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Hitty流 試合観戦の勧め!アラサー女子がアメリカでプロゴルファー目指します! Vol.4

先日、バッバ・ワトソンが優勝した2月18‐22日に行われたNorthern Trust Open(ノーザントラストオープン)を観戦してきました!

「試合観戦の時のコツはありますか?」

よく聞かれます。かつ、私も初めて試合観戦した時にコーチに聞きました。
(その時のコーチの回答を忘れてしまいましたが…笑)

ゴルフ業界サイドから見ていると、観客動員数を増やさないととか、こんな案はどうだろうとか、色々考えるのですが、今回はギャラリーサイドから、試合観戦の醍醐味をお伝えしたいと思います!

ゴルフの試合観戦をしよう!

ゴルフの試合観戦の最大の特徴は、「選手に近い」ということだと思います。

例えばバスケットボールや野球は、スタジアムのどの席かで値段が変わってくるので、選手の近くで観戦すると何万円もします。陸上やラグビーなど、グラウンドを使ってするスポーツも、近くの席でも競技特性上、スタンドからは離れています。

それが、ゴルフは一律入場料でロープ一本。何メートル先に選手がいる!

私が初めてゴルフ観戦をしたのは、小学生の頃の東名カントリークラブでしたが、ゴルフ場はフィールドが広いのに、観に来たらこんなに身近なんだ!とビックリしました。

こちらに来てからは、ロサンゼルスから行ける範囲の試合にはよく行っています。選手とすれ違ったり、ティーボックスで選手がギャラリーの近くに立ったりした時に「自分は小さいと思っていたけれど、宮里藍ちゃんの方が背が低いんだ!」とか「アンナ・ノルドクビストはスタイル良いと思っていたけど、めっちゃ二の腕太いじゃん!」とか。いろんな発見がありました。

Ai Miyazato san

お気に入りの選手を応援しよう

PGAで人気の選手は、男子だとジョーダン・スピース、ローリー・マキロイ、リッキー・ファウラー、バッバ・ワトソン、フィル・ミケルソン 等など。

アメリカの試合で松山英樹くんや石川遼くんにくっついていくと、「あ、どうもこんにちは」「お久しぶりです。いらっしゃってたんですね」なんて日本語がギャラリーの中でしょっちゅう聞こえます。ちょっとした日系社会の同窓会状態(笑)。やはり海外で頑張っている日本人選手を応援したい気持ちは皆同じですよね。

女子は残念ながら、アメリカの中では男子に比べると話題性が低いのが現状です。市場規模や志向の差などはありますが、一因としてリディア・コーや朴仁妃(インビー・パーク)など、外国人選手の台頭があるという印象を受けます。

ステーシー・ルイスやレクシー・トンプソン、ポーラ・クリーマー等アメリカ人選手が活躍すると大いに盛り上がります。日本でもイ・ボミやテレサ・ルー選手が活躍していますが、国籍やバックグラウンドに囚われずに純粋な目で応援するのは、人間の性質的に難しいのでしょう。

例として最近相撲界でも日本人横綱の誕生に沸いていましたから、母国出身の選手の活躍を見たいというのは自然なことなんでしょうね。

A.お気に入りの選手を見つけるには?

感情移入すると、よりドラマがあって観戦が楽しくなります。箱根駅伝を見て、チームのトレーニングの様子や、一選手の家庭環境などを映像で見た後に走っている姿を見ると、より応援したくなるのと一緒です。

ミーハーと呼ばれても何でも、選手の情報を知っておくと試合観戦を楽しめること間違いなしです。

B.にわかファンになる為に

これから初観戦!という方にオススメの本、「ゴルフの森」by船越園子

アメリカ常駐フリーゴルフライターである著者ならではの、選手の裏話的、秘話が盛りだくさん。ストーリーはアメリカでの話ですが、ジャーナリスト目線の読み物で選手を見る目が変わるかも!

またゴルフをより深く知りたい!という方は「Golf Channel(ザ・ゴルフ・チャンネル)」は必須。有料テレビプログラムなのですが、アメリカでは他の有料チャンネルとパッケージで入れている家庭も多いようです。

実は私は日本版を見たことはないのですが、アメリカでは試合中継は勿論、選手のインタビューやゴルフレッスンなども常に配信されています。テレビをつければいつでもゴルフネタが見られるなんて、夢のようですね。(笑)

日本ではゴルフ雑誌が週刊・月刊で多数出ている他、もちろんウェブ情報も充実しているので、プロフィール・写真・スイングなどから自分のお気に入りの選手を見つけるのも良いでしょう。有名な選手の名前をおさえておくだけでも、試合観戦の時に誰をフォローするかの目安になったりします。

もちろんGolfesの記事もお忘れなく!(笑)

Jimmy Walker

2.プロの技を盗もう

プロの試合を見て「自分のゴルフに役立てたい」というのも勿論大事な観戦動機です。そういう場合はポイントを絞ってみるとよいでしょう。

どこを見て良いのかわからずにぼーっと見ていると、ただ「すごい」と圧倒されてしまいます。「さすがプロだなぁ。自分にはできないなぁ」で終わってしまいます。

以下に例を挙げますので、プロの技をどんどん盗みましょう。

Michelle Wie

A.コースマネジメントを盗む

もしコースマネジメントが見たいなら、18ホールか9ホールを1グループについて回るのが良いでしょう。ちょっとずつ後続組についても構いません。

ティーショットは後ろから見られる場所があったら、オススメスポットです。なぜならホールレイアウト全体が見渡せて、かつ選手がどこを狙ってティーショットを打つのかがわかりやすいからです。

大会パンフレットにコース全体の見取り図があると思うので、それも参考にしましょう。スマホが使えるなら、GPS機能のついたアプリをダウンロードしておくのもアリです。その場合はピンまで何ydか、ドライバーが何yd飛んだのか、大雑把に知ることもできるので、より勉強になるはずです。

B.ショートゲームを盗む

もしショートゲームが見たいなら、グリーン周りで定点観察しても良いでしょう。ホールによっては、選手がここを狙っているとか、右側に外しやすいとか、傾向がわかるはずです。アプローチが見たいなら、外しやすいポイントに陣どりましょう(笑)

Northern Trust Open 057

C.練習ドリルやルーティーンを盗む

さらに もっとスイングの細かいところが見たいなら、朝早くに練習場へ行きましょう。指定練習日やプロアマが行われる火曜日・水曜日なら、カメラやビデオ撮影OKです。(各トーナメントにより異なりますので、事前にご確認ください)

トップがどこまで上がっているか、とか、フィニッシュの形はどうなっているのかなど、ポイントを絞って色々な選手を比較するのも良いでしょう。

練習場へ行くと、選手の行っているドリルやストレッチ方法など、色々な発見と学びがあります。

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3.雰囲気を楽しもう

これはある意味 一番重要な大前提なのですが、ピクニック感覚でゴルフ場を楽しみましょう。PGA、LPGAの試合のあるコースは、名門と呼び声高いゴルフ場がほとんどです。観に行くのはゴルフの上手い下手、するしないにも関係ありません。

極端なことを言えば、全然ゴルフのことを知らなくたって良いのです。普段はプレーすると何万円もするような綺麗なコースに数千円で入れて、青い芝生を存分に味わえるのはとても気持ち良いはずです。

試合会場に足を運ぶとイメージトレーニングになりますし、自身のゴルフのモチベーションアップにつながります。かくいう私も、めげそうになったり絶望的になったりすることは多々ありますが、試合観戦に行くたびに「このフェアウェイを歩きたい!」と強く思って気合いを入れ直します。

jump in Pebble Beach

おまけ

持って行った方が便利なもの

・おやつ(おにぎり・グミ・飴など、音の出ないものがベター)
・レンジファインダー等 距離計測器
・双眼鏡(ある程度スコープ型の距離計測器で代用できます)
・細々したものを入れる小さいカバン(荷物検査に引っかからないよう、各トーナメントの規定をご確認ください)
・スポーツ観戦用 持ち運び椅子
・日焼け止め・帽子・虫除け

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ゴルフ場の中で買うスナックは高い…

まとめ

ゴルフの試合観戦は、目的も方法も人それぞれ。これらを参考に、自分なりの楽しみ方を見つけてくださいね!

日本でもアメリカでも、ツアーというだけあって、試合会場は全国ツアーで開かれます。是非お近くのゴルフ場へ足を運んでみてください。プロのプレーを見て、ゴルフがもっと楽しくなること間違いなしですよ。

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