ユーティリティを使いこなそう!
- 2019.03.20
- トピック
ゴルフにはたくさんのクラブがありますね。ドライバー、フェアウェイウッド、アイアン、ウエッジなどがあります。
全体のクラブの中でちょうど真ん中になるのがユーティリティです。
ユーティリティとは
飛距離も出るし方向性も出しやすい、たくさんあるクラブの中で優しい部類に入るのがユーティリティです。ヘッドの大きさもドライバーほど大きくなく、アイアンほど小さくもないので
構えやすくボールに当たり易いのです。また長さもたくさんあるクラブのちょうど真ん中ぐらいなので、ユーティリティが打てるようになると長いクラブも短いクラブも打ちやすくなると思います。
ユーティリティの種類
ユーティリティには大きく分けて2種類あります。ウッド型と言われるやや大きめのヘッドと、アイアン型と言われるアイアンをちょっとだけ大きくしたヘッドの2種類です。
ウッド型の特徴はボールが上がり易い事です。本来クラブは芯に当たらないとボールが上がらないのですが、ウッド型はソールが広く出来ているおかげで芯を外してもボールが上がり易く、ライが悪くてもバンカーや傾斜からでも打ちやすいクラブになっています。
スライスに悩んでいる人も多いと思いますが、ウッド型を使うとスライスしにくいのでお勧めです。球が上がり易いと言うことは、スライスしにくいとも言えます。アイアン型の特徴はアイアンと同じ感覚で打てる事です。ヘッドデザインもアイアンと同じなので違和感が無く、非常に構えやすいです。
ウッド型に比べるとボールがちょっと上がりにくいので、アイアンが得意な人で長めのアイアン(4番、5番アイアン)をもうちょっと楽に打ちたいな、でも形はアイアンのままが良いなという方にお勧めです。
初心者の人やフェアウェイウッドが苦手な人、スライスが多い人はウッド型がお勧めです。球が上がり過ぎる人やアイアンが得意な人、フックが多い人はアイアン型がお勧めです。
ユーティリティの打ち方
先程ユーティリティには2種類あると言いましたが、打ち方は同じになります。ユーティリティというアイテムは、昔はありませんでした。ウッドやアイアンしかなく、ユーティリティというクラブ自体無かったのです。
しかし、フェアウェイウッドやロングアイアンが難しく、球が上がらないというユーザーのニーズに応えて、ユーティリティが開発されました。ショートアイアンの様に打ちやすく、しかもフェアウェイウッドやロングアイアンの様に飛距離が出る設計に開発されました。なので、打ち方はショートアイアンの様に打つ事が重要になります。
ショートアイアンではボールの位置は真ん中になります。ウッドやロングアイアンの様に、ボールの位置を左にすると上手く打つ事が出来ません。ボールを左に置くと、左に引っ掛けるフックやチーピンのミスが出やすくなります。ユーティリティが苦手な人を見ると、ボールの位置が間違っているのが原因です。ボールが上がり易く作られているので、ボールの位置は真ん中に置きましょう。
ユーティリティを使いこなすコツは、アドレスの時にボールを真ん中に置く事です。ボールの位置を真ん中に置いて払い打っても球が上がりますし、ダウンブローに打ってもボールが楽に上がってくれます。楽に上がってくれるので、難しい傾斜の左足下がりやつま先下がり、バンカーからでもダウンブローのイメージを持って打つと、上手く打ててしまう魔法のクラブです。平らなライでも傾斜のライでも、バンカーからでもボールの位置は真ん中に置く事がポイントになります。
スイングでの注意点はショートアイアンの様にトップを高めにする必要があります。ドライバーやウッドの様に横振りではなく縦振りを意識しましょう。ゴルフのスイングはノーマルのトップの高さと、アップライトと言われる高いトップを作る事が上達のポイントになります。ユーティリティを使いこなすコツもそこにあるので、ノーマルとアップライトのトップを意識してスイングしましょう。
あとはライや傾斜に合わせてスイングの大きさを調整しましょう。傾斜なのに大きく振ったら当たりませんし、フェアウェイで平らなのにコンパクトに振ったら飛びません。大きく振れば飛距離が出て、小さく振れば傾斜からでも打てる万能なクラブです。状況に合わせて大きく振ったり小さく振ったりしましょう。
まとめ
ユーティリティは非常に万能なクラブです。クラブの長さも全体の真ん中で、飛距離も出るしボールも上がり易く止まるボールが打ちやすいです。スイング作りの基本を覚えるのにもぴったりですし、練習場で一番練習してほしいクラブです。
スライスする人はユーティリティを使いスライスを治し、ダフりやトップが多い人もユーティリティで払いうちを覚え、スイングの基礎を作って行きます。私のレッスンでもユーティリティをたくさん打ってスイングを作ってます。ゴルフは難しい部分が多いですが、ユーティリティを練習する事で得意にするとコースで非常に役に立ちます。
ショートホールのティーショット、セカンドショットのフェアウェイ、ラフ、傾斜、バンカー、グリーン周りのアプローチまで幅広く使える万能ユーティリティ。次のラウンドではたくさん使ってその万能ぶりを感じて見てくださいね!