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ゴルフ漫画で有名な「チャー・シュー・メン」は本当に良いタイミング?新しい掛け声を考えてみました

数あるゴルフ漫画には教科書代わりになるものがあって、作品からヒントをもらって練習場やコースで試したことのある人は結構いるものです。
その中でも一度は真似したことがあるのは「チャー・シュー・メン」じゃないでしょうか。今回はタイミングをとる「チャー・シュー・メン」について考えてみます。

チャー・シュー・メンの効用

ミスショットの原因のひとつに、飛ばそうとするあまりに力が入って、バックスイングが早くなりスイングのタイミングが崩れているケースがあります。傍からみていると、「ひょっとするとダウンスイングよりもバックスイングのほうが早いんじゃないの?」って思える人もいるくらいです。

スイングには個性があるので、どのタイミングがその人に合っているのかはそれぞれに違いますが、ゆったりとしたスイングは決してマイナスにはならないはずです。そこで漫画の主人公がレッスン相手に「チャー・シュー・メン」という単語を使って成功した間のとり方を参考にしている人について考えてみます。

確かに理にかなったタイミングの取り方なので、ゴルフ好きの作者が普段から使っていたのかもしれません。
とはいえ、別に「チャー・シュー・メン」じゃなくても、「ホイ・コー・ロー」でもいいわけですし、「カル・パッ・チョ」だって「コーン・クリーム・スープ」だっていいわけですが、レッスンを受ける相手の好物がチャーシューメンだったと言うことで、この掛け声を使ったことになっています。

3拍子から4拍子に進化しているチャー・シュー・メン

この「チャー・シュー・メン」は、
1.セットからバックスイングまでが「チャー」
2.トップからインパクトまでが「シュー」
3.インパクトからフォロースルーまでが「メーン」
と、3拍子でタイミングをとっています。
スイングで最も難しいと言われる初動が「チャー」となっており、「a」の発音を使っています。これにより力まずにクラブフェイスを後ろに引けるようになっています。

ただ実は、この「チャー・シュー・メン」には欠点があると感じています。
この漫画が発表された昭和56年当時のスイング理論では3拍子でもよかったのかもしれませんが、現在のスイングは概ね4分割されています。

1拍目がセットからトップまで、2拍目がトップからインパクトまで、3拍目がインパクトのあとのフォロースルー。
と、ここまでは一緒ですが、さらに4拍目に「フィニッシュ」があります

ですから拍子をとるときには4拍子の発音が必要なので、「チャー」「シュー」「メーン」にプラスした4拍目の言葉を付け足さなくてはいけません。
そこでフィニッシュに適した単語を探してみると、チャー・シュー・メンにプラスできる単語はこれだ!という結論に至りました。

それは「大盛り!」です。

通して言うと「チャー・シュー・メン・大盛り!」っていう掛け声です。
付けたし言葉なので「みそ味!」とか「カラメ!」とかのマニアックさは求められていないので今回は除外します(お好きでしたらどうぞ)。グリップを左耳の横に引き寄せたとき「大盛り」と息を吐くように言うだけで、フィニッシュの型を忘れないはずです。

ティショット以外にも活用できる?

実はドライバー以外のスイングにも、こうした掛け声の活用は効果的です。

特にパッティングにはお薦めです。
よく、クラブヘッドをボールの後ろにセットすると、上手く引こうとするあまり、手が動かなくなってしまうことがあります。過度に緊張することでヘッドが引けなかったり、順目や下りのラインでは球足が速くなることからインパクトが緩んだりと、いつも通りのパッティングができなくなってしまうのです。

そこでパッティングでタイミングをとるための言葉を考えてみました。

大半の人は心を鎮めるためやラインを仮想して何度かヘッドを振ってからアドレスに入ります。ところがボールの後ろにパターヘッドを置いて時間がたつと、今度はヘッドが引けなくなるわけです。

これは無呼吸で同じ態勢をとっているからなのですが、タイミングの取り方としては、まず息を吐き出すことが大切です。
また、パッティングのときは、パターヘッドの可動範囲が少ないので短い言葉にしないと掛け声の最中にパッティングが終わってしまいます。
そんなことで擬音のような単発音が適していると思ったわけです。

研究を重ねた結果。
スゥっパン!
で結論が出ました。

吐き出す息は「スゥ」、ヘッドをストロークに切り替える瞬間が「っ」、インパクトが「パン!」です。これですと迷わずにヘッドを引くことができ、インパクトも緩むことはありません。

まあ、これは私の場合です。
こんな感じで自分なりにそれぞれのクラブでタイミングをとるための掛け声を考案してみると意外に平常心を保ってプレイに臨むことができるのではないでしょうか。

自分で作ろう!タイミングをとるための掛け声

スコアメイクにはテクニックを身につけることが大切ですが、同じくらい大切なことは18ホールを平常心でプレイできる精神力です。自らがプレッシャーをかけていくゴルフというスポーツでは、緊張した場面になったときほど練習のスイング通りにできるかが成否を決めることになります。

そのためには「よーいドン!」のようにタイミングを計れる言葉を持ち合わせていると、よりスムーズなプレイが可能になるはずです。
もし自分で造語をするのであれば、「イチ・ニ・の・サン」のように3拍子のようだけど4拍子になっていると拍子がとりやすいようです。自分に最も適している言葉で、チャー・シュー・メンと同じように好きな食べ物や子供の名前などでもOKだと思います。

ゴルフではプレイに入る前のルーティンがとても重要です。
いつも右脚からスタンスに入るとかワッグルを2回するとか、オリジナルでいつも同じパターンを持つとそれだけで安心感をもち自信に繋がります。大事なスイングの時に自分がリラックスできる「チャー・シュー・メン!」のような掛け声を身につければ、余計な力が抜けて素敵なスイングができるはずです。

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