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ホールインワン達成の確率と宝くじが当たる確率を比べてみた!

「ホールインワンが出る確率なんて、宝くじが当たるようなもの」というセリフ、年に数回耳にしますよね?どちらも一生に一度で良いから達成してみたい。でも、ほとんどの人が出会えないもの。

宝くじの1等当選とホールインワンの達成。どうやら、共通しているキーワードは「夢」のようです。

ここではホールインワンを達成する確率と、宝くじが当たる確率について徹底比較してみました。

ショートホールのティーグランドに立つあなたの未来に、ホールインワンという「夢」を出現させることは可能なのか?「宝くじ」というフィルターを通して見ると、ホールインワンがすぐそこに見えてくる?

プロとアマチュアではこんなに差があるの?夢の扉は結構重い!

ホールインワンは、スコアの「1」から「エース」とも呼ばれています。海外では「エース」という言葉の方が一般的に使われることが多いようですね。

ドライバーで300ヤードを豪快に飛ばすのもゴルフなら、ショートホールで短いクラブを持って正確なショットを打つのもまたゴルフというスポーツの醍醐味です。では、そのエースを達成する確率はアマチュアとプロではどの程度の違いがあるのでしょうか?

具体的な数字は諸説あるものの、プロで概ね1/800~1/900、アマチュアで1/8000~1/12000と言われています。

アマチュアの場合をラウンドに換算すると、約2000~4000ラウンドに1回という計算になります。平均的なアマチュアゴルファーで3000ラウンドに1回、年間50ラウンドプレーしたとして60年も掛かります。

当然と言えば当然なのですが、プロとアマチュアでは約10倍も差があるんですね。

ご存じの通り、プロのツアーでは通常よりも難しいコースセッティングとなっているので、男子、女子共アマチュアと同条件であれば、その差は10倍では済まないことは容易に想像できますよね。

では宝くじはどうでしょうか?

1枚の宝くじで1等が当たる確率は、プロもアマチュアも約1/10000000(1000万分の1)です。

そもそも、宝くじ業界にプロの方がいらっしゃるのかは定かではありませんが、高額当選を複数回当てている方は実在します。でも、その確率はホールインワンのそれと比べると、アマチュアの確率と比較しても約1000倍も当てるのが難しいという計算になります。

ですがちょっと待ってください。宝くじは一度に複数枚を購入することができます。つまり、仮に1000枚購入すれば当たる確率を1/10000まで上げることができるのですね。

これで、アマチュアのホールインワン達成率とほぼ同じになりました。しかし、当たる確率をアマチュアゴルファーのホールインワンの達成率と同じにする為の投資額が30万円-。30万円というお金が安いか高いは別として、これでまた一歩「夢」に近づいた、のか?

なにはともあれ、ホールインワン達成と宝くじの1等当選の確率がだいたい同じになったところで徹底比較スタート!

一見全ての人の前において平等に見える「確率」ですが、はたして本当にそうなのか?二つの「夢」の確率を、4つのポイントに絞って徹底比較してみました。

夢を手にする可能性を何処まで伸ばせるのでしょうか。

技術面で比べてみた~テクニック(技術)で開けろ!「夢」の扉は「運」だけでは開かない~

ホールインワンの達成率がプロとアマチュアの数字にこれほど開きがあるということは、何を意味しているのでしょうか?

そうです。我々アマチュアゴルファーでも、技術を磨くことによって、その確率を上げることが可能なのです。よく「運も実力のうち」と言いますが、これは裏を返すと「何事も運だけに頼っていてはダメ」ということなのです。

あなたのゴルフ仲間にも「練習が好きでたまらない」という人と、「ゴルフは好きだけと、練習はキライ」という人がいませんか?

そうなのです、プロとアマチュアのホールインワン達成率のロジックをそのままアマチュア界だけに当てはめてみると、アマチュアゴルファーの中でも「練習好き(ゴルフが上手い人)」と「練習嫌い(ゴルフが下手な人)」とで、ホールインワンの達成率は大きく変わってくるのです。

「練習は嘘をつかない」という言葉があります。スイングの数だけ「夢」に近づくはずです。一日一つずつ分母の数字を減らしていけば、計算上約30年以内にはホールインワンに巡り会えるはず。

一方宝くじはというと―。実はあるんですね。ゴルフと違って毎日反復練習できるような具体的な「技術」というものはありませんが、当てる為の準備というか“おまじない”のようなものがあるのです。

それは運気を上げる為の風水的なものであったり、「毎朝朝日を浴びる」等の習慣的なものであったりします。

「なんだ、結局「運」に頼っているじゃないか」と思った方、ちょっと待ってください。普段から「当たるべくして当たる」自分をイメージできるかどうか?

つまり、そこが「運」を味方につけることができる人と、できない人の分かれ道なのです。実際、宝くじで複数回高額当選している人の多くは、普段から当選前のトレーニング(?)を怠らないそうですよ。

検証結果:努力で「確率」を変えることはできる。大切なのは「継続」すること。

メンタル面で比べてみた~欲を出すな!狙って入れば苦労は要らない~

ゴルフ場でハイタッチ

まず、ゴルフの歴史上、最も多くのホールインワンを達成した人をご紹介します。

その人は米国カリフォルニア州出身のノーマン・マンリー氏です。「そんな名前聞いたことない」という声が聞こえてきそうですが、それもそのはず、彼はアマチュアゴルファーなのです。

しかし、ホールインワンを達成した回数はなんと59回。そして、そのほとんどを「狙って」達成したというのですから驚きです。なんとも、世界は広いですね。

「よーし、俺もこれからエースを狙っていくぞ」と意気込んでいるあなた、狙って達成したというのは、あくまでマンリー氏の話です。実際、ホールインワンを達成している方の約30%がミスショットというデータもあるほど、アマチュアのホールインワンに関しては偶然の要素が大きいのです。

技術面で距離と方向をある程度正確に打てる技術を身につけることができれば、あとはそれを本番で発揮する為のメンタルを養うことが大切なのです。

どんな分野にも言えると思いますが、人間欲を出すと余計なところに力が入ってしまい良い結果に繋がることはありません。練習に裏付けされた自信を武器に、無欲のショットを心掛けましょう。そうすれば、あなたのミスショットにも神が宿る日が訪れるかもしれません。

では宝くじを当てる為の理想の精神状態はというと、実はこちらも「無欲」がキーワードになっていることが分かりました。

チャンスセンターと呼ばれる宝くじ売り場の方の証言によると「購入した宝くじを、封も切らずに窓口にお持ちになる方に高額当選をする人が多い」とのこと。また、高額当選した方にどのような経緯で宝くじを買ったか伺うと「ついでに買った」という人が意外と多い事が分かりました。

少なくとも、神様に自分の欲を見透かされないようさりげない素振りを装い、「ついで」に買うというのがポイントのようです。

検証結果:「夢」は「無欲」で追うこと。それができれば大きなチャンスアップとなる。

アイテム面で比べてみた~道具選びは「夢」へのパスポート。妥協はするべからず~

「弘法筆を選ばず」という言葉があります。字の上手い人は、どんな筆を使っても上手な字が書けるということです。

ではゴルフはどうでしょうか?ツアープロの世界でもパットがスランプになる度にパターを変えていて、そのコレクションが数百本にまでなっている選手が多く存在します。

つまり、プロゴルファーも常に自分のフィーリングに合ったクラブやボールを模索しているのです。アマチュアも同じです。自分に合ったクラブでプレーするということは「夢」を達成する為、ある意味最も基本的で大切なプロセスの一つかもしれません。

何より、自分が心から信頼できる道具を探すこと自体、それだけでもとても楽しいものです。さらに、思い描いていたクラブに出会えた時の幸福感はなんとも言えません。

信頼できる相棒と一緒に「夢」を追いかける。なんだかワクワクしてきますね。ここは妥協せずにじっくりと相棒を探しましょう。

宝くじにも実は、重要なアイテムがいくつかあります。

主に購入前と購入後に分かれるのですが、購入前の大切なアイテムと言えば、なんと言っても「お金」です。

「宝くじを買うのに、良いお金も悪いお金もない」と思っている方は、「運」を敵にまわしていますよ。複数回高額当選を達成している方の多くは「新札を用意して神社でお祓いをしてもらい、そのお金で宝くじを買う」と言っております。

また、宝くじ購入後もその宝くじを保管する場所や方法にもアイテムが活躍していました。

例えば「運が逃げないように」ラップでくるみ冷蔵庫に保管する方や、金運の上がる黄色い布や袋に入れて神棚に保管する方もいるようです。人によってはラップのメーカーにもこだわりを持っている方もいるとか、いないとか。

検証結果:良い道具(アイテム)は、「夢」を共に追いかける相棒。徹底的にこだわること。

 

ハード面で比べてみた~場所で変わる「夢」の確率~

皆さまは「ホールインワンが出やすいゴルフコース」というものが存在するのをご存じでしょうか?距離やグリーンの形状など、いろいろな要素はありますが、なんとそのコースは設計の段階からホールインワンが出やすくなっているというのです。

そのコース、なんと日本にありました。千葉県いすみ市にある「ABCゴルフいすみコース」です。

ゴルファーの中では有名なコースなのでご存じの方も多いと思いますが、オーナーが「ホールインワンの醍醐味を皆さんに体感してほしい」という思いから、コース内の2つのショートホールのグリーンをすり鉢状にしてボールがホールに向かって転がり易くするなどの工夫が施されているというのです。

こんな場所でコンペを開催すれば、参加人数もいつもより多くなるかもしれませんね。ゴルファーにとっては、一度はプレーしてみたいコースの一つです。

もちろん、宝くじにもありますよね、よく当たるチャンスセンターが。

確率的にはどこで購入しても変わらないはずなのですが、その確率を凌駕するほど高額当選を多く、しかもコンスタントに出しているチャンスセンターが存在するのです。

テレビのニュースなどで毎年目にしてご存じの方も多いと思いますが、有名なところでは「西銀座チャンスセンターの1番窓口」があります。

ここには複数の窓口があるにも関らず、良く当たると言われている「1番」窓口にだけ長蛇の列ができるのです。そのほかにも、各都道府県にはご当地の「良く当たる」と言われているチャンスセンターがあるので、どうせなら当たりやすい窓口で買いましょう。

検証結果:ストイックに「夢」にこだわるなら、その場所まで足を運ぶこと。

二つの「夢」の後には、大きな違いがある?~達成した後にお金が掛かる「夢」の話~

いかがでしたでしょうか?ホールインワン達成の確率と宝くじが当たる確率の徹底比較。まったく違うテーマのようでしたが、「夢」というキーワードで検証すると、なんと共通点の多いことでしょう。

どちらも一生のうち一度は巡り会いたいものですが、実は一つだけ大きく異なる点があります。

それは達成(当たった)後です。

宝くじは当たったら当選額を頂いて終了となりますが、ホールインワンはそう簡単にはいきません。

日本ではホールインワンやアルバトロス(パー5を2打でホールアウトする事。ホールインワンよりも達成するのが難しいと言われています)を達成したプレーヤーは、その日のスコアや順位に関わらず「皆とその喜びを分かち合う」という名目で祝賀会や記念コンペ大会を、達成者本人が費用負担して行うことが一般的な習慣になっています。

例えば、キャディーさんへのご祝儀、同伴競技者へのご馳走、記念品の作成、場合によってはゴルフ場に記念樹を植樹する人もいます。祝賀パーティなどは招待する人数にもよりますが、それだけでも多額の出費を覚悟しなくてはなりません。

そんな時の為に、ゴルフには「ホールインワン保険」というものが存在します。

保険の内容にもよりますが、保障の範囲内で上記の費用を負担してもらえるというものです。ゴルフのルール同様、ホールインワン保険の知識もしっかりと押さえておきたいものです。

ホールインワンは、いつあなたの目の前に現れるか分かりません。ちなみにホールインワンの最年長記録は2014年12月17日に達成された103歳。あなたのゴルフ人生はまだ始まったばかり、チャンスはまだまだ続きます。

ゴルファーの中には「いつかホールインワンを達成するぞ」という「願掛け」で保険に加入している人もいるそうです。これも、達成率を上げる方法の一つかもしれませんね。

どうですか?ティーショットで放ったボールが青空を気持ちよく飛んで行き、グリーンを滑るように転がってそのままホールに吸い込まれ、静かな森に響く気持ちの良い音が聞こえてきませんか?

カコーン!

(完)

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