GOLFES

見つかる、楽しむ、あなたのゴルフライフ。

テレサルーは今季最終戦V、来季は初の賞金女王へ

最終戦は完全優勝でレコード更新

国内女子ツアー最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月26日終了、宮崎カントリークラブ)でテレサ・ルーは、初日から最終日までトップをキープする完全優勝を果たしました。

3日目、最終日と一緒に回ったイ・ミニョン(韓国)はパワフルなスイングが身上の飛ばし屋。ミニョン自身、最終戦で優勝すれば、鈴木愛の成績次第では今季日本ツアー初参戦で初の賞金女王の可能性があったため、積極的なプレーを展開していました。

そんなミニョンに対し、テレサ・ルーは乱れない安定したベテランの技術を淡々と繰り広げました。圧巻は3日目でした。8バーディーの首位でスタートすると、ノーボギー、5バーディーで13アンダーに伸ばしました。

ミニョンも2打差2位につけていましたが、テレサ・ルーは最終日さらに2打縮めます。我慢しきれなくなったミニョンが伸ばしきれず、結局通算15アンダーのトーナメントレコードを更新しました。

LPGA Tour Championship Ricoh Cup 2017 - Final Round

Licensed by gettyimages R

ユーティリティを使った正確なショット

レコードをたたき出す安定したプレーの秘密は、ゴルフバッグに入れた3本のユーティリティでした。飛ばし屋のミニョンは女子プロでも珍しく3番アイアンを使う攻撃的なプレーを見せます。テレサ・ルーも飛ばし屋に入りますが、今回は4番、5番アイアンを抜いてユーティリティを活用しました。

セカンドショットで狙う距離が長くなるとロフトの少ないロングアイアンではグリーンで止まりにくくなります。しかし、ボールが上がりやすいユーティリティーなら、高さを稼いでグリーンに止めやすくなります。まさにアマチュアゴルファーも見習いたいコース戦略で、若いパワーに対抗しました。

LPGA Tour Championship Ricoh Cup 2017 - Round Two

Licensed by gettyimages R

テレサ・ルーのクラブセッティング

テレサ・ルーはPWにAWが2本、SW1本の計3本のウェッジをバックに入れています。この構成が、ショートゲームを得意とするプレーを演出しています。

【ドライバー】
キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA 816(15年) ロフト9度
シャフト:フジクラ Motore Speeder 569・S、46インチ

【フェアウェイウッド】
キャロウェイ スティールヘッドXR ロフト15度

【ユーティリティ】
キャロウェイ LEGACY BLACK ロフト21度、GBB EPIC STAR ユーティリティ ロフト23度、26度

【アイアン】
6I~PW:キャロウェイ APEX PRO

【ウェッジ】
AW:キャロウェイ MACK DADDY2 50度
AW、SW:キャロウェイ MACK DADDY FORGED 54度、58度

【パター】
オデッセイ オーワークス タンク#1

【ボール】
キャロウェイ クロムソフトX

(注)プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアセッティングとは異なる場合があります。

国内ツアーは2010年から

2010年から国内ツアーに参戦し、米国ツアーと掛け持ちで出場していましたが、2011年から国内ツアーに専念。2013年米ツアーでもあるミズノクラッシックで国内ツアー初優勝を果たすと、2014年3勝、2015年5勝と頭角を現しイ・ボミと賞金女王を争い、2年連続で賞金ランキング2位に入りました。2007年から4年連続で米ツアーのシード権を守った実力を発揮しています。

国内メジャーも強く、2014年日本女子オープンゴルフ選手権競技で初メジャータイトルを手にすると、同年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップも制し、2015年には日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯で3冠目を達成。

残るワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップに優勝すれば、日本ツアー初めてのグランドスラム、4冠に輝きます。

Daio Paper Elleair Ladies Open 2017 - Round Two

Licensed by gettyimages R

来季は4冠と賞金女王

2016年に30代前半の日本人と台湾人のハーフで日本国籍の男性と結婚し、私生活も充実しているようです。夫は台湾の大手建材メーカー創業者の孫で、会社役員。台湾のゴルフイベントで知り合い、同年の日本女子オープンでは婚約者だった彼がキャディーを努めました。

2017年は安定した生活とゴルフができました。自分の性格を「細かいことをあんまり気にしない大雑把なタイプ」と評し、グリーンの上ではいつも明るくさわやかな笑顔を見せるテレサ・ルー。勉強していた日本語もかなり上達しており、来季は優勝インタビューや、4冠?あるいはキム・ハヌルら韓国勢と争う賞金女王?など、インタビューの機会も増えて、ますます輝きが増してきそうです。

関連記事