ゴルフコースでミスショットが出にくくなる打ちっぱなしでの練習法とは!?
コースで思わぬミスが出る
ゴルフを始めた頃、愕然とした経験は皆さんもあるでしょう。前夜たっぷり練習して自信満々でコース入りしたものの、いきなりのスタートホール、ドライバーがどスライスでOB。
あるいは距離のないミドルでせっかくドライバーショットがフェアウェイを捕え、6番アイアンで2オン可能。「ヨシ!」と狙ったものの、ボールの頭をたたきトップ。
ボールは60ヤードほど転がっただけ。「6番は昨日あれだけ練習して自信があったのに」と、目の前真っ暗。
どうして練習場でのショットが出ない??
練習では200球、300球打ち込んでました。ドライバー、5、6、7番アイアンから9番とアプローチを丹念に練習し、初のスコア100切りを目指したのが、虚しい110オーバー。「こんなはずじゃなかったのに」と悔やまれることしきりです。
なぜ?とよく考えてみると、練習場ではうまく打てる理由がわかってきます。それは「何度も打てる」ために「うまく打てるようになった」と思い込むためです。
ドライバーでミスショットをしても、同じように打ち続けると調子が出てきます。例えば5スイングで1回ミスショットをしても、4回成功しているので「自分はドライバーはうまくなった」と思い込んでしまいます。
しかし、コースではその1回のミスショットが出てしまうと致命的です。練習場では何回も打てるので、ミスを修正できます。コースでは打ち直しができないので、それが後々スコアに響きます。
効率良く練習できる方法は?
練習を繰り返せば上手くなれるのか。しかし、もっと効率的に上手くなれる練習法はないか、と頭をひねりました。
そして思いついたのが、練習場でコースをラウンドしているようにクラブを選択して打つ方法でした。
まずは練習場でいつものようにクラブ別に合計50~60球打った後、ラウンドモードに入ります。
例えば、まずは1番ミドルホールを想定。ドライバーショットです。そこそこ真ん中に行けば、2打目は5番か6番アイアン、あるいはユーティリティーで180ヤード前後を狙います。方向を必ず想定して打つことが大事です。
狙った方向から右か左にそれたら、50ヤード前後のアプローチショット。ウェッジのハーフショットを打ちます。続く2番ロングでは、ドライバー、3番ウッド、アイアンの順番で打ちます。
どのショットもまっすぐ飛んだかどうかで、次のショットを選びます。ミスショットをしたら、練習場ではついつい同じクラブで打ちたくなります。ここは我慢してリカバリーショットです。
ミスショットの方向、飛距離を考え、次のショットはミドルアイアンか、ユーティリティ、あるいはラフからのショートアイアン、とあたかもラウンドしている想定でクラブを選びます。
一般的なゴルフ・コースを想定すると、ショットを左に曲げたら斜面にボールが残るケースもあります。その時は、つま先下がりのショットです。
この場合は、かかとにボールを置いて、つま先下がりをイメージします。つま先の下に置けば、つま先上がり。さらに、左足下だけに置けば、左足上がりに。右足下になると左足下がりと傾斜のショットもイメージできます。
つまり、どのショットでも打つ前の緊張感を持ってスイングをするよう自分に軽いプレッシャーをかけて練習するのです。漫然と同じクラブを続けてショットするのではなく、一打一打異なる環境を考えて打ちます。
これはゲームをしている感覚でできるので、練習場でも楽しくできます。また、ミスショットをしても冷静に次のショットを考えることができるようになるので、実際のコースでミスをしても気持ちが引きずることがなくなります。
この練習法のおかげで、何よりコースでミスをしても冷静に次のショットを考えて対処できるようになりました。100を切るのも、少しは早かったと思います。何より単調になりがちな練習場でも、変化を楽しめるようになります。
皆さんも一度試してみてください。