ゴル子のゴルフことはじめ「スルメアルバイト」
- 2014.10.29
- おもしろ
皆様、おはようございます。
ゴル子です。
お元気でしたか?そうですか。
それは楽しそうですね。
こちらは朝の4時半でございます。
皆様は朝の4時半といえば、寝ているか乾布摩擦しているかでしょう。
そんな中、今日のゴル子は5時には家を出なくてはいけません。
ゴル子は車もっていないので割とスピードが出るローラースケートで行きたいと思います。
星も煌めいています。
「おはようございます」
ゴルフ場に到着です。
今日は、この「スペシャル☆ルーキー☆メトロポリタンゴルフ倶楽部」略して「スルメゴルフ倶楽部」というゴルフ場にキャディのアルバイトをしにきました。
「今日はよろしくね、キャディさん」
「よろしくお願いしまスルメ」
ここのキャディさんは、お客様と挨拶するとき語尾をスルメにしなくちゃいけないという決まりがあります。
「ははは、キャディさん、語尾変だね」
…
…知ってる。
朝一番は、お客様のキャディバッグとクラブと顔と名前を一瞬で覚えます。
どうやって覚えるかというとお客様の特徴を瞬時に見つけ
メモします。
しましま野口、みどりぼうし西脇…ばっちりです。
順番がくるとコーススタートです。
めがね「今日は練習場で調子良かったから楽しみだな」
コース説明はゴル子のお仕事です。
ゴル子「このコースは気をつけて下さい。フェアウェイが続いているように見えますが5m先、直角の崖となっております」
めがね「どうやってグリーンまで行くのかね?」
ゴル子「地層の石を使って崖を降ります」
しましま「そうか、愉快だね」
めがね「キャディさん、そしたらティショットは何を使ったらいいのかね?」
ゴル子「ピッチングですね」
一同「そうか…ティーショットでピッチング…。しかも1番ホールなのに…」
このスルメゴルフ倶楽部は、キャディさん無しでは全く行き方が分からないという前代未聞のゴルフ場で有名です。
こんなショートコースもあります。
めがね「キャディさん、ここショートコースなはずだけど、すごく遠いように見えるんだが…」
ゴル子「お客様が見ている景色は絵となっております。ステレオグラムを見るみたいに見ると真実のコースが見えてくることでしょう」
緑帽子「だめだ。点と点を描かないと、あの目が出来ないんだ」
ゴル子「…そうですか…では、勘でお願いします。あちらの方向に、風いれて160ヤードです」
緑帽子「打ってみるよ。160なら楽勝だね」
バンッ!
緑帽子「…絵に当たってしまった」
ゴル子「弁償代金支払って頂けたら大丈夫です」
緑帽子「どんまいだね」
お客様にとっては、どのコースも新鮮なようです。
待ちに待った茶店のお時間です。
しましま「キャディさん、あの茶店バナナしか売ってなくてバナナだけど良いかな」
お客様がバナナをくれましたよ。
ティグラウンドで食べるバナナは格別です。
バナナを食べていると雨が降ってきました。
雨の中のバナナ、とっても美味しいです。
人間は昔、こうして雨に打たれてバナナ食べてたのかもしれません。
喉も潤うし。
まだまだ、このゴルフ場の目玉「3000ヤードローングコース・パー20」や「エジプトとラクダのサボテンコース」、「ナイアガラの滝の如しコース」など楽しいコースが色々あったのですが、今日は雷も鳴っているので、おしまいです。
「また来てくださいね」
スルメゴルフ倶楽部の謎は、訪れた者のみぞ知る…。