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いまや国民の2人に1人!どうするゴルファーの花粉症?

花粉症ゴルファーが急増中

日本では近年、花粉症患者の増加が顕著となっています。特にスギやヒノキの花粉が飛散する春先には、多くの人がくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされています。この背景には、戦後に植林されたスギ・ヒノキの成長による花粉の増加や、大気汚染によるアレルギー反応の悪化があるとされています。花粉症の 有病率は1998年が19.6%、2008年が29.8%、2019年には42.5%で1 0年ごとにほぼ10%増加しています。

ゴルファーにとっても花粉症は大きな影響を及ぼします。ゴルフ場は自然に囲まれた環境にあるため、花粉を避けることが難しく、症状が悪化しやすいです。くしゃみや鼻づまりによる集中力の低下、目のかゆみによる視界不良などがプレーの質を下げる要因となります。そのため、花粉症対策として、マスクやゴーグルの着用、薬の服用、花粉の少ない時期のラウンド選択などが重要となっています。

ゴルファーができるスギ花粉症対策

スギ花粉症の対策として、一般的に以下のような方法が推奨されています。

①花粉の飛散を避ける

花粉が多く飛散する時期は、できるだけ外出を控えることが有効です。特に晴れて風の強い日や、気温が上昇する昼過ぎは花粉の飛散量が増えるため、不要な外出は避けるのが望ましいです。外出時はマスクやメガネを着用し、花粉の侵入を防ぎます。帰宅後は衣服を払い、手洗いや洗顔、うがいを行うことで、体に付着した花粉を取り除きます。

②室内環境を整える

室内への花粉の侵入を防ぐため、換気は短時間にとどめ、空気清浄機を活用すると効果的です。また、洗濯物や布団は室内干しにするか、花粉の少ない時間帯に外干しするようにします。

③市販薬の活用

花粉症の症状を和らげるために、市販薬を使用するのも有効です。一般的な市販薬には以下のようなものがあります。

抗ヒスタミン薬(アレグラ、クラリチン、アレジオンなど):くしゃみや鼻水を抑える効果があります。眠くなりにくいものが多いため、日中の使用にも適しています。

点鼻薬(ナザールスプレー、アルガード鼻炎スプレーなど):鼻づまりを一時的に解消する効果がありますが、長期間の使用は推奨されていません。

目薬(ロートアルガード、サンテFXネオなど):目のかゆみや充血を和らげる効果があります。

花粉症対策は、複数の方法を組み合わせることで効果が高まります。早めの対策を心がけ、快適に過ごせるよう工夫することが大切です。

また、医師に診断・処方してもらう必要がありますが効果の高い方法として次の4つがあります。

①舌下免疫療法

舌の下にアレルゲンを少量投与し、徐々に体を慣れさせる治療法です。即効性はありませんが、長期的に花粉症の症状を軽減できる可能性があります。

②ゾレア(オマリズマブ)注射

抗IgE抗体製剤で、花粉症の重症患者向けに使用されます。アレルギー反応を抑え、症状を大幅に軽減できます。ただし、費用が高く、医師の診断のもとでしか受けられません。

③ボトックス注射

ボツリヌス毒素を鼻粘膜に注射し、神経の働きを抑えて鼻水やくしゃみを軽減します。即効性があり、効果は数か月持続しますが、保険適用外であり、繰り返しの施術が必要です。

④ステロイド注射

強力な抗炎症作用があり、1回の注射で数週間~数か月効果が持続します。しかし、副作用として免疫低下やホルモンバランスの乱れが懸念され、頻繁な使用は推奨されません。

これらは効果が高いですが、副作用や費用を考慮し、医師と相談のうえ慎重に選択することが重要です。

花粉症対策には一般的な方法だけでなく、ユニークなアプローチもあります。少しでも症状を和らげるために、ゴルファーが実践している対策9つ紹介します。

①ワセリンを鼻の入り口に塗る

ワセリンを鼻の穴の入り口に薄く塗ることで、花粉が粘着し、体内への侵入を防ぐことができます。こまめに塗り直すことで、効果を持続させることができます。

②ヨーグルトや発酵食品を積極的に摂取する

腸内環境を整えることで、免疫のバランスが改善され、アレルギー反応が和らぐことがあります。乳酸菌を含むヨーグルトや納豆、キムチなどが効果的です。

③静電気防止スプレーを衣服にかける

衣類に付着する花粉を減らすために、静電気防止スプレーを活用すると効果的です。静電気が花粉を引き寄せるため、スプレーを使うことで付着を抑えることができます。

サングラス+ゴーグルで目を保護する

通常のサングラスでは花粉が入り込むため、フィット感の高いスポーツ用ゴーグルを着用し、目のかゆみを軽減します。

③鼻栓を活用する

プレー中だけ鼻栓を使用し、鼻からの花粉の侵入を防ぐゴルファーもいます。最近は目立ちにくい透明タイプもあります。

④口呼吸を意識的に減らす

口呼吸をすると花粉が体内に入りやすくなるため、鼻呼吸を意識することで症状を軽減します。

⑤ミント系ガムを噛む

ミントの成分が鼻の通りをよくし、鼻づまりを軽減するため、プレー中にミントガムを噛む人もいます。

⑥天然素材のマスクを使用する

スポーツ用の通気性が良いマスクや、花粉を防ぎつつ呼吸しやすい布マスクを着用するゴルファーもいます。

⑦プレー後すぐに温泉やシャワーを浴びる

プレー後、すぐに温泉やシャワーで花粉を洗い流し、症状の悪化を防ぐ方法を実践する人もいます。

⑧べにふうき茶を飲む

べにふうき茶に含まれる「メチル化カテキン」がアレルギー症状を抑えるため、プレー前に飲むゴルファーもいます。

⑨ゴルフ場の花粉情報を事前にチェックする

ゴルフ場によって花粉の飛散量が異なるため、事前に調べて花粉の少ない地域を選ぶ人もいます。

これらの方法を組み合わせることで、症状を和らげることができるかもしれません。自分に合った対策を見つけてみてください。

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