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そんなのあり?! 世界で体験したゴルフ場のキャディ事情

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世界中で楽しまれているゴルフですが、それぞれの国によってちょっと変わっているところがあります。

例えば・・・
カナダのオーロラが見える地域では、湖水に氷が張ってから行う、氷上ゴルフが楽しまれています。一般人でも氷上効果で300Yも飛ぶことがありそれなりに楽しめます。
さらに「やったー!」って飛び上がると氷がボヨンボヨンと揺れて氷上独特のスリルを味わうこともできます。

ところ変われば、そんなちょっと変わったゴルフ観があるわけです。
今回は、そんな何かが違う世界のゴルフコース、それもキャディについてのご紹介です。

ミスショットがありえない?! インドのスゴ腕キャディの妙技

まずはインド

インドは、カースト制があるのでゴルフができるのは全体のわずか数%の人たちしかいません。ゴルフ場は利便性の高い場所に作られているので、海外旅行のゴルファーにとっては便利なところです。

インドは英国の歴史が刻まれているため、キャディはAランク、Bランク、Cランクと分れていますが、なかには特Aと言われるスゴ腕(足?)のキャディがいます。
なんとティショットをミスってもボールを300Y地点まで運んでくれるのです。

もちろん、あからさまに持っていたりするわけではありません。
ではどうするのか。
最初はどうやって移動させたのかは分らないのですが、よくよく注目していると、どうも歩きながらボールを足の指に挟んで移動させていることが分ります。
でも挟むところは見えませんし、歩いている格好に不自然さはありません。

そしてミスショットしたボールも確実に2オンできる位置まで移動してきます。
プレイそっちのけで愛称「マリック」と名付けたそのキャディの妙技が見たくて、ワザとミスショットしてみたのですが、結局「挟んだ現場」は確認できませんでした。

それ以来、知人から「インドのコースってどう?」って聞かれたら「ものすごく飛ぶところ」って答えています。

キャディなし精算さえもセルフの白夜の街

ところ変わって北欧では、セルフプレイで楽しむゴルファーが多いようです。

もともと「ゴルフの起源は北欧から」ってのがベースにあるためかゴルフは盛んです。
北欧が起源とする「コルフ」は地面に立てた棒にボールを当てるスポーツで、それがスコットランドに渡ったということらしいのです。
確かにコルフとゴルフはそっくりだし、カップに立つピンと棒の違いですから似たようなものです。

そんな起源のある地でのゴルフか、と感慨にふけりながらゴルフコースに行くわけです。
そうすると、スタート室代わりに郵便ポストのような箱が置かれ、そこにグリーンフィを自分で入れてスタートします。もちろんお釣りは出てきませんし、少なく支払っても誰も分かりません。
念のために聞いてみましたが、皆さんが考えているような心配はなくズルする人はいないそうです。

この地域は白夜を体験できるため、夜中でもゴルフをすることができます。
ボンヤリした薄明かりのもと真夜中の素敵なゴルフができたような気がするのですが、時差ボケと夜間の眠さで細かなことは全部忘れてしまったのが残念です。

聖地のハイパフォーマンスなキャディ

もっと南下してスコットランドに渡ると、今度は「敷居の高い」ゴルフクラブがドーン!と構えています。あのセントアンドリュースはパブリックコースでだれでもプレイする権利を持っていますが、周りにそびえるクラブハウスはもちろんメンバーでなければ利用することはできません。

ゴルフができれば問題なしと軽く考えたのですが、スタートをとるのには苦労しました。
1日のスタート時間の大半はホテルやクラブが押さえているし一年前からネット予約を設けているので、当日はわずかなスタート枠を取り合うことになります。基本的にスタート室前にマイボールを入れておけば、順番に組み合わされてスタートが切られていくことになるのですが、早起きしてゴルフコースに行くのは思ったよりも大変です。

ここで厄介なのはキャディです。
リンクスコースは平らな原っぱで目印がなく、しかも1つのグリーンに2本のピンが立っていてアウトとインで順番に使うことになります。初めてだとどこに打っていいのかも分からず、しかも手引きカートは使用不可。キャディ無しではラウンドすることができない雰囲気です。

ここではプレイヤーよりもキャディの方が偉そうにしています。キャディは個別に雇いフィを払います。彼らはこの道何十年というベテランなのでプライドが高く、キャディが勧めたクラブ以外は使わせてもらうことができないばかりか、失敗すると「もっと練習しなきゃダメ」と注意される始末です。

日本じゃ考えられませんが、もしかするとそのスタイルも観光客用のパフォーマンスかもしれません。最終ホールの例の石橋では快くカメラのシャッターを押してくれたのですから。ただしそんな伝統的なキャディのパフォーマンスを見るためには、チップも入れると1万円はする高額ギャラが必要となりました。

ロストをしないスーパーキャディはチップが大変

最後は熱帯地域の東南アジアです。稚拙な表現で申し訳ないですが「死にたい…」と思えるほどの蒸し暑さです。過酷な環境なので水分摂取は必須ですが炭酸系のジュースはトラブルのもとです。

そんな環境ではキャディも大変な仕事でしょうが、ここにはちょっと変わったルールがあります。基本的にここのキャディはロストボールをしません。ブッシュに入ろうとも密林の中に入ろうともボールを探し出しますがチップを要求します。またOBになると目の前に転がっていても見つけた人のモノになるらしく、チップを払って買い戻すことになります。

密林の中にキャディの兄弟姉妹がいっぱい待機していてボールを探しているらしいのです。ロストをしないどころか、林の中から光に反射したたくさんの目玉がこっちを見ていて、何気に目が合うと林の中からニョキっと顔を出してきて、ボストンバッグ一杯のロストボールの押し売りに来るわけです。とにかくチップが必要で「キャディの仕事だろう」でも平気でチップを支払うことになります。

 

いかがでしたか?
こんなふうに、「ちょっと違う」ことがあってもそれなりに楽しめるのってゴルフのいいところなのかもしれません。

私が体験した出来事ばかりなので、もちろん国全部のことではありませんが、お国柄が出ていて面白いですよね。
日本では決して体験できないことが起こり得るので、海外に行ったら、果敢にチャレンジしてみてください。

 

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