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日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯【2015】の結果|女子ゴルフ 結果速報・ランキング等

第48回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

2015年度LPGAツアー第26戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が、9月10日(木)から9月13日(日)の4日間、長崎県長崎市のパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで行われました。

【試合結果】
優勝:テレサ・ルー

スコア:通算 -7 (1R:73 2R:67 3R:70 4R:71)

選手紹介:1987年10月13日生まれの27歳・台湾出身・A型。11歳の時、父の影響でゴルフを始める。アマチュア時代にナショナルチームの一員として活躍し、2005年にプロ転向。2006年から米国LPGAツアーへ参戦。2011年から日本ツアーを主戦場として本格参戦する。本大会の優勝で今季4勝目、メジャー通算3勝目となる。現時点で、平均ストローク数は69.9506と69台をキープ。国内女子では前人未到の70切りを目指す。

 

今大会の見所(ハイライト)

女子プロゴルファーの“日本一”を決定する本大会。女子ツアーの先駆けとなった第1回大会は、女子プロゴルファーが誕生した翌年の1968年に行われ、今年で48回目を迎えます。 ツアー史上最長の6,735ヤード、風の影響、グリーンの難しさなどが相まって、総合力が勝負を左右すると予想されます。 1日目、7メートルの風速に各選手悩まされます。 そんな中、今季好調を取り戻した服部真夕(はっとり まゆ)が、4アンダーの68をマークして単独首位に立ちます。4つあるパー5を3バーディと、プラン通り、ロングホールで確実にスコアを伸ばします。 この日、アンダーパーの選手は9名と、コース攻略の難しさが浮き彫りになります。

選手権獲得へ服部真夕が首位発進!⇒http://jyoshigolf.com/?p=5635

Posted by 女子ゴルフ情報館 on Thursday, September 10, 2015

2日目、前日に続いて69をマークした吉田弓美子(よしだ ゆみこ)が、通算6アンダーで単独首位に立ちます。

2打差の2位タイには、今季1勝を挙げた原江里菜(はら えりな)、ルーキーながら健闘を見せる永峰咲希(ながみね さき)、テレサ・ルー、酒井美紀(さかい みき)が追いかけます。

前日、4オーバーの60位タイだった渡邉彩香(わたなべ あやか)は、この日スコアを5つ伸ばして14位タイへ大躍進。ハーフ30で、本大会の最少スコア記録を更新しました。

ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛(すずき あい)は、前日に続き調子が上がらず、予選落ちとなってしまいます。 3日目、24位から首位に浮上したのは、上田桃子(うえだ ももこ)。公式戦最少ストロークのタイ記録、64をマークしました。 中でも、上がり4ホールでの4連続バーディは圧巻。18番で12mのロングパットを決め、どよめきの大歓声に応えてフィニッシュします。 難しいコースセッティングに悩まされる選手が続出し、この日60台を出した選手はわずか4名。上田に次ぐロースコアはイ・ボミの68ということからも、驚異的なプレーといえます。

そして、やはり今季絶対的な強さを見せるイ・ボミが優勝圏内に浮上し、最終日最終組は、賞金ランク上位者の直接対決が注目されます。

しかし、追随する選手たちも、誰が優勝してもおかしくない実力者が顔を揃えます。最終日、いかに自分のプレーに徹し、1打1打に集中できるかがポイントとなりそうです。

疲労もピークとなる4日目の最終日。この日も容赦なく風が吹き付けます。 晴天が続いた影響か、グリーンはカチカチというほどに硬く、セオリー通り手前に落としていっても、グリーンをオーバーする始末。更にアンジュレーションがきつく、ウネウネと読みにくいライン。寸分違わず、狙い通りに落としていかなければなりません。 前日、驚異的なスコアで他を圧倒した上田は、1番で長いパットを決めてバーディ発進するも、4番で痛恨のダブルボギー。 この日一番難しいとされた14番では、同組のテレサ・ルーとイ・ボミがボギーとスコアを落とす中、攻めるプレーでナイスパーセーブ。15番ではバーディで首位との差を縮めて、メジャー初優勝へ望みをつなぎます。 しかしこの日、長い番手で右へ左へと安定感に欠けた感がありました。16番以降リカバリーの上手さと、獲りたいという攻めの気持ちが先行して、ナイスパーを決めましたが一歩及ばず。2位タイでフィニッシュとなりました。 イ・ボミは、1番から彼女らしいピンにつくショットで魅せて、前半から調子の良さを見せるものの、後半グリーンの硬さとマウンドに阻まれてピンに寄せきれず、スコアを2つ落として4位で終えました。 史上2人目となる3週連続優勝の期待がかかった本大会。前週、5ホールのプレーオフを争って、連戦の疲れが抜けきらない表情も見られましたが、リセットして次の活躍を期待したいと思います。

前日、3位タイの好位置につけていた酒井は、堅実なプレーで耐えるゴルフを展開します。15番と18番にはジャストタッチでバーディを決めて、2位タイでフィニッシュ。精神力の強さが光った1戦となりました。

優勝を掴み取ったのは、4日間のタフな戦いを楽しんだテレサ・ルー。屈指のショットメーカーは、ほぼ計算通りのプレーで最終日を戦い抜いたように思います。

終盤、17番池越えのパー3でボールが池に吸い込まれた瞬間、誰もが思わずハッとしたはずですが、本人は大笑い。3打目となる打ち直しは傾斜を使ってピンに寄せ、このホールをボギーで凌いで、ガッツポーズが出ます。

18番パー4は2オンでピンにつけ、見事なバーディフィニッシュ。
昨季の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に続き、ツアー史上9人目となるメジャー3冠を達成しました。

なお、最終日のベストスコアは、7位タイでフィニッシュしたフェービー・ヤオの70。アンダーパーはわずか4選手と、卓越した技量の女子プロにも困難な、タフなコンディションだったことがわかります。

次回の女子ツアー情報と「みどころ」―ぼびじょん子の視点

大会名称:マンシングウェアレディース東海クラシック【2015】
日程:2015年9月18日(金)~9月20日(日)
会場:新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県) / 6,374Yards Par72(36,36)
賞金総額:¥80,000,000

次週は、舞台を愛知県美浜町の新南愛知カントリークラブ 美浜コースに移して開催されます。
全体的にフラットな丘陵コース。昨年大会では、3日間でなんと12のイーグルが量産され、攻めるプレーが見どころとなる大会といえそうです。注目は15番、477ヤードのパー5。バーディ・イーグル合戦が楽しめそうです。
また、18番は左に池、フェアウェイど真ん中にバンカーが3つ並び、右は傾斜のある深いラフがあり、キッチリ狙い定めなければならない難ホール。最後まで気が抜けない展開が期待されそうです。

大会2日目の本戦終了後は、年に一度のお楽しみ、「マンシングウェア2015 女子プロドライビング女王コンテスト」が開催されます。観戦に行かれる方は見逃せない、盛り上がるイベントになりますね。

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