なぜなに!?ゴルフ女子 「ゴルフ場でほっこり♡ちょっとした幸せ」編
こんにちは。ミー★ハー子です。
いや、気付けばずいぶんと陽が長くなってきましたね~。
雪が降ったかと思えば、春めいた陽射しのぽかぽかとした日など、身をもって三寒四温を感じる今日この頃でございます。
しかし三寒四温って、完全なる自然界からの飴と鞭ですよね~。
繰り返されているうちに、どんどん太陽のことを好きになってしまう…。
太陽の手練手管に、すっかりやられているミー★ハー子でございます。
そう、例えばある日の昼下がり…。
デザートまで食べきってお腹がいっぱいのミー★ハー子は、ぽかぽかと降り注ぐ優しい春の陽射しをたっぷり感じながら、アツアツ入れたてのコーヒーを頂いています…。
すると、どこからともなく芳醇な春の香りをただよわせる沈丁花…。
そうか、もうそんな季節なのね…と膨らみ始めたつぼみの鮮やかな桃色に目を奪われ…。
うーん、なんだかすごく幸せな感じ!!!
どんどん春に近づいてくるこの時期って、そういった小さな幸せを感じる瞬間がとても多い気がします。
もちろん、コンビニでのお支払額ちょうどの小銭がお財布に入っていたり、みかんの房の中に、小さな房が2つも入っていたりしても、やっぱり小さな幸せを感じてしまう小市民ミー★ハー子ではありますが…。
そしてそんな小さな幸せって、ゴルフ場でも結構ゴロゴロと落ちているんですよねぇ~。
四季の移り変わり、空気の清々しさ、小さな生き物たちの息吹などの、自然からもらう小さな幸せも、もちろんゴルフ場にはたくさんあるのですが…。
「人」が「他の人」に与える小さな幸せも、ゴルフ場に落ちているって知ってました??
今回は、そんな「人間発」の小さな幸せにクローズアップしてお届けしようと思います。
(なんだか、春の陽射しに毒を抜かれたミー★ハー子でございます。)
知らない人からの「ナイスショット!」
ラウンドの一番最初のホールや、ショートホールで前が詰まっていた時など、後ろの組のみなさんに見られながら、ティショットを打つ時ってありますよね?
そんな時…大体の方は、ちょっと緊張すると思います。
少なくとも、ミー★ハー子はとっても緊張します。
最初の最初のホールなので、アドレスを確認したいな~、と思っても、後ろの組が待っていて、じーっと見つめられている状況では、アドレスの確認に時間をかけるわけにはいきません。
ましてや、ミー★ハー子の虚栄心がむくむくと顔をもたげ、
「おっ、女子なのにやるね~」
と、ギャラリーに思われたくて仕方がなくなってきます。
(ミー★ハー子だけ?)
そんな状態で、バリバリに緊張しながら無理をして打ったティショットはというと…。
大きく左の方に逸れていってしまったり…。
球の下をすくってしまったり…(いわゆるテンプラ)。
まぁ、だいたいロクなことにはならないわけです。
そして、ギャラリーの皆様と共に、口をぽかーんと開けながら、あらぬ方向へ飛んでいく自分の打球を見つめることになってしまうのですよ…(笑)
まぁ、当然の結果、それが自分の実力なわけです。
でも…。
たまーに、そんな状態で打ったにも関わらず、上手いことドライバーがヒットし、
「カーン!」
という小気味良い打球音とともに、ぐんぐんと狙った方向にボールが飛んで行く時もあるわけです。
ほんの、たまーにね!
そんな時、まずはミー★ハー子、普段より多いギャラリーの前でうまくショットを打てたことに対する満足感、爽快感に包まれます。
心の声は
「キタ――――!私ってば、かっこいい!!」
という感じでしょうか。
そして、同じ組の仲間から「ミー★ハー子、ナイスショットだね!」と声をかけられるわけですが…。
そんな時は得意げな表情を露骨に出さないように、緩む口元を無理やり抑え込んだ、変な笑い顔を浮かべちゃったりするわけですよ、
「いやいや、、、、たまたまっすよ!」
なんて心にもないこと言っちゃってね。
そして、それに加えて、見ず知らずの後ろの組のオジサマたちが、
「ナイッショーーーー!!」
なんて大声で叫んでくれる、という想定外の出来事が起きたりもするわけです。
いやー、これがねぇ…嬉しい!!!
仮にも、後ろの組のオジサマたちは、全く知らない赤の他人なわけです。
なんなら、ミー★ハー子の組のプレー進行が遅れてしまった日には、
「チッ!」
とか言われて、なんだかイヤーな空気が流れてしまう間柄になってしまう、という可能性も十分ありえるわけです。
なのに…。知らないのに…。
褒めてくれるのっ!?!?!?
これって、ラウンドにおける小さな幸せだな~、とミー★ハー子は思います。
他人同士が声を掛け合い、お互いを惜しみなく褒め合う…という、スポーツならではの素晴らしい交流。
こんな時、ミー★ハー子は「ゴルフをやってて良かったなぁ~」と素直に思い、さらには「人間っていいなぁ~」と思ってしまうのです。
朝の満員電車では、あんなにいがみ合っている私たちなのにねっ♡
知らない人からの「落としました?」
これはですね~。
初心者が必ず通る道、脱初心者でも‘うっかりさん’はついついやってしまう、あれです。
そう、
「クラブをどこかに置き忘れてくる」
という初歩的なミスです。
この事件、多くはグリーン周りで起こる現象かと思われます。
まわるだけでいっぱいいっぱいになり、地面に置いたクラブの存在を忘れてしまう初心者はもちろん、例えばグリーンが砲台グリーンになっている時などにも起こりえます。
カートが置いてある方向とは逆の方向からアプローチをし、ピッチングをその場に置いたまま、クラブをパターに持ち替え、パッティングへと進みます。
見事カップインした後は、後ろの組が迫ってきていることもあり、そそくさとホールアウト…。
もちろんカートへの進行方向にはピッチングは落ちておりません。
そして、同行者がグリーン周りを見回しても、砲台の下に置いてきてしまったクラブが死角になってしまっている…という不運が重なった時に、その事件は起きてしまうのです。
…って、まぁ、ゴルフェスブログを読んでいらっしゃる皆様におきましては、
「そんな初歩的なミス犯さんわ!!」
っていう方が大多数だと思います。
いや、まぁ、ミー★ハー子も、ときどきですよ、たまたまです。
ごくごくまれーに、ね。そういうことを…やっちまったりするわけですよ…トホホ。
でもね…。
そんな時に、救世主は現れるのです!
次のホールに進み、ピッチングを置き忘れたことなぞすっかり忘れて、ドライバーを振り回して、素振りをしているミー★ハー子のもとに…。
「すみませーん!!!」との声。
素振りの手を辞め、声がした方を見やると、どうも後ろの組のオジサマが、こちらに向かって走ってくる模様。
はて、何の用だろう???
ミー★ハー子含め、同じ組のメンツの頭に???が浮かびます。
よーく見ると、オジサマの右手に握られているクラブには見覚えが…。
あれ?あの紫グリップはもしかして…。
ミー★ハー子のクラブ!!!
そう、後ろの組のオジサマは、グリーン付近に落ちているミー★ハー子のピッチングに気付いたのです。
そして、一番にホールアウトをしたオジサマが、急いでこちらにクラブを届けにきてくれた、というわけなのです…。
うっかりクラブを置いてきてしまったことに、今さらながら気付いたミー★ハー子。
「すみませーーーーん!!!」
と、日本人によくありがちな「すみません返し」をしながら、オジサマに駆け寄ります。
そして、中間点で出会った私たちは…。
お互い息を弾ませながら…。
「これ、落としました?」
「はい、すみません!!ありがとうございます!!!」
なんていう会話を繰り広げます。
親切なオジサマが、ミー★ハー子のクラブを拾って、走って持ってきてくれたこと。
それはもちろん大変ありがたく、人間の温かさを感じ、ほっこりするポイントではあります。
しかし本当の小さな幸せは、その先にあるのです…!
クラブを取りに行ったミー★ハー子を、ずっと目で追っていた同じ組の仲間たち。
受け取ったのを確認した瞬間、後ろから後方支援という手段に出るのです。
「ありがとうございます!」
「すみませんでしたー!」
「ありがとうございましたーーー!」
そう、ミー★ハー子の仲間たち全員が、クラブを届けてくれたオジサマに、遠くからお礼を伝えたのです。
すると…。
後ろの組のオジサマ4人が‘ニコッ’と笑い、こちらに向かって手を振ってくれたのです。
そう、全員が、です!!!
嗚呼…。
もうミー★ハー子、幸せな空気に包まれてキュン死にしそうです。
なんて素敵な瞬間、光景なのでしょう!!!
お互いがお互いに気を使いあい、助け合う。
これぞ紳士のスポーツの醍醐味、ですよね!!!
その日のラウンドは、終始幸せな空気に包まれたのは言うまでもありません。
…まぁ、そんな雰囲気と、スコアの良さは比例しないのが残念なところですが(笑)
ミー★ハー子も、そんな素敵なオバサマになれるように、精進しよう!!!と決意した、春迫るある日の出来事なのでございました…。