写真とかは一切入っておりません。また、シングルプレイヤーの方にも必要のない本で、私のように「自分は上手くない」と自覚している方々に、下手を前提としてスコアメークするためのヒントをお伝えする本になっています。ぜひ私の経験と思考法を参考に していただき、いまよりよいスコアにつなげてくださることを願っております。』

佐久間氏から一言・・・

『この本は、読み物として読むのではなくて、どちらかというと、バイブルのように使えるんじゃないかと思います。今日うまくいかなかった、その理由や気づきが本書には書いてあるので。なので、読むたびに「次回こんなことをやってみよう」というヒントが得られるんじゃないかなと思います。ぜひ、お手元に置いて、何度も繰り返し、じっくり読んでほしいです。
私、佐久間馨、絶賛です。

20.43

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