「いよいよコースデビューです!」ゴルフェス・ブログインタビューVol.6 | ゴルフ動画マガジン GOLFES
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「いよいよコースデビューです!」ゴルフェス・ブログインタビューVol.6

ジョイ
こんにちは、今回は江口キャプテンに、
いよいよ初めてのコースデビューについてアドバイスしてもらいま〜す。
前回に続き、栃木県にあるケントスゴルフクラブで取材しました。
よろしくお願いします。

江口キャプテン
ブログを楽しんでくれているみなさん、こんにちは。
The golfer‘s squareのキャプテン、江口寿和です。
前回まではコースでスタートするまでの練習についてレッスンしてきました。
今回は、いよいよコースを使ったレッスンです。

ジョイ
どうしてこのケントスゴルフクラブを選ばれたのですか?

江口キャプテン
ビギナーは、ゴルフ場というとだけで緊張してしまうでしょ。
ここケントスはアメリカンスタイルで、カジュアルに楽しめる。
だからビギナーでもリラックスして楽しくプレーできるからです。
それと練習設備が充実していて、練習するだけでもOKなんです。

ジョイ
価格もリーズナブルだから、いいですね。

江口キャプテン
The golfer‘s squareのイベントは、
ビギナーが気軽にゴルフを始められるよう、考えています。
今回のふたりの女子だって大学生で、
お小遣いで参加してくれています。

ジョイ
なるほど。ではスタート時間が参りました。
よろしくお願いいたします。

江口キャプテン
ゴルフは、自然とのコミュニケーション、同伴者や前後の組など人とのコミュニケーションを楽しむ、一日の旅です。
だからまず一日一緒に旅をする同伴者と挨拶をしましょう。
ボクはいつも握手をするようにしています。

江口キャプテン
スタートホールではクジなどで順番を決め、
さらにお互いの使用するボールを確認します。
ラフに入ったときに誰のボールかわかるように、
そして間違って他の人のボールを打たないようにするためです。
あらかじめボールにマークを付けておくといいですね。

~ラウンド開始~

ジョイ
ナイスショット!
ゆなちゃんはまだドライバーが使えないので
アイアンでティーショットですが、
いいスイングでしたよね、江口さん。

江口キャプテン
そうでしたね。
それとジョイ君のように、同伴者のプレーには、声援するといいですね。
もしボールの落下位置が判らない場所へ打ってしまったり、
近くに人がいるよう場所へ飛んでいってしまったら、
「fore/ファー」と大きな声で叫び、危険を促してくださいね。
日本語に訳すと、「前に飛んだよ、注意して」くらいの意味です。
プロの場合は、ギャラリーがたくさんいるので、
歓声で聞こえない場合もあり、
右とか左とか手で示します。

ゆなちゃんるりちゃん
芝がキレイで、凄く気持ちいい!

江口キャプテン
ゴルフは歩く時間がほとんど。
なので歩き方が大切で、同じリズムで歩いていると、
リズム良くスイングができます。
また自然を楽しんで、リラックスして笑顔を心がけること。
これは同伴者にも好かれるし、
メンタル的にも安定して、いいプレーができます。

自然を楽しみ、いい空気を吸ってリズム良く歩き、
ポジティブに考えて笑顔をつくることが、スコアメイクの第一歩です。

ジョイ
おっと、るりちゃんのボールが斜面にありますね。

江口キャプテン
ゴルフコースは傾斜地がほとんど。水平な場所はあまりありません。
これは練習場では練習できないことのひとつです。
基本は、どのような傾斜地でも、斜面に対してなるべく垂直に立ち、
スタンスの中央にボールを置いて打つことが原則です。
るりちゃんのボールは、左上がりでこのまま振ると
クラブが地面に突き刺さりやすいから、
少し左肩を上げ、右肩は下げ、傾斜に対して肩がフラットになるよう
構えてください。
そのまま斜面に対して水平にクラブを振ることを心がけて
スイングしてみましょう。

江口キャプテン
それとフェアウェイで打って、
クラブで芝を剥がした(一般的には「ターフを取る」と言う)場合は、
あらかじめカートに積んでおいた、目土(めつち)を使って、くぼみを平らに均します。
ベント芝(洋芝)の場合は根が付くので剥がれたターフを戻します。
高麗芝は根が付かないので目土だけで処理します。
こうしておくとまたターフに根が張り、きれいなフェアウェイに戻ります。

ジョイ
江口さん、ゆなちゃんのボールはバンカーに入っています。

江口キャプテン
ジョイ君、ボールを見つけてくれてありがとう。
バンカーは、芝との境界線である「アゴ」を壊さないよう、
低いところから静かに入ります。
大切なマナーです。

江口キャプテン
バンカーショットは、まず打ちたい方向より左側にスタンスを取ります。
そしてサンドウェッジのクラブフェースを打ちたい方向に向けます。
これはバンカーショットでは砂の反発力でボールを出すのだけれど、
あらかじめクラブフェースが砂から抜け出しやすいように構えます。
ちなみにバンカーではクラブを砂に付けてはいけません。
これは、ハザードなのでバンカーに入れた人の罰として
どのようなコンディションかわからないところで打たなければならないと言うことと、
ゴルフが生まれたスコットランドでは放牧された羊の糞がバンカーに溜まっていて、
クラブが汚れるのを防ぐため砂に付けなかったのが起源になったとも言われています。

ゆなちゃんるりちゃん
羊が起源ですか。ここにはいないけど、可愛い!

江口キャプテン
バンカーショットを打ち終えたら、レーキで砂を均して、
後ろ向きに進んで出口に向かいます。
そうすると、砂に足跡を残さずバンカーから脱出できます。

ジョイ
江口さんの解説は、技術も、マナーも、歴史もあり、ゴルフ力が深まります。
ありがとうございました。次回はグリーンをめざします。
お楽しみに。

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