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上達を目指すゴルファー必見!これだけは押さえておきたい頻出ルール

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ゴルフは、クラブでボールを打って、いかに少ない打数でカップに入れるか、スコアを競うスポーツです。ですから、コースに出たら、たとえ大叩きしてしまったとしても何回打ってホールアウトしたか、自分のスコアくらいは数えてつけますよね。

ゴルフのスコアは、ボールを打った数(空振りを含む)+ペナルティにより加えられる数の合計でカウントします。ペナルティは、内容によって1打か2打がカウントされると決まっていますが…。

思い起こしてみれば、私の初ラウンドでは「ルール」については意識すらせず、何回叩いたか、数えるのに夢中でペナルティについては微塵も考えていませんでした。ペナルティの存在すら知らなかったかもしれません。同伴者もそんなことより、プレーファーストを優先したのでしょうね。
叩いた数を思いかえしてスコアを付けるのも大変だったので、更にペナルティを加算していたら、間違いなくそのコースの歴代最多打数記録を破っていたのではないかと思います。

ゴルフ上達にはルールの理解度を高めることも大事

初心者を通り越した時、もしくは脱初心者を目指す人も同様に、スコアをカウントするのに、基本のルールを知り、きちんと理解するのも大切なことです。コンペなどに参加する場合は、基本のルールとそのコンペやコース独自のローカルルールを踏まえて、自分のスコアを申告する必要があります。

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自分自身がプレーを進行していくのが自己申告のゴルフの特徴ですから、技術の向上とともにルールをより深く理解することが、ゴルフ上達にもつながるのではないでしょうか。

特に、いわゆるアベレージゴルファーであれば、段階ごとにスコアの目標が明確に見えてくるでしょうし、そうなるとペナルティの1打や2打も大きく影響してくるものです。経験を重ねるほどにさまざまなシチュエーションに遭遇して、そのたびにルールブックや同伴者との確認や公正な判断が求められることに直面することも、やはり上達への一歩といえます。

とはいえ、プロの選手でもうっかり勘違いや判断ミスをしてしまうこともあるほど、膨大で複雑といえるので、まずはこれだけは最低限押さえておきたい、基本のルールについてお話ししたいと思います。

頻出ペナルティ

空振り:0打罰

コースに出られるゴルファーなら空振りはほぼないものと思われますが。
空振り自体にペナルティはつかないものの、クラブヘッドがボール地点を通過してしまっていればストロークとなり、1打としてカウントされます。
同伴者がすべてショットし終えたら、2打目を打ち直します(「1打目空振り+0打罰+」で2打目)。

OB(アウトオブバウンズ):1打罰

OBとは、プレー禁止区域のこと。白杭もしくは白線で標示されていて、境界線は隣り合った杭同士を結んだ内側(コース側)を結んだライン、白線の場合はその線の内側のラインに少しでもかかっていればセーフと判断されます。

ティーショットがOBになってしまった確率が高く、かつローカルルールの前進4打のローカルルールが適用されない場合、同伴者がすべて打ち終わった後、暫定球の宣言をしてから暫定的に3打目を打ちます(1打目がOBであれば、「1打目+1打罰+」で3打目)。
最初に打ったボールがOBでなかった場合には、1打目のボールでプレーを続けることになり、暫定球は打たなかったものとして扱います。

ちなみに、暫定球は宣言さえすれば何度でも打つことができますが、宣言せずに打った場合は1打罰のペナルティが科せられ、初球が見つかっても放棄しなければなりません(「1打目+1打罰+3打目暫定球+1打罰+」で、次打は5打目)。

セカンドショットがOBになってしまったら、1打罰を加算して2打目を打った地点とグリーンをつなぐ後方線上にボールをドロップ(直立して立ち、ボールを持った腕を肩の高さに上げてまっすぐ伸ばし、静かに離す)して、4打目を打ちます(「2打目+1打罰+」で4打目)。

バンカー内の砂・池などの水面にクラブが触れる:2打罰

バンカーショットを打とうとする際、ストロークの前にクラブヘッドが砂に触れると、2打のペナルティが科せられます。ですから、バンカーショットの時は、ヘッドを浮かせて構える必要があります。

これは、池に落ちてしまった場合でも同様の処置となります。
打てると判断すれば罰なしでプレーすることは可能ですが、ストロークの前に手やクラブを水面につけてしまうと、2打罰が科せられます。バンカー同様に、ヘッドを水面から浮かせて構えるようにします。

この規則ですが、好奇心旺盛な方であれば「なぜいけないの?」と疑問に思うはずですよね。
JGAから出版されている正規の「ゴルフ規則」に、球がハザード内にある場合の禁止行為として以下のように書かれていますので、原文ママ引用します。

a.そのハザードや他の同じようなハザードの状態をテストすること。
b.そのハザード内の地面やそのウォーターハザード内の水に自分の手やクラブで触れること。
c.そのハザード内にあるか、またはそのハザードに触れているルースインペディメントに触れたり、それを動かすこと。

ここら辺は、ゴルフ規則の複雑なゆえに明文化が求められるところでもあると思いますが…私なりの解釈は、クラブのソールや手が触れることで、テストと捉えられてしまったり、ライの改善に当たってしまうから。という風に捉えられるのかな、と思います。
ただ、aとbの項目が同列であるゆえに、「bの行為がなぜいけないのか?」の明確な説明はないので、規則本を見る限り、「それがルールだから」といわざるを得ないかな、という結論なのですが。

ちなみに、cの項目はバンカーや水に浮かんでいる落ち葉や小枝などに触ったり、取り除いた場合も2打罰が科せられるということ。あるがままにプレーすることが決められているので、ご注意を。

クラブを15本入れてラウンドした:2打罰もしくは4打罰

ラウンド中に使用できるクラブの本数は、14本以内とルールで決められています。使わなかったとしても、予備のクラブをキャディーバッグに入れていていたために、合計15本を持ってスタートしたらペナルティが科せられます。

打罰は発見した段階で異なり、1ホールが終了した段階までに気づけば2打罰、2ホール目以降に気づいた場合は4打罰となります。

ちなみに、ラウンド中にドライバーのシャフトが折れてしまったなどの場合は、プレーを遅延させないハーフを終えた段階などで、補充、交換することは無罰でできます。ただし、どんな理由であっても同伴者が使用しているクラブを借りたり、誤って使用すると、2打罰となるので要注意です。

ラウンド中、同伴者が使った番手を聞く:2打罰(両者とも)

初心者の頃にありがちな、上手な人がべたピンに寄せると「何番で打ちました?」という質問。これに「7番」などと答えると、両者ともに2打罰が科せられてしまいます。
これは、正規のラウンド中、自分のキャディーやパートナー以外からプレー方法や決断に対するアドバイスを求めてはいけないというルールからなります。

なお、問いかけに対して応じなければアドバイスは成立しないので、聞いただけなら罰はありません。

ちなみに、同伴者にグリーンまでの距離を聞いた場合はどうでしょうか?
答えは、無罰です。グリーンやバンカーの位置や方向といった、周知の事実を聞くこと番はアドバイスにあたらないため、ペナルティとはなりません。ただしそれにアドバイスの要素、たとえば「手前のバンカーは深いから大きめに打った方がいい」など、良かれと思って助言が加わると、アドバイスした側にペナルティが科せられます。親切心が仇となる場合もあるので、注意が必要ですね。

おまけ

ケアレスミスもある「14-3」:競技失格

プロのトーナメントでも事例の多い「ゴルフ規則14-3」違反。「人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用」という項目で、プレーヤーは正規のラウンド中に、プレーの援助になるもの、距離や状況を図る目的のもの、クラブを握る援助になる人工の機器は使用してはいけない、という決まりです。

「人工の機器」の代表格といえば、いわゆる距離測定器。ローカルルールで認められる場合は使用できますが、その場合も勾配や風速、気温などの機能を使うと違反になってしまいます。
また、ゴルフに無関係にスマホで電話したりすることは認められますが、スマホの便利な機能がこのルールに抵触するものは多いといえます。
たとえば、音楽プレーヤーでお気に入りの音楽を聴きながらパッティングを行うことは、プレーの援助(雑音をかき消す、良いテンポを助ける)と判断され、14-3の違反となり得ます。

ちなみに、プロのトーナメントで14-3のルール違反に問われたエピソードをいくつか。
・後半のプレー開始を待つクラブハウス内で、ゴムボールを腕の間に挟んで素振り練習
・後半のスタートを待つ練習グリーンで、ストレッチ用の練習器具で素振り練習
・カメラマンが撮ったスイング画像を自ら見せてもらい、フォームチェック
・ラウンド中にマウスピースを使い、「マウスピースを使うと飛距離が伸びる」発言
・キャディーがプレー中、風を読むために方位磁石を使用

クラブハウス内や練習グリーンでもダメなの?という疑問もわきますが、「正規のラウンド中=18ホール」。つまり、スタートしてから18Hホールアウトするまでの間、と定義されますから、ホールアウト後の練習グリーンでの使用なら、お咎めはなかったといえるのです。

いずれも、本人はルールをまったく意識せずに違反を犯してしまったわけですが、結果は失格。シードのチャンスを逃したり優勝争いから外れたりと、不本意な結果になってしまうわけです。

プロの世界は当然ながら厳しいものではありますが、アマチュアも同じプレーヤーとしてマナー同様にルールも遵守したラウンドを意識することは、グッドゴルファーへの第2歩目といえるかもしれませんね。

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