華やかな女子プロの試合風景。

大会会場であるゴルフコースはまだラフの芝や草木の色が薄く色合いに欠けますが、それを補って余りあるほどの女子プロのファッションが、コースにたくさんの花を咲かせてくれています。

男子に先駆けて開幕した女子ツアーは、すでに百花繚乱です。さて、そんな見るのも楽しい女子プロのゴルフファッションですが、ほんの数十年の間にかなりの変化を遂げています。

男子の場合は襟付きシャツにパンツスタイルが基本ですから、流行によってシルエットは変化していますが、あまり代わり映えしないスタイルです。それに比べて女子は、パンツスタイル、スカート、キュロットなどのファッションの幅が広く、しかもバリエーションに富んでいます。

さらにファッションに敏感な女子プロ達がこぞって最新ファッションを提供してくれますので、ゴルフウェアのイメージはずいぶんと変わりました。

そこで今回は、日本の女子プロゴルフ界に輝かしい実績を残す歴代賞金女王のファッションに注目してみたいと思います。

ベテランゴルファーの皆様も「そうそう、昔はこんな服装だったよ」と思い出しながら見ていただければと思います。

岡本綾子 編

1981年賞金女王。日本ツアー44勝、アメリカツアーで17勝を挙げています。また、1987年には米LPGAの賞金女王になっています。

現在も彼女を慕って弟子入りするプロが後を絶たない“世界の”岡本綾子です。美しく無駄のない完璧なスイングは、今なお学ぶべき点がたくさんあります。

さてそんな伝説の名プレーヤーは、どんなゴルフファッションだったのでしょうか。



動きやすく活動的なキュロットスタイルが、この頃の女子ゴルファーの定番でした。現在よりも、かなりゆったりとしたシルエットが特徴的です。

原色カラーがグリーンに映えて、とてもきれいなコーディネートですね。

涂 阿玉 編

1982~86、89、91年賞金女王。LPGAツアー優勝58回を誇る永久シード選手。

台湾出身の彼女は、日本ツアーで活躍する海外選手のパイオニア的存在です。憎らしいほど強く、そしてすらりとした体型が印象的でした。

ピンクのウェアを美しく着こなす姿は「ピンクパンサー」の愛称もあったほど。そんな涂 阿玉選手の「ピンク以外」のファッションをチェックしてみます。



裾が広がったパンタロン姿が時代を感じますね。鮮やかなオレンジをメインに、シャツやサンバイザーにもポイントでカラーを合わせているのがお洒落です。そのレトロ感がかえって現代にも通用しそうです。かっこいいですね。

平瀬真由美 編

1993、94年賞金女王。172cmの恵まれた体格を活かしたダイナミックなゴルフで、ゴルフ技術の非凡さが際立った名選手です。

アメリカツアーにも挑戦し、1勝を挙げています。



バブル全盛期のこの頃、女子プロのファッションも柄物が多くなります。全体的にまだシルエットはゆったりです。尾崎将司選手が圧倒的な強さを誇った時代ですので、男子に比べると人気もファッションも大人しい印象でした。

不動裕理 編



2000~2005年賞金女王。圧倒的な強さと安定感を誇った6年連続賞金女王です。

2004年には史上最年少で永久シード選手になっています。女子プロゴルフ生涯獲得賞金1位(¥1,347,736,431)の座は、未だに破られていません。

ファッション的には地味な印象がありますが、この日は定番のキュロットスタイルを靴下とカラーを揃えて、控えめながらも彼女らしいスタイルを作りだしています。

横峯さくら 編



2009年賞金女王。宮里藍選手が米ツアーへ挑戦してからの日本女子ツアーを支え続けた功労者です。賞金女王は1回ですが、長年女子ツアーの主役であり続けました。

横峯選手は名前の通り「ピンク」のイメージもありますが、この日はホワイトカラーで爽やかにまとめています。シューズまで白で統一しているのがいいですね。

イ・ボミ 編

2015年賞金女王。近年の韓国人選手活躍の象徴的存在です。日本に馴染もうとするひたむきな姿勢に、多くのゴルフファンが好印象で迎えています。

“スマイルキャンディ”の愛称を持つ彼女のファッションは、いつでも注目の的です。そんなイ・ボミ選手の最新ファッションを見てみましょう。



ボーイッシュな印象になりがちなキャップまで、イ・ボミ選手が被るとキュートに見えてしまいますね。柄×柄や蛍光カラーなど、難しいコーディネートも難なく着こなしてしまいます。

普段の生活では派手に思える服装も、ゴルフ場では、グリーンに映えてとても華やかです。ゴルフ場だからこそ実現するスタイルは、是非真似したいものです。

おわりに

1980年代から現在まで、何名かの賞金女王のゴルフファッションを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

注目の存在である女子プロのファッションは、一般アマチュアゴルファーのお手本です。カッコよく着こなす姿に、スコアは真似できなくても見た目だけでも取り入れたくなってしまいます。

あなたは、どの女子プロのファッションがお好みですか?