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LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

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LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

2015年度LPGAツアー最終戦となる、第37戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が、11月26日(木)から11月29日(日)の4日間、宮崎県宮崎市の宮崎カントリークラブで行われました。

【試合結果】
優勝:申ジエ(シン・ジエ)

スコア:通算 -7 (1R:70 2R:71 3R:72 4R:68)

選手紹介:1988年4月28日生まれの27歳・韓国出身。 小学5年生でゴルフを始め、5か月後に出場した大会で早くも優勝を飾る。2006年18歳でプロに転向、韓国女子ツアー参戦1年目で15戦中3勝をあげ、賞金女王となる。2008年には、日本初参戦のヨコハマタイヤ PRGRレディスカップで初優勝。2009年米ツアーで賞金女王に輝き、2010年には世界ランク1位の座につけたことも。2014年から日本ツアーを主戦場とする。

今大会の見所(ハイライト)

いよいよ今季のクライマックス、LPGA最終戦が開催されました。
今季の大会優勝者と、賞金ランク上位25位までの28選手のみという、限られた選手だけが出場できる、頂上決戦です。
注意すべきは日向灘からの風と、高麗グリーンの芝目の読み。そして最終戦にふさわしく難度の高いコースセッティング。手堅い中にも攻めるプレー、総合力の優れた選手が優勝を手にすることになりそうです。

予想通り風に悩まされた1日目。
今季「サマンサタバサレディース」でツアー通算2勝目を挙げ、この日31歳の誕生日を迎えた前田陽子(まえだ ようこ)が、持ち前の堅実なプレーで4バーディ、1ボギーの69をマークして首位に立ちます。



寒気と西風の影響に悩まされた2日目。
「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」で通算5勝目を挙げた吉田弓美子(よしだ ゆみこ)が、前週から復活させた長尺パターを使用して、8バーディ、2ボギー、66という驚異的なスコアを叩きだします。
申ジエに並び、トップに躍り出ます。



13番パー5の3打目、40ヤードのアプローチショットがチップインイーグルとなって、会場を沸かせた、ホステスプロの森田理香子(もりた りかこ)。
今季は未勝利であったものの、スイングの改造も徐々に上昇を見せ好調を保っているようなので、今後の活躍が期待できそうです。



今季2勝を上げている成田美寿々(なりた みすず)も、前日からショットの好調さが光り、15番でチップインバーディを決めます。なかなかスコアが伸ばせないもどかしさを感じながらも、チャンスを狙います。

3日目。
地元宮崎で、最終戦の勝利を狙う大山志保(おおやま しほ)は、4バーディ、2ボギーの70をマーク。通算4アンダーで単独首位に立ちます。
ピンチとなった15番パー4、バンカー縁からの難しい3打目をピン3メートルにつけ、攻めのパーパットを見事にカップイン。ギャラリーから歓声が沸き上がります。
ティーショットが安定しないものの、パッティングの上手さと、ベテランらしいメンタルの強さで好位置につけます。



この日魅せてくれたのは、今季賞金女王のイ・ボミ。
9番パー5の2打目をピン30センチにつけ、もう少しでアルバトロスとなりそうな、スーパーショットで会場がどよめきます。

風の影響は薄らいだものの、雨で気温が上がらず寒さが際立った4日目。

今季2勝を上げ、日本人最上位の賞金ランクを走る渡邉彩香(わたなべ あやか)は、公式戦で2勝を上げているチョン・インジと同組でプレー。
同じイーブンパーで回るものの、出入りの多いスコアとなった自身に対し、パーでしのぐチョン・インジの実力を目の当たりにしてスイッチが入った様子。
9位タイで終えますが、年間獲得賞金は目標とした1億円を突破。現状の課題を克服して、来季どこまで上がってくるか非常に楽しみです。



今季7年ぶりの優勝で話題になった原江里菜(はら えりな)は、4位タイからスタートして、12番パー3のティーショットをピン1メートルにつけるなどスコアを伸ばし、優勝争いを盛り上げました。
申ジエを追う一番手でしたが、フェアウェイの狭い17番のティーショットを右ラフへ、18番をロストボールなど、上がり3ホールでスコアを落とし9位タイへ沈みます。



賞金ランク1位・2位をせめぎ合うイ・ボミとテレサ・ルーは、この日同組となり帯同するギャラリーを楽しませてくれた様子。
テレサ・ルーが12番13番でバーディを取ると、イ・ボミは13番パー5の3打目をピンに直撃。バーディをとって沸かせると、続く14番もバーディとします。
この日、2人そろって71をマークし、通算1オーバーの6位タイでフィニッシュします。

今季の公式記録では、メルセデスランキング、年間獲得賞金をはじめ、平均ストローク、パーオン率、平均パット数、パーセーブ率など、ほぼイ・ボミが1位を獲っており、その強さが浮き彫りになります。

高いモチベーションを維持して、賞金女王の目標を達成したイ・ボミ。あらゆるインタビューで応えているように、「本当に頑張って1年間を闘ってきた」のだと思います。
来季も日本女子ツアーを盛り上げて、上位争いに花を添えてくれることでしょう。



最終組で首位スタートした大山は、序盤から申ジエとの攻防戦を繰り広げるものの、この日はパットがなかなか思うように入らない印象。
追う立場から、難しいピン位置を果敢に狙う攻めのゴルフが、彼女らしい最終戦でしたが、単独2位でのフィニッシュとなりました。

この日も安定したショットで狙い通りの場所に落とし、平常心を保った我慢のゴルフを展開してチャンスを待ち続けた申ジエは、8番でチャンスが到来。バーディを取ると、4連続バーディで波に乗ります。
ここでダントツにスコアを伸ばして大山を突き放し、終わってみれば2位に6打差をつける快勝。
日本ツアーでは11勝している申ジエですが、意外にも今回が初のメジャータイトルとなりました。



元世界ランク1位の実力者が、その総合力の高さを見せつけた最終戦。
通算スコアをアンダーパーとしたのは、優勝した申ジエと2位の大山のみという、ハードなコースセッティングだったことを窺い知ることができます。

2015年度のツアーをすべて終え、賞金ランキングは上位5位までを海外勢が占め、そして、公式戦の4戦すべて外国選手が獲るという結果になりました。

目の前の課題と現実を受け止めて、外国人選手と切磋琢磨しつつ、心技体を向上した日本人選手も来季おおいに活躍してくれることを、心から期待したいと思います。

次回の女子ツアー情報と「みどころ」―ぼびじょん子の視点

大会名称:THE QUEENS presented by KOWA【2015】(LPGA特別後援競技)
日程:2015年12月4日(金)~12月6日(日)
会場:三好カントリー倶楽部・西コース(愛知県) / 7.315Yards Par72(36,36)
賞金総額:¥100,000,000

次週は、世界4大ツアーの団体戦が、愛知県みよし市の三好カントリー倶楽部・西コースで開催されます。
オーストラリア女子プロゴルフ協会(ALPG)、ヨーロッパ女子プロゴルフツアー(LET)、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)、日本女子プロゴルフ協会(LPGA of Japan)の代表選手によるチーム対抗戦。親睦と相互発展を目的に、新設された大会です。

国内女子ツアーでは他にない、18ホールマッチプレー方式。
1日目は4ツアー8名ずつのフォアボール。2日目は4ツアー8名ずつのフォアサム。3日目は4ツアー9名ずつのシングルスで闘います。

日本女子プロゴルフ協会からは、上田桃子キャプテン、飯島茜、大山志保、菊地絵理香、酒井美紀、成田美寿々、原江里菜、笠りつ子、渡邉彩香が臨みます。

世界の厚い壁にどう立ち向かうか。今季最後のパフォーマンスに注目が集まります。

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