なぜなに!?ゴルフ女子「コースに散りばめられた、危険な罠」編
こんにちは。ミー★ハー子です。
なんだか、日に日にゴルフへのモチベーションがアップしています♪
いよいよ秋、ゴルフにはベストシーズン!!暑すぎて倒れそうになったり、寒すぎて手がかじかんだり…しないんです!!
心地よい日差しに心地よい風。ごはんは美味しいし…いやはや、最高です。
ミー★ハー子、実は収集癖がありまして。
マーカーを集めているのは前回お話しましたが、それだけにとどまらず、秋はコースに落ちているどんぐりやくぬぎ、栗のイガイガや紅葉した葉っぱなどを空き時間にひそかに拾うのが趣味…。
気づくとカートの前かごが収集物でぎっしりになっていて、同行者におどろかれたりもします。
まぁ、家に持って帰ると一週間後にはゴミになったりもするのですが(笑)
あー、ゴルフに行くのが楽しみだなー!早く行きたいなー!るんるん♪
…ミー★ハー子、相当調子に乗っているご様子…。
いつだってそうです。世の中調子に乗っているときにこそ、いろいろなことに普段以上に注意を払わなければならないのです。
そう、でないと青天の霹靂、大どんでん返し!な出来事が起こってしまうことも…。
というわけで今回は、実際にあったこわ~いお話。
調子に乗った主人公を待ち受ける、ゴルフコースの危険な罠のお話です。
ある晴れた日、午前10時。
啓介さん(仮名)36歳は秋晴れの日曜日、同僚・上司・取引先の方々と8名でゴルフに出かけました。
出がけに機嫌を損ねた妻と、その妻に便乗して文句を言う娘(4歳)をなんとかなだめ、やっとたどり着いたゴルフ場。
内心思います。
(いやー、我ながらうまい言い訳で嫁から切り抜けたもんだ!今日はなんだかいいことがある気がするなー、天気も最高だし。日頃の練習の成果を思いっきりだしちゃおうかなー。もしかしたら優勝しちゃうかも…!うへへへへ。)
普段の週末は、家族サービスという名のドライバー業務や荷物持ち業務に明け暮れ、趣味のゴルフすら満足にさせてもらえません。
いい加減うずうずしていた啓介さんにとって、今日は久々のゴルフ。そして久々の家族とは別々の休日。
解放感に気分は上々。持ち前の人当りの良さとサービス精神で、一生懸命皆を盛り上げつつ、自分もなかなか調子よくプレーを進めていた5ホール目。
悲劇は起きるのです。
口を広げて待ち受ける、格子状のアイツ。
5番ホール。Par4。
上司のティーショットを見届け「グッドショット!」と声をかけたあと、2番目に啓介さんの出番はやってきました。
前のショートホールでは、カップそばにワンオンし、しっかりバーディーをゲット。
調子が上がっているその気持ちのまま、気合を入れて打ったものの…球はぐんぐんと右にそれていきます。
(あぁ、やっちまった。スライスだ…)
がっくりしながらも、なんとかOBは免れラフに落ちた球にホッとする啓介さん。
3番手の同僚のティーショットは、ショートではあるものの左寄りのフェアウェーをキープ。
4番手のショットを待ち、皆でカートに乗り込みます。
まずは一番手前に落ちた同僚のボール付近にカートをつけ、そこで啓介さんは5~7番のアイアンを手にカートを降りました。
自分の球は反対側、右サイドの傾斜がついたラフの上。
(傾斜かぁ…)と思いながらも、アイアンを片手に小走りで球に近づいていきます。
高い空にはいわし雲。その隙間から差し込む秋の日差しと、そよそよと吹く風に何とも言えない気持ち良さを感じた啓介さん。
(ゴルフって、やっぱりいいなぁ。)
思わず頬が緩みながらも、そろそろ同僚がセカンドを打つころかな、と左後ろを振り返ると、ちょうどアドレスを構えているところ。
彼の邪魔をしないようにそろり、そろりと横に歩きながら、目線は同僚をとらえます。
ゆっくりとしたスイングで、しっかりと球をとらえました。
うまい!
高々と秋の空を割っていく、同僚の白いボールを目で追いかけながら、
「ナイスショット!」と叫んだ時でした。
がこっっ!!
ぐきっっっ!!!
…どさ。
啓介さんには突然空が見えたのです。青く、高く、美しい空が。
そして感じました…強烈な痛みを。
「いってええええええ!!!」
なにが起きたのか、理解できません。
しかし、どう考えても自分はラフの上に倒れこんでいるようなのです。
そして劇的に痛いのです。右足首が!!!
そう、啓介さんは同僚のショットに気を取られ、前方を見ずに歩いていました。
そんな啓介さんの足下に迫りくるもの…。
そうです、そこには四角いお口をぽっかりと開けた排水溝があったのです!!!
罠にはまる方が悪いのか。罠を仕掛けた方が悪いのか。
コースには、随所に排水溝が設置してあります。
縦横20cm程度の小さな排水溝。
当然、大人の男性が避けて歩くのは容易なことです。
しかし、時期は9月。夏の間に青々と茂ったラフの芝は長さ10cm以上にもなり、排水溝の存在を遠目から確認することを困難とする、凶器の芝となっていたのです。
そしてラフが生い茂ることによって、排水溝との落差が発生し、ちょっとした落とし穴状態になっていたのでした…。
まんまとよそ見をし、ラフの罠にひっかかった啓介さん。
運悪く横から滑り落ちるような転び方をしてしまい、くるぶしを捻って強打。
なんと最悪の骨折という結果に…。
全治1か月半。
あえなく接待ゴルフをリタイヤし、近くの病院で治療を受け、ギプスの人となったのでした…。
アーメン。(実話です)
★その後…。
同僚に運転してもらい、帰路についた啓介さん。家に帰って嫁と子供に散々怒られたのは言うまでもありません。
しかし取引先の方には、迷惑はかけたものの、排水溝伝説の人として語り継がれるインパクトだけは与えられたようです。
…いやいや、そんなの与えたくないし!!
いや、しかし運が悪いですね、啓介さん。
排水溝に落ちたところで、普通はよろけてびっくりするくらいで済むものです。
それが骨折とは…。よっぽど普段の行いが悪かったか、調子に乗りすぎていたとしか思えません(笑)
皆さん、基本的にゴルフ場は安全に整備されています。
でもこのような、万が一!という例があるので、調子よくまわれている日なんかは逆に気を引き締めて!楽しみましょうね~。
ミー★ハー子も今後、空を見ながら浮かれて歩いたりするのは極力やめるようにします…スキップとかしないように…あぁ、でもやっぱり秋は空が綺麗!!!
とりあえず、ここで標語をひとつ。
「気を付けて!夜道とお化けと排水溝。転ばぬ先の、ゴルフ保険!!」