ゴルフコンペ幹事はこれで完璧!/事前準備・挨拶・当日の流れまで詳しく解説します!
- 2016.07.10
- トピック
ゴルフコンペには星の数ほど参加したことがある方でも、コンペの幹事って何度やっても心配が尽きません。 準備万端に用意したつもりでも、当日になって慌てたりすることって結構あるんです。
ましてや、初めてコンペの幹事を引き受けたともなるといったい何から始めればいいのか!?戸惑ってしまいますね。
でも、安心してください。以下の手順に従って準備をすれば完璧です!
さぁ、幹事さん!一緒にゴルフコンペの準備を始めましょう。
まずはコンペの企画を立てよう!
日程を決める
まずは、日程やメンバーをどうするか?コンペを企画するところからスタートです。4~5月、10~11月のゴルフトップシーズンは予約も取りにくくなりますので、3か月くらい前から企画を開始しましょう。
定期開催しているような仲間内のコンペは別として、会社の接待コンペだったり、祝賀記念コンペだったりする場合は主賓となる人の都合が第一ですから、まずは事前に主賓となる方の予定をお聞きしたうえで早めにコンペの日程を調整します。
参加者の確認をする
日程が決まったら参加予定のメンバーに出欠の確認をします。あまりにも遠方だと参加できない…という人もいると思います。場所が決まっていない場合は開催予定のおおよそのエリアを伝えておきましょう。
ゴルフ場を決める
予算や参加者のゴルフレベル等にもよりますが、おおよそ参加者が決定した時点でゴルフ場の予約をしましょう。
接待ゴルフなどの場合はパブリックゴルフ場など整備の進んでいないゴルフ場は避けたほうが無難です。年配の方が多いなら比較的距離の短そうなコースを、若い人が多いならフェアウェイが広くて思いきりドライバーが飛ばせそうなコースを…なんていう風に参加メンバーによって選ぶゴルフ場を考えてみると良いでしょう。
全員が楽しくプレーできるようなゴルフ場選びは大変難しいものですが、ゴルフコンペを成功させるためにもゴルフ場選びは重要なポイントです。
予算及び参加費を決める
プレー代はゴルフ場や開催時期、曜日によって大きく異なります。
参加費は3000~4000円位が一般的です。参加費の内訳は賞品代とパーティー代です。多くのゴルフ場では1500~2000円程度のパーティー料理が用意されていますので、それを利用してコンペ表彰式を兼ねたパーティーを開催します。
「コンペ代っていくら位がベストなの?」という質問をよく受けますが、これは本当に解答に困る質問です。
個人的な見解を述べさせていただければ、平日ならプレー代と参加費を合わせて15000円前後、土日なら20000円前後が妥当かと思います。でも一流コースでプレーするとなるとそうはいきません。
やはり選ぶゴルフ場によって大きく左右されますので参加者のフトコロ事情を察して、参加しやすい金額に設定してあげるというのが幹事さんの腕の見せどころでしょうか?
また当日の会費の徴収方法も併せて決めておいた方が無難です。プレー代と参加費を一緒に徴収する方法と、参加費のみ徴収してプレー代は個々に清算してもらう方法があります。
一般的には後者の方法が多いですし、面倒が少なくおススメです。
やること沢山!コンペの準備編
組み合わせを決める
メンバーが決まったら組合わせをします。
参加者のゴルフレベルや年齢、性別などを考慮して偏りが出来ないようにしなければなりません。特に注意したほうが良い点を挙げておきましょう。
・主賓の方がいる場合はなるべく最初の組にします。
・幹事は最初の組にしたほうがベターです。(プレー後パーティーの準備がありますので早めの組にします)
・女性の最終組は控えましょう(プレー後パーティーを予定している場合、女性は身支度に時間がかかりますので時間をとらせてあげると喜ばれます)
・初心者はまんべんなく組を割り振りましょう。
また、各組にエチケットリーダーとなる人を作ります。エチケットリーダーには初心者のケアやラウンドの進行がスムーズにいくように配慮したり、プレー後のスコアカードの回収や提出などをお願いします。一般的にはゴルフ経験が豊富な方にお願いします。
競技方法を決める
最近のゴルフコンペでは『新ぺリア方式(ダブルぺリア方式)』を採用するのが一般的です。またローカルルールも設定しなければなりません。
グリーンに乗るまでの間どんな状況でもボールを動かしてはいけない「スルーザグリーン ノータッチ」やグリーンに乗るまでの間6インチ以内ならボールを動かしてもいい「スルーザグリーン オール6インチOK」等。またグリーン上ではホールにボールが入るまでプレーする「完全ホールアウト」やワングリップ以内にボールがあればOKパットが認められる「ワングリップOK」など、そのコンペに限ったローカルルールを決めることも大切です。
最終案内を配布する
ここまで決まったら参加者に最終案内を配布します。最終案内には下記の事項を記載します。
•開催日
•ゴルフ場名/アクセス、地図 (住所、TELも記載)
•集合時間、集合場所
•メンバー表、スタート時間
•参加費、プレー代 (清算方法)
•競技方法(ハンディ方式やローカルルールの説明)
•キャンセルの際の注意点(参加費のみは徴収等)
•幹事の連絡先
最近はメール等での案内も増えてきましたが、できれば書面にして配布したほうが良いでしょう。
コンペ景品を準備する
参加費からパーティー代や雑費を引いた分の残りを景品代に充てましょう。まずはどんな賞を作るのか考えて、景品の数を出します。
一般的な賞の他にも以下のようなユニークな賞も用意すると、パーティーが盛り上がります。
•優勝・準優勝・三位
•飛び賞(切りのいい数字やゾロ目数字などの順位の人)
•ニアピン賞
•ドラコン賞
•大波賞(INとOUTのスコアの開きが一番多かった人)
•小波賞(INとOUTのスコアの開きが一番少なかった人)
•水平賞(INとOUTのスコアが同じだった人)
•ノストラダムス賞(自分のスコアをあらかじめ予想してもらいそのスコアに一番近かった人)
•ベストグロス賞(ハンデを考慮せずに一番スコアの良かった人)
•猛打賞(グロスで一番スコアの多かった人)
•当日賞(コンペ開催日と同じ順位の人)
•遠路はるばる来たで賞(ゴルフ場から一番家が遠い人)
•ベストドレッサー賞(当日最もオシャレだった人)
•ブービー賞(最後から2番目の順位の人)
•ブービーメーカー賞(一番スコアの悪かった人)
他にもいろいろな賞がありますが、独自に賞を考えても楽しいですね。
景品にはゴルフグッズや食料品、商品券などが一般的です。ユニークな景品を用意してもパーティが盛り上がります。
私が以前ご紹介したおすすめのコンペ景品の記事も参考にしてみてください。
その他前日までに用意するもの
当日、幹事さんは自分のゴルフ道具の他にもいろいろなものを持っていかなければなりません。あらかじめ用意して当日慌てないようにしましょう。
・受付用のメンバー表(受付用の案内札やボールペン等も必要です)
・つり銭(参加費を当日回収する場合には用意が必要です)
・ドラコンやニアピン用のフラッグ
・トロフィーや賞状
忘れ物を未然に防ぐためにコンペに必要なものは事前にゴルフ場に送ってしまうのも良いかもしれません。
実は私…初めてコンペ幹事をやった時に数箱用意した景品をひと箱まるまる忘れてきたことがありました。そして、ゴルフショップ店員でありながらコンペフラッグを買い忘れ、ゴルフ場で買う!という失態も犯したことがあります(笑)
コンペ当日の流れと幹事の仕事
参加者が到着する前に…
当日の朝は集合時間の1時間半~2時間前にはゴルフ場に到着するようにしましょう。参加者が到着する前にゴルフ場の担当者と以下の事項について打ち合わせをしておきましょう。
・スタート時間及びスタートホール
・景品を送った場合は到着確認
・パーティ会場や料理、費用の確認
・競技方法の確認と集計の依頼
ロビー内に受付を設置し、参加者の到着を待ちます。幹事が受付を行ってしまうと、動けなくなってしまいますので出来れば幹事以外の方にあらかじめ受付担当をお願いしておいた方が良いでしょう。
参加者が到着したら…
受付では参加費の徴収、スタート時間の確認を行います。開会式を行う場合は、開会式の場所と時間も併せて伝えましょう。
急な欠席者が出た場合は、すみやかにキャディマスター室に連絡をします。
プレー開始
始球式を行う場合もありますが、その時は主賓の方にお願いします。幹事さんもプレーヤー・・・あとはプレーに集中しましょう!
プレー中は特に気を付けることはありませんので、幹事さんも一参加者ですから、好成績が修められるように頑張りましょう。
プレー終了後
プレーが終わったら、すぐにパーティの準備に取り掛かりましょう。ゆっくりとシャワーを浴びたり、お風呂に入ったりしたいところですが幹事さんは我慢です。パーティ会場へ急いで、パーティの準備に取り掛かります。
人員に余裕があれば、どなたかにお願いするなどしてマスター室前でスコアカードを受け取りおおよそのパーティ開始時間を伝えるとよいでしょう。
パーティ編
まずは景品の準備です。優勝賞品は目立つように、その他の景品も見栄えよく並べましょう。全ての参加者のプレーが終わったのを確認し、マスター室もしくは受付でスコア集計表を受け取ります。
順位を確認し、大波賞や小波賞、水平賞など独自に設けた賞の該当者をチェックします。全ての参加者がそろったらパーティを開始しましょう。
まずは幹事による開会の挨拶から始めましょう。ここでは当日の参加のお礼を中心に参加への感謝の意を伝えます。
挨拶例
『本日はお忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。みなさんスコアのほうは如何でしたでしょうか?今日は幹事の私の日ごろの行いが良かった・・・・わけではないと思いますが、お天気にも恵まれて皆さん無事にホールアウトすることが出来てホッとしております。
至らぬ部分もあり、皆様にはご迷惑をおかけした点もあるかと思いますがこの場を借りてお礼申し上げます。
これより主催者及び来賓の方にご挨拶を頂戴したあと、表彰式を行いたいと思います。宜しくお願い致します。』
次に主催者のあいさつ、主賓のあいさつをお願いし、続いて順位や特別賞の発表及び表彰式を行います。表彰式では優勝者にひとことスピーチしてもらうことが多いですので、是非お願いしましょう。
ここまでくれば、もう幹事さんの仕事も終了間近です。頃合いを見計らって、解散を促しましょう。特にスタート時間が遅いコンペではゴルフ場さんも早く閉めたがりますのであまりパーティ会場に長居をしないようにしたいものです。
解散後
パーティが終了したら出口で主賓のお見送りをします。全員が帰ったら忘れ物がないか等のチェックをしましょう。
ここまで来たら幹事さんのお役目は終了です。お疲れ様でした。
コンペ幹事は本当に気を遣い疲れるものです。プレーの疲れよりも気疲れのほうがドッときます。でも、一度経験しておけばコンペに参加する側になった時に幹事さんに対しての気遣いも出来るようになりますからね。
何事も経験です。とても大変な仕事ですが、終わった後に参加者の方が満足げにお帰りになる様子を見たり、ねぎらいの言葉をかけていただいたりすると何とも言えない達成感を味わうことが出来ます。
是非幹事コンペに挑戦して、醍醐味を味わってみてくださいね。