パターのラインが読めない?簡単なラインの読み方を徹底解説!
頑張ってせっかくパーオンをして、いざバーディを狙おうと思っても、どうやってグリーン上のラインを読めばいいのかわからない場面というのは少なくないですよね?
シングルレベルの腕前を持っているのならともかく、アベレージクラスや初心者クラスのゴルファーでは、アイアンでベタピンを狙ったり、素直なラインをピンポイントで狙い撃つことができませんので、ほとんどの場合、距離が残ってしまったり、難しいラインになってしまうことが多いです。
ですが、そういったレベルのゴルファーはグリーン上のラインを完璧に読むことができないことが多く、寄せてパーになれば良いのですが、最悪の場合、ラインを思いっきり読み違えてパーすら取れなくなってしまう事態にも陥ってしまいます。
そこで、今回はそんな皆様に“簡単なグリーン上のラインの読み方”をご紹介したいと思います!
これを読めばパーセーブはもちろん、バーディも狙うことができるようになるかもしれません、是非覚えていきましょう!
ライン読みはグリーンに上る前から始まっている!
アマチュアにはグリーンに上ってからラインを読もうとする人が多いのですが、そもそもその時点で間違っているんです。ライン読みはボールがグリーンに乗った時点から始まっているのです!
真剣にラインを読みたいのであれば、まずはグリーンに乗る前にグリーンの手前の花道から、その次に横からグリーンを確認し、全体の傾斜や起伏を確認するようにしましょう。
人間というものは不思議なもので、グリーン上から傾斜などを確認しようとすると自身が立っているところを平行にして、それを基準に傾斜を感じるようになっているのです。
これは私自身も経験したことがあるのですが、グリーン上に乗っているとどう見てもフックラインであるのに、外から確認するとスライスラインになっていて、実際にスライスラインで打つと見事カップインしたことがありました。
同行者も最初はフックラインなのに何をしているんだという反応でしたが、スライスしたことに驚いていたのです。それほど人間の目は錯覚しやすいのです。
そのような目の錯覚を防ぐためにも、一度グリーンの外からボールのある場所を見て、全体的な傾斜がどうなっているのかを確認しておくと、錯覚に騙されにくくなります。
目線を低くすることでラインを読みやすくする
これはライン読みの基本ですので、もう知っているよ!という方もいると思います。でも、実際に私が友人とラウンドをしたり、コンペに出て知らない人とラウンドする際にも感じていることなのですが、意外に目線を低くしてラインを読まない人が少なくないのです。
なんとなく立ったままラインを読んで、なんとなくパッティングをして、「あ~!入らなかった!」という人が非常に多く、それは入らなくて当り前じゃないかと思ってしまいます。
ラインを読むのが上手いプロでも、ラインを読む際は非常に目線を低くします。
特にカミロ・ビジュガス選手は、スパイダーマンの様に這いつくばる独特なスタイルでボールと同じ目線でラインを読むことで有名になりましたが、そのポーズも、より正確なラインを読むために自然に出来ていったものだそうです。
それだけ、小さな傾斜というのは上から見てもわからないものです。這いつくばれ、とは言いませんが、せめてしゃがんでしっかりとラインを読むように心がけるだけでも、ラインを読む技術というのは向上していくものなのです。
また、そういった場合は、ボールの後ろからカップまでのラインを見るだけでは読み切れないこともありますので、反対側からラインを読むようにすると微妙なラインを読みやすくなります。ですので、グリーン上ではボール側とカップ側の両方からラインを読むようにしましょう。
仮想カップを設定してそこにスクエアに打つ
これは距離感を合わせることにも有効なのですが、ラインを読んで打つことにも有効なのでご紹介したいと思います。
仮想カップとは、傾斜の下から見たときは実際のカップの奥、傾斜の上から見たときは実際のカップの手前に“仮想のカップ”を設定するというものです。
実際のカップではなく仮想カップに向かって打つことで、上りラインの時は強めに打つことができたり、下りのラインの時は弱めに打つことができ、これによって傾斜を意識せず、平坦なグリーンを想定して打つことができるというパッティングの技術です。
これは、まっすぐなラインの時だけしかできないと思う人も多いのですが、実はスライスラインやフックラインでも応用して使用することができるんです!
グリーン上のラインを読んだら、フックラインであれば実際のカップよりも右側に、スライスラインであれば実際のカップよりも左側に仮想カップを設定しておくと、実際に打つときは通常の真っすぐを打つようにスイングすることができるので、カップインの確率が格段に向上するようになります。
芝目を読んで微妙な距離感を調整する
最後に芝目についてです。芝目もラインに大きく影響を与えますので、しっかりと確認しておくようにしましょう。
カップをチェックする
カップを上からチェックしてみて、芝の葉先の伸びている方向を確認して芝目を読みます。この時に、葉先が伸びている方向が巡目です。
芝の濃さをチェックする
ボールの後ろからチェックをした時、芝が明るく光って見えると巡目で、暗いと逆目である場合が多いです。
水源のある方向を確認する
近くに海や川、湖がある場合、芝はそちらに向かって伸びるので、水源の方向に巡目となります。
山の方角を確認する
山岳コースの場合、山に向かって逆目、山を背にすると巡目になることが多いです。
方角を確認する
一般的に太陽の沈む西側に向かって芝は伸びるので、西向きは巡目、東向きは逆目となります。
まとめ
さて、今回はグリーン上でのラインの読み方をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?最初は難しいかもしれませんが、経験を重ねるにつれて、読みはどんどんと冴えてくるようになります。各ホールしっかりとラインを読んでトレーニングを積むようにしましょう。
そうすれば、我々のようなアマチュアでもプロのように“カップへのライン”が浮かび上がってくるようになりますし、読み通りに見事カップインすると、すごく気持ちがいいですよ!
ちなみに・・・
ラインの読みもバッチリで方向も思い通りに打てた・・・。だけどなぜかボールがカップに沈んでくれない。
そいいうケースがあまりにも多すぎると、スコアだけじゃなく気持ちも沈んでしまいますよね。
そんな時はラインの読み方にも問題があるのかもしれませんが、実はストロークの軌道が問題がだったということもよくある話です。
もし、今よりももっと綺麗な転がりで真っ直ぐにボールが打てるようになりたいのであれば、以下の練習器具を試してみることをおすすめします。
リョーマゴルフの「Hairuストローク」はボールをより真っ直ぐに、そして傾斜の影響を受けにくい巡回転の転がりで打つために手助けしてくれる便利なツールです。
何回か練習するだけで劇的に良くなるという類のものではありませんが、辛抱強く練習を続けるだけでストロークの軌道がどんどん良くなっていくはずです。
興味がある方は是非試してみて下さい。