コンペの幹事必見!嬉しい賞&喜ばれる賞品とは?
コンペに参加して賞をとれた場合、いただける賞品はさまざまですが、頑張った結果得るものなので、基本的にもらって嬉しいものや思い出に残るものなどがふさわしいですよね。
といっても参加者それぞれの属性、性別や家族構成、趣味嗜好などによって、捉え方や感じ方はさまざまなので、全員が一律に喜ぶものを用意するのは、とても困難なことです。
コンペの賞品を考える際、多くの場合は参加者のメインが家庭持ちゴルファーであると想定して、考案されるのではないかと思います。
まず、最重要視される着眼点は「家庭持ち=妻帯者」ということです。
休日に、趣味や仕事の名目でゴルフを満喫するため、妻を家に置いて早朝からいそいそとゴルフ場へ繰り出す夫。日も昇り切らぬ早朝に出かけ、当然ながらパーティーまで参加して、帰宅はあたりが暗くなってからになることも。
丸1日家を空けて(楽しんで)くることになるので、仕事のゴルフといえども、玄関を開ける時には手土産(しかもタダ)が必需品。それがあるだけで、その後のコミュニケーションがスマートに図れるというものです。
コンペでありがちな賞
ところで、そんなお土産を勝ち得ることが期待できる賞品とは、どんなものがあるでしょうか?一般的によくあるメジャーどころの賞には、こんなものがあります。
・優勝、準優勝、3位…ネット(グロスからハンデを引いたスコア)で一番スコアの良い人から順に表彰。
・ベストグロス賞…グロス(ハンデを引く前の総打数)で一番スコアの良い人を表彰。
・ドラコン賞…ドラコン(ドライビングコンテストの略。通常ロングホールで飛距離を競うミニイベント)指定ホールで、第1打をフェアウェイの一番遠くへ飛ばした人。
・ニアピン賞…ニアピン(「near pin=ピンに近い」意味。ショートホールで行うミニイベント)指定ホールで、第1打をもっともピン近くに寄せた人。
・ブービー賞…ネットで最下位の次にスコアが悪かった人。
・ブービーメーカー賞…最下位の人。ブービーを創出した人。
同スコアの人がいた場合は、年齢が高い人、ハンデが多い人、女性をより高い順位にするのが一般的かと思います。
しかし見てみると、限られた人が受賞対象ですよね。
より多くの人がお土産を持って帰るためのユニークな賞
上で挙げたメジャーな賞は、ほとんどのコンペで用意されているかと思います。
そのほかに参加賞として、ちょっとしたモノをもらえる場合もありますが、ありきたりの賞だけですと、だいたいもらう人が決まって面白味に欠けて感じることもあります。
そこで、大人数が参加するコンペでは、より多くの人が賞品をもらえばパーティーが盛り上がりますし、やはりもらえるものは多いほど嬉しい。ということで、順位やスコア、おもしろい・残念なプレーをしたなど、ユニークな賞を用意する場合があります。
順位によって決まる
・とび賞…キリのいい順位の人。5位、10位、ラッキー7、ぞろ目など。
・スリーB…最後から3番目の順位の人(ブービーのひとつ上)。
・当日賞…コンペの開催日と同じ数字の順位になった人。
スコアによって決まる
・大波賞…後半に向けて調子が上がり、前半より後半のスコアが良く、そのスコア差が最も大きい人。
・小波賞…前半よりも後半のスコアが良く、スコア差が最も小さい人。
・おしどり賞(水平賞、さざ波賞)…前半と後半が同スコアだった人。
ベストプレイに贈る
・イーグル賞…イーグルを出した人。多数いる場合は、もっとも多かった人。
・バーディー賞…バーディーを出した人。多数いる場合は、もっとも多かった人。
・パーオン賞…パーオン(通常はパー4で2オン)指定ホールで、パー4を4打目でグリーンオンさせてピンにもっとも近い人。
残念・面白いプレーに贈る
・猛打賞…グロスで最も打数が多かった人。
・ドラ短賞…指定ホールで、ティーショットがフェアウェイをキープし、かつ一番飛ばなかった人。
・最多OB賞…もっともOBが多かった人。
・池ポチャ賞…池に打ち込んでしまった人。
・珍プレー賞…面白かったプレー、笑いをとったプレーをした人(池切りショットや、ティーショットでボールよりティーを遠くへ飛ばした、など)。
スコア予想
・ノストラ賞…事前に自分のスコアを予想し、結果が最も近かった人。
・大ぼら賞…ノストラ賞の逆。自分の予想からもっとも大きく外れた人。
初心者の人や同組の人
・若葉賞…ゴルフの経験が一番浅い人。
・エンゼル賞…優勝者と同組だった人。
・お疲れ様賞…猛打賞の人と同組だった人。
その他
・早出賞…コンペ会場にもっとも早く到着した人。
・遠路はるばるきたで賞…もっとも遠いところから来た参加者。
・ベストドレッサー賞…当日、もっともセンスの良かったオシャレな人。
・カラフルで賞…グリーンの緑にも負けない、カラフルでハデな色合いのウェアを着用していた人。
これだけたくさんの賞が用意されるコンペなら、参加者も幹事さんも、俄然やる気が満々にわいてきますよね。
どんな賞品が人気?
前述のように、ターゲットが家族持ち(妻)となると、定番アイテムは食料品。なかでも普段自分では買うのを躊躇するような高級品、入手困難で手間が面倒な限定品などは、誰にもウケのいいアイテムといえます。
また、手に取ってレジへ持って行くのが恥ずかしいもの、今までに馴染みがないものなども、意外と棚ボタ的に喜ばれるかもしれません。
その1:家族が喜ぶ、家族と一緒に楽しめるモノ
高級食材、飲料、野菜・果物など旬の食材、テーマパークチケットなど。
今なお、食品偽装に敏感な消費者ですから、家族みんなで一緒に食べられる、米、パン、高級和牛、飲料、天然水など、安全を保障された食品などは、嬉しい賞品の定番といえます。
キーワードは、無農薬、無添加、有機、天然…のようなワードが挙げられるでしょうか。
ゴルフ場と地元の生産者とのつながりもあるでしょうから、積極的に取り入れるとコンペオリジナルの賞品が選定できるはずです。
車でゴルフ場に行く人は、ハーフ休憩や表彰式でビールを飲むことを控える場合もあるので、だからこそ家に帰ったら美味しいお酒を飲みたいと思うもの。
お酒とジュースのセットは、本人にとっても嬉しいし、お子さんにも喜ばれます。アルコール代の節約にもつながりますね。
地元の天然水を、2Lペットボトルを1ダースで24L。持ち運ぶだけでも筋トレになるので、「もう少し鍛えましょう」の意味を込めて、ブービー賞など下位の賞品にも。
時間がないときの朝食として、ラウンド中に小腹がすいたときに、アスリートらしく栄養食品なども嬉しいものです。
備蓄品になるものは、災害に備えても重宝されますね。
テーマパークチケットなどは、次のお休みで家族サービスに有効活用できて、お子さんにも手柄を自慢できます。
その2:世間で話題になっている商品
グラビア写真集・DVD、音楽CD、家電、お取り寄せグルメなど。
少々男性目線ではありますが、グラビアアイドルの写真集やDVDなどが当たったら、パーティー会場が盛り上がること請け合いです。
お取り寄せグルメは、住所氏名を書かなければならない手間や、個人情報を入力するのに躊躇してしまう人にとって手が出しにくいもの。それがもらえるとなれば、限定感もあるので、これも嬉しいものといえます。
スマホで引きの写真を撮るときに使う「セルフィー棒」は、自分では買わないかもしれませんが、パーティー会場のその場の様子や、ゴルフ場風景を入れて引きの写真を撮りたい次回のコンペでも使えますね。
そしてここに食い込んでくるのが、キッチン家電。自宅で簡単にパンが焼けるホームベーカリーや、身体に優しいノンオイルフライヤーなど、健康に気遣えてそれほど高額でなくてもいいものが、今はたくさん出回っているのですね。
その3:ゴルフの腕を上げるトレーニング系グッズ
バランスボール、パターマット、筋力アップ・ウォームアップストレッチ器具など。
初心者向けに、ゴルフの腕を上げるためのトレーニンググッズは何かと喜ばれることも。
一般的な体力向上のためのグッズであれば、練習にストイックな上級者にも喜ばれることがあるので、参加者の顔を思い浮かべながら選定してみると面白いかもしれません。
その4:ゴルフグッズ(用品)
目土袋、グリーンフォーク、ボストンバッグ、シューズケースなど。
ゴルファーだからゴルフグッズに限るでしょ!と思って、ゴルフグッズを贈ってみると、微妙に喜んでくれない場合があります。結構こだわりや好き嫌いが出るところですよね。
ボールやクラブは好みのものを使っているし、グローブやシューズはサイズがあるし。クラブのカバーなんかも趣味嗜好が異なるなど、ゴルファーならではのこだわりの強さがネックになることもあります。
初心者でまだ自分の用品が揃っていない人や、おもしろグッズなどの収集が趣味の人には喜ばれる可能性があるので、メンツによってはこれもアリ。
例に挙げたような、コースを積極的に保護するためのグッズは、ゴルファーとしての意識を高めてもらうための補助にもなります。
また、初心者を中心としたコンペでは、日本ゴルフ協会から出版されているゴルフ規則本を、参加賞として配布するというのもアリかもしれません。
番外:肌ケア、応急・救急用品
日焼け止め、保温・保冷剤、虫よけスプレー、絆創膏、ウェットティッシュなど
今や女性のみならず、男性も肌ケアに敏感です。右手だけが焼けているゴルファーに、羨望のまなざしを向けた年頃もありますが、鼻の頭だけ皮が剥けているのは、今ドキ男子としては許しがたい現象といえるかもしれません。
あまりいないかもしれませんが、ゴルフへ行ったことがバレないように、しっかりと対策したい人にも必需品といえるのでは。
特に5月~6月の今の時期は、紫外線が強く、一般的なラウンド時間帯となる10時~14時は、一層ケアが必要な時間帯。最近便利なのはスプレータイプのもので、手がべたつかず滑らないので、プレー中に気になった時にカンタンにケアできます。
そのほかに、寒さ、暑さ対策に、ホッカイロや冷却材。
虫よけスプレーや虫刺され薬、絆創膏などの救急セットを持っていると、自然の中でプレーするゴルフではとても役立ちますよね。
コンペの賞品も、コンペ独自のオリジナル性と、多様なニーズに合ったアイテムが必須要素といえますね。