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パターの選び方、あなたの合う形状は?

ゴルフにとって大事なこと、それは、カップにボールを入れることです。ドライバーで300ヤード飛ばしても、最後はカップインしないと意味がありません。そのカップインに一番影響を与えるのがパターです。

パターは、ヘッド形状、ネック形状、フェイス素材などいろいろな種類のパターがあります。プロが使っているパターも多種多様です。また、自分の調子やグリーンの特徴によってパターを変えたりする人も多く見かけます。

それだけ大事なパター、今回は、多くのパターの中から自分のフィーリング、打ち方に合ったパターの選び方を紹介します。

パターの種類

ヘッド形状

ピン型

パターの基本となるピン型パターです。トゥヒールバランスパターとも呼ばれており、多くのプロが使用しているのもこのタイプです。

特徴

1.スイートエリア(芯)が広い
ヘッドの先(トゥ側)と手前(ヒール側)に重量配分がなされているため、スイートエリアが広く左右のミスに強くなっています。

2.操作性に優れている
ヘッドが後方に短くなっているため、自分の感覚で転がすイメージが出しやすく、操作性に優れています。

3.ターゲットに対して構えやすい
ヘッドの形状が長方形なので、自分の思ったところに狙いやすく、ターゲットに対して構えやすくなります。

マレット型

かまぼこ形といわれるパターです。まっすぐに打ち出しやすく振り子のようにスイングすることで距離感を出していきます。

特徴

1.打ち出し方向が安定する
重心距離がパターの後方におかれているので、まっすぐ引いてまっすぐストロークしやすくなります。そのため、方向性が安定します。

2.距離感のコントロールがしやすい
ヘッドが重くなっているので、ヘッドの重さを使って振り子のようにスイングして距離をコントロールすることができます。

ネオマレット

プロのツアーでもよく見かけるようになったパターです。マレット型と同じような特徴ですが、更にヘッドが重く、大きくなっておりぶれにくく、ミスに強くなります。

ただし、個性的な形状になっているため見た目に違和感がある人もいるかもしれません。

特徴

1.打ち出し方向が安定する
「ネオマレット型」は「マレット型」と同様に、ヘッドが重く、重心距離も深いため、まっすぐ引いてまっすぐストロークしやすいため方向性が安定します。

2.距離感のコントロールがしやすい
ヘッドが重めに作られているのでヘッドの重さで距離を出しやすく、オートマチックに振り子のようにストロークすることで距離感が合わせやすくなります。

3.ターゲットに対して構えやすい
ヘッド形状が長方形に近い形状になっているため、ピン型のように視覚的に、ターゲットに対して構えやすくなります。

4.ミスに強い
最もヘッドが大きいため、芯も広く慣性モーメントも大きいのでミスに強くなります。

ネック形状

フェースに対してどのようにシャフトが刺さっているかで、特徴や打ち方が変わってきます。それぞれのネック形状を見ていきましょう。

クランクネック

フェースがシャフトよりシャフト1本分後方に刺さっています。オフセットが大きい分、ボールにヒットするのが遅くなります。

ボールの位置もスタンスの真ん中寄りに置いて打つ方が引っかけにくくなります。重心位置も高くなるので、フェースの上側でヒットすると転がりがよくなります。緩やかな円弧を描いていストロークするタイプに合っています。

ベントネック

フェースがシャフトより後方についています。直接シャフトを曲げて刺してあるので、オフセットも小さいものから大きいものまであります。

フェースに直接刺さっているので、重心位置が低くなりフェースの下側でヒットすると転がりがよくなります。まっすぐ引いてまっすぐストロークするタイプに合っています。

センターシャフト

シャフトがフェースの中央に刺してある形状になります。シャフトの延長線上で打つ感覚でストロークすることができます。オフセットがない分、ボールに速くヒットすることができ引っかけにくくなります。

芯でしかっりヒットできない場合は、フェースがぶれやすく、方向性が悪くなります。スタンスの真ん中に置くとプッシュしやすくなるので、左足寄りに置いた方が合います。

L字

見た目がアイアンのようにネックがヘッドの端についているパターです。そのため、重心距離が長くなり、操作性がよく、自分のイメージで打つことができます。

フェースの開閉は大きくミスにシビアですが、アプローチと近いイメージで打てるので、ロングパットの距離感は出しやすくなります。円弧を描いてストロークするタイプに合います。

自分に合うパターの選び方

自分に合う長さ

パターの長さは、ゴルファーの身長や手の長さよりも構え方に大きく影響されます。グリップ部分を短く持ったり、長く持ったりすることで合わせる人もいますが、そうするとパターのバランスが崩れてしまいます。

ボールに対して自然にパターを構えたときに、ボール位置が目の真下になるのがパターの長さの目安だとされています。日本人にとって、標準的な長さは34インチのパターといわれています。34インチのパターで構えてみてそれを基準に長い方がいいか、短い方がいいか合わせるとちょうどいいのが見つけやすいかもしれませんね。

試打してから決めよう

パターを選ぶときは、必ず試打をしてから選びましょう。試打する際は、構えたときのフィーリングだけでなく、打感や打音も大事になります。また、自分が使うボールによっても変わってきますので注意が必要です。

よくあるのが、「ショップで試打したときはいい感じだったんだけど、コースで使ってみたら違った」ということです。

コース上のグリーンには、傾斜があります。まっすぐのラインの時はいいけど、横から、上からのラインでは構えにくいということがあります。試打する際、できることならばアンジュレーションのあるグリーンで試打してみましょう。

その際、注意したいのがまっすぐのラインを打って、フィーリングがあったと勘違いすることです。大事なのは、横からのスライスラインやフックラインを打ってみることです。あらゆる方向から試打してみて違和感のないパターを選ぶようにしましょう。

自分に合うパター

自分に合うパターとは、自分が狙ったところへ、自分が思ったとおりの距離感でボールを転がせるパターです。自分に合うパターを見つけてみましょう。

おすすめパター5選

1.テーラーメイドパター スパイダーツアーレッド

ネオマレット型のパターでありながらショートスラントネック形状であり、円弧にストロークすることができます。

フェース面には、順回転を与えるピュアロールが採用され転がりのいいパッティングできます。

2.オデッセイオーワークス#7パター

ツアープロでも人気のパターです。フェースの表面の効果により、インパクト直後から安定した順回転のボールが打てます。

独特のヘッド形状により安定したストロークが可能です。

3.スコッティキャメロン セレクトニューポート2 2016

見た目にも機能性にも文句なしのパターです。形のオーソドックスでだれにでも合うのではないでしょうか?

ソールのウエイトを交換することができ、より自分にあったヘッド重量にすることができます。所有感もあり選んで間違いなしのパターです。

4.ピレッティ BOSA ボーサ Black Onyx センターシャフト

マレット型のセンターシャフトパターです。センターシャフトはシャフト延長線上で打ちやすいメリットがありますが、芯を外すと大きなミスになります。

ヘッド形状がマレット型なので安定したストロークがしやすく、思ったところに打ち出すことができます。

5.スコッティキャメロンセレクトM1パター

マレット形状とフェース面に採用された複合素材によりソフトな打感と安定したボールを打つことができます。打音も乾いた音で距離感を合わせることができます。

見た目にもかっこよく、所有感を満たしてくれるパターです。

まとめ

パターは自分に合うパターを使うことが一番です。プロの中でもずっと同じパターを使い続ける人もいれば、数種類のパターを使い分ける人もいます。

おすすめは、違う特徴のパターを2種類持つことです。例えば、ピン型パターとネオマレット型のパターというように。そして一方のパターで調子が悪くなったときに、もう一方に変えてみましょう。パターが大きく変わるので新しい感覚でストロークすることができるようになり調子がよくなります。

パターの選び方のポイントはこちらの記事も参考にしてみてください。

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