たった今プレーしたばかりのホールなのに、何打だったのか分からなくなってしまった……。そんな経験は、誰しもあると思います。

打った数を数えればいいだけなのに、OBや池に入ってトラブルになると、焦りまくって打数を数えられず、ホールアウトしてから指折り数える羽目に……なんてことも。

そこで今回は、基本的なゴルフのスコアの数え方やルール上の打数の足し方、さらにはスコアを忘れないようにするためのちょっとしたコツまで、4ステップで解説していきたいと思います。
ラウンドデビューしたての初心者の方、スコアの基本をしっかり押さえて快適なラウンドを楽しみましょう!

【Step-1】打った数を声に出して覚えよう!



基礎中の基礎ですが、ゴルフの初心者の方は特に、まずは自分の打った打数を数える習慣を付けましょう。

ラウンドデビューしたての頃は「スコアのことは気にしなくていいから」「あとで計算すればいいよ」という先輩プレーヤーの声に頷き、ただがむしゃらに打っていく方がいますよね。

しかし、最初に「打数を気にせず」打っていくことに慣れてしまうと、ある程度経験を重ねても「打数を気にせず」打ってしまうようになります。

スコアがまとまっているときは問題ありませんが、バンカートラブルなどで多く叩いてしまった場合、ホールアウトした後に「あれ?」となってしまうのです。

まずは単純に、スコアを数える練習をしましょう。

ゴルフ用品を扱うショップで売っているゴルフ専用カウンターを使ってもいいのですが、おすすめは、声に出して何打目なのかを確認することです。

例えば、”ショットを打つ前に「〇打目打ちます」と言ってから打つ”ことを習慣づけてみてください。

これは必ずしも誰かに聞いてもらう必要はなく、独り言のような状態でも構いません。声に出すことによって、自分の記憶の手助けをすることが目的なのです。単純ですが、これは意外と効果があります。

学生時代、テスト前ギリギリになって声を出しながら必死で覚えていた記憶、ありませんか?
あれと同じで、口を動かして声に出したことは、意外と覚えていられるものなんです。

もちろん、ずっと口に出して言い続けなくても大丈夫です。慣れてくれば、声に出さなくても自然と頭の中でカウントを取れるようになりますよ。
まずは、数を数えることに慣れていきましょう。

【Step-2】ゴルフの専門用語を使ってスコアを考えよう!

ゴルフにはゴルフでしか使わない専門用語がたくさんあります。スコアの数え方もまた然り。

ということで、ここで基本的なスコア用語をおさらいしていきます。
まずは「Par(パー)」という考え方を理解してから、スコアの数え方と名前を覚えていきましょう。

スコアの大前提である「Par(パー)」って何?

ゴルフ場では「Par72」などの表示がありますね。よくスコアカードで目にするアレです。

「Par72」という表示は、「ここのコースの規定打数は72打です」ということを表しています。
ホールごとにも「Par3」「Par4」という規定打数が定められていますが、これは「Par3のホールにおいて3打でカップに入れられたら基準に達していますよ」ということですね。

自分が打った数をスムーズにカウントできるようになり、ゴルファーらしくなってきたら、「パーを前提とした考え方」でスコアを数えていきましょう。

パーを前提にした数え方とは?

「Par4」のホールを「4打」でホールアウトすれば、そのホールのスコアは「パー」になります。
「パーを取る」なんて言い方をしますが、これは定められたパーと同じ数でホールアウトできた、という意味になります。

ゴルフのスコアは、基本的に全て「パー」を前提にして数えていくことになります。
たとえば下記3つの用後も、すべて「パー」を基準として、考えられたものです。

  • パーオン
  • バーディー
  • ボギー

これらは、それぞれ「パーまで2打のところでグリーンオンした」「パー入り1つ少ない打数でカップインした」「パーより1つ多い打数でカップインした」といった意味になります。

それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

「パーオン」は「Par-2打でグリーンオンした」こと!

「パーオン」は、Parに2打マイナスした打数でグリーンオンした場合に使用します。

たとえば、Par4のホールを2打でグリーンオンできたら、「このホールはパーオンできた」ということになります。

これは、パッティングを2打と想定しているためで、パーオンできれば、パーがとれる確率が高くなります。
パーオンを目指し、ぜひパーを取ってください。

パーを基準に「アンダー数」や「オーバー数」で考えよう!

続いて、「バーディー」や「ボギー」の説明をしていきます。
これらの用語は、パーを基準に「アンダー数(-1、-2)」や「オーバー数(+1、+2)」で考えて使用するものです。

パーは目標であり、基準となるスコアですが、パーに近いスコアにはちゃんと名前があります。
打数と名前の呼び方は以下の通りです。

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※Par3の第1打目がカップインした場合は、ホールインワンと呼びます。

パーより多い数は、

  • パー+1打=ボギー
  • パー+2打=ダブルボギー
  • パー+3打=トリプルボギー

と増えていきますが、一般的な表記ではこれ以上はありません。
ただ、Par3で6打、Par4で8打、Par5で10打、と打った場合は、ダブルパーという言い方もします。

では、パーより少ない数はというと、

  • パー-1打=バーディー
  • パー-2打=イーグル
  • パー-3打=アルバトロス

になります。

バーディー(小鳥)イーグル(鷲)アルバトロス(アホウドリ)と、すべて鳥の名前になっています。
バーディーやイーグル、カッコいいし憧れちゃいますよね。
「ナイスバーディー!」「ナイスイーグル!」って言われてみたい!

そのためには、まずは名前がついているスコアでホールアウトできるように頑張りましょう!

Tips!:トーナメントで使うホールバイホールの表示マーク

これはおまけ知識ですが、プロのトーナメントでは様々なデータが公表されますが、その中に「ホールバイホール」があります。

一般的によく見る「リーダーズボード」は1ラウンドごとのスコアを競技日数に合わせて総合計したもので、いわゆる順位表です。
それに対して「ホールバイホール」は、1ホールごとのスコアを表示したもので、日本ツアー(JGTO、LPGA)は共に以下のような表示をしています。

スコア例

2015y11m02d_152545862

パー(-)
バーディー(〇)
イーグル(◎)
ボギー(△)
ダブルボギー(□)
※LPGAは他に、トリプルボギー(■)、アルバトロス(★)があります。

これは、直感的、視覚的にスコアが頭に入ってくるので、とても合理的ですね。
しかもリーダーズボードの並びで多くの選手と見比べたり、ホールの難易の傾向を見たりする際にも一目瞭然です。
まさに規定打数のパーを基準とした表示の良い例だと思います。

実は、筆者は「ホールバイホール」を見るのが大好きなのです。

電車の時刻表を眺める感覚と似ていると思いますが、「ホールバイホール」を眺めていると〇や△が選手の心理を表しているようで、ホールごとの光景を想像してしまうのです。

ちなみに男子でダブルボギー、女子でトリプルボギー以上叩いた場合どうなるのかというと、(+3)(+4)と書いてありました。残念ながら、かなり悪目立ちになります。

さて、脱線しましたが、打数がカウントできるようになり、スコアの呼び方も覚えたら、次は混乱しやすいOBや池、ロストボールなどでのペナルティの足し方を解説したいと思います。

【Step-3】ペナルティの付け方を理解しよう!

初心者に限らず、アマチュアゴルファーがよく使うペナルティは、OB、ウォーターハザード(池や川)に入った時、ロストボールになったときだと思います。

仲間内のプライベートラウンドでプレーする際には、「今のは、なかったことにしていいよ」と見逃してくれるかもしれませんが、コンペなどに参加する場合はそうもいきません。

ここでは、簡単なルールのおさらいと、ペナルティの足し方に対する考え方をご説明します。

OBも池もロストも、みんな1打罰です



OBやボールが見つからなくてロストボール(紛失球)になった場合、1打の罰のもとに初めの球を最後にプレーした所のできるだけ近くでプレーすることができる(規則20-5)とあります。

この時に重要なのは、OBやロストボールになった球を、自らが打った事実は消えないという事です。

OBを打ってしまって同じ場所から打ち直すときに、OBになってしまったボールとともに、ボールを打った事実をも自分の記憶から消してしまう人がいます。
この考え方だと「OBは2打罰だよ」「あとから2打足せばいいんだよ」という誤った考え方になってしまいます。

もちろん結果、スコア上は同じになりますが、この考え方が、ペナルティの計算が混乱する大きな原因だと考えます。

さらにこの考え方は、1打目をOBにしてしまい打ち直す時に、自分がOBを打っておきながら「2打のペナルティの上に、同じ場所から打つから、もう3打目だ・・・」という非常にネガティブな思想になっています。

そうではなく、1打目のドライバーショットがOB(アウト・オブ・バウンズ)という、コースのプレー区域外に出てしまったのにもかかわらず、たった1打のペナルティで「もう1回そこから打っていいよ」という救済措置なのです。

ですから、OB・ロストボールなどは、1打罰だという事を頭に叩き込んでください。

そうすれば、ティーショットだけでなく、セカンドやサードショットでOBやロストボールになった場合でも、何回も連続でOBになった場合でも、簡単に打数が数えられます。

1つ例を挙げてみましょう。

「ティーショットは真っ直ぐで、フェアウェイへ。2打目のアイアンは右の林に入りOB。打ち直したが、またOB。再度打ち直したボールはナイスオンで、そこからパターは2パットでカップインしてホールアウト。」とします。

この場合、2打目がOBでしたから、ここで1打罰。次が4打目で、再度OB。またここで1打罰が加算され、次の6打目でナイスオン。2パットで計8打という計算です。

どこにボールが飛んで行こうが、自分の打った回数をきちんとカウントすれば、ペナルティ計算で迷うことはありません。

以上の点を、ぜひペナルティの付け方の参考にしてみてくださいね。

また、ウォーターハザードに入った場合ですが、基本的には考え方は変わりません。1打罰です。
ただし、OBやロストボールと違うのは、処置の選択があるという事だけです。

1.元の位置で打ち直す以外に、2.ボールがハザードのラインを最後に横切った地点とピンを結んだ後方線上 3.ボールがハザードのラインを最後に横切った地点から2クラブレングス以内(ラテラルウォーターハザードの場合)4.対岸のピンから等距離の2クラブレングス以内(ラテラルウォーターハザードの場合)が選択できます。

詳細な処置方法はここでは割愛させていただきますが、とりあえず1打罰さえ覚えておけば、スコアの数え方としてはOKです。

【Step-4】スコアの数え方応用編

ゴルフの基礎的知識が身に付き、数え方が理解できたら、スコアアップを狙う応用編です。

それは、「コースマネジメントを意識してプレーする」です。
残りの距離の計算から、風や立地、ライの状態、ハザードの有無など様々な情報から、そのホールにおける自分の戦略を立てるのです。

その時のシミュレーションには必ず、このホールを〇打でまとめるという仮説を立てなくてはなりません。
それに沿ってショットの選択をするので、自然とスコアに対する意識が高まります。
つまり、無意識にスコアを数えている状態です。

コースマネジメントをすることによって、ゴルフのスコアは数えなくても数えています。

この状態まで持ってきたら、ゴルフスコアの数え方のレッスンは卒業です!

最後に:



ゴルフのスコアの覚え方から、数え方、スコアの名前、ペナルティの付け方、考え方をまとめてみましたが、いかがでしたか?
スマートに考えて、スマートにスコアの申告ができるようになりたいですね。

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