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ラウンドは目前!直前の練習で調子を上げつつ、好調を保つ方法とは?

みなさんはどのくらいの頻度でゴルフを楽しまれているでしょうか?

私の場合、最近は基本的に練習もラウンドもひさびさ、ということが少なくありません。
ゴルフェス読者の中にも、月イチゴルファーという方がいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんは、ラウンドに向けてどのような練習をされているでしょうか?

今回は、月に一度程度か、相応のゴルファーの皆さんにオススメしたい、ラウンド前の練習方法についてお話ししたいと思います。ラウンド直前の限られた時間の中で、どのような練習をしたらよいか、本番へ向けて調子を上げるため、そしてラウンド中も好調を保つための直前練習への取り組み方、という視点で考えてみました。

前日練習はほどほどに

月に一度のゴルフとなれば、「当日は早めにコースに着いてスタート前に打ち込みたいし、前日も練習したい」なんて気合いも入りますよね。

とはいえ、前日練習はほどほどにしておきましょう。久しぶりの練習であっても球の打ちすぎはNGです。100球を目安に、ほどほどにしておきます。
この時点での心理状態としては、ナイスショットを打って安心したいために、インパクトを意識しすぎて手打ちになりやすいといえます。インパクトはスイングの通過点、という感覚で練習するといいようです。

そして、留意したいのは身体の中心軸を安定させること、そして打つ際には1球ごとに後ろから確認して、身体の向きを常にチェックすること。ここでは、スイングチェックや上達のための練習ではなく、ターゲットを明確に決めて、正しいアドレスと距離感・方向を確認する練習に集中してみましょう。

前日の100球練習配分と注意点

1.ウェッジで準備運動
距離感を思い出すために、ウェッジ(ハーフスイング)で数球打ってみます。準備運動を兼ねて身体をほぐしながら、ゆったりとしたリズムで打っていきましょう。

2.各クラブをよいイメージで打つ
使うクラブを短いものから順に2~3球打ち、感触を確かめます。良いショットが出たらやめて、次の番手へ。

3.再度ウェッジで距離感を植え付ける
ヤード看板を目印にして、2~3パターンのアプローチ練習をしてみます。距離感、球の高さなどコントロールして打ちましょう。

4.身体の向きをチェック
最後に、身体の向きを正しくセットして、打ちやすいミドルアイアンで数球打ち、終了します。

翌日に筋肉痛になってしまっては普段どおりのスイングができなくなるので、あくまでもほどほどにしておきます。

当日のスタート直前は、1カゴ(24球)でウォーミングアップ

スタート1時間前にゴルフ場に着いたら、軽くストレッチをしてから練習場に向かいましょう。
当日の練習は、ラウンド前のウォーミングアップと、その日の身体の状態と傾向をチェック、そして身体のバランスを整えるために、ぜひ行いたいものです。

持って行くクラブはそれぞれ基準となるものがあると思いますが、私の場合はウッド系2本、アイアン2本を持って行きます。
欲張ってたくさん持って行っても、練習ができないと却って不安感を煽るので、自分の基準となる4~5本を、あらかじめ決めておくといいようです。

直前の24球練習配分(ぼびじょん子の場合)

1.7番アイアンで5球
身体の軸を意識して、7番アイアンを使ってハーフスイングします。気持ちに余裕を持たせるために、ティーアップしてから打ちます。まっすぐに飛び始めたら次へ。

2.ウェッジでアプローチ3パターンを3球ずつ
アプローチで使うPWやAWなどを使用して、3パターンくらいのアプローチの距離を思い出します。球の高さを揃えることを意識して、3球ずつ、計9球打って、キャリーの距離感を確認します。

3.短いクラブからフルスイング2球ずつ
PW、7番アイアン、FWを、短いクラブからそれぞれ、大きくゆったりとフルスイングで、2球ずつ打ちます。注意すべき点は、どれも力いっぱいは振らないこと。よい印象で終われるように、1球だけでもいいショットが出たら、そのクラブはおしまいにします。

4.ドライバーで2球
スタートホールのティーショットをイメージしながら、その日の球筋を確認します。とりあえず曲がっても気にしないで、リラックスして打ちましょう。曲がる場合はどちらに飛びやすいかだけを見て、状態を把握しておくことが大切です。

5.仕上げに7番アイアンorウェッジで2球
目標に向けて打つ練習をすると、自然と身体が目標方向に向いてしまう傾向、つまり身体が開きやすい状態になります。仕上げは身体の向きを正しくセットして、軽めのフルショット。スクエアの感覚を取り戻してから終わりにします。

パッティング練習では、グリーンコンディションを確認

練習グリーンでは、身体の向きが正しいか、その日のグリーンのコンディションを確認することがメインになります。
本番前は混雑するので意外と場所取りに気を使うかもしれませんが、グリーンの状態はコースのメンテナンスの状態によっても異なるので、ぜひ練習をしておきたいものです。ここでもインパクトを意識しすぎないことが大切です。

練習に適しているのは、上り10ヤードのまっすぐかややフックライン。下りはインパクトを意識しやすく、スライスラインは身体が開きやすくなってしまうので、スタート前はあまり練習しすぎない方がいいようです。
90度ずつ場所をずらして、まっすぐに打てているかどうか、曲がり方、グリーンの速さなどを確認しましょう。

パッティング練習はしすぎると、せっかくショット練習やストレッチでほぐれた身体が固まってしまいます。10分程度にとどめておきましょう。

スタート前の総仕上げ

ティーインググラウンドに上がったら、少々乱暴な言い方ですが、もう打つだけです。
深呼吸をひとつしたら、打つ方向と落下地点を見てリアルにイメージしながら、平行に立って素振りを1回
そして、脳内からそのイメージが消えないうちに、スタンスをとって打つ。
考えすぎると不安が大きくなってしまうので、あれこれ考えず、狙ったターゲットのイメージを明確にして、なんとなく打つことが意外とナイスショットにつながります。

練習では身体のバランスを整えること、ティーインググラウンドに立ったら深呼吸をひとつしてなんとなく打つことが、私にとって好調を保つ秘訣といえるかもしれません。

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