最も○○なゴルフ場一覧~日本一のコースを集めてみました~
日本国内にあるゴルフ場の数は、2014年度の調査によると2,336場です。かなりの数ですよね。
ゴルフ場関係者にとっては現在ゴルフの人気が低迷している中、このたくさんのゴルフ場の中から、ゴルファーに自社のコースを選んでもらうのは大変なことです。他コースにはない特長を打ち出す必要があるでしょう。
そんな時に強みになるのが、“日本一”の称号です。
「日本一○○なコースです!」というキャッチーなフレーズは、ゴルファーに興味を持ってもらうのに充分な効力があります。
今回は、そんな『日本一』のコースを集めてみました。あなたの近所のゴルフ場も、もしかしたら日本一のコースかも知れませんよ。
日本一難しいコース
挑戦欲のあるゴルファーの方でしたら、最も難しいと言われるコースを攻略したいという気持ちが湧いてくるかもしれません。そんな方におすすめなのが、『日本最高のコースレーティング』を誇るゴールデンバレーゴルフ倶楽部です。
コースレーティングとは簡単にご説明すると、スクラッチゴルファー(ハンデキャップゼロのゴルファー)が、通常のコンディションでプレーした場合のコースの難易度を数値化したものです。
通常、コースレーティングが72以上になると難易度の高いコースと呼んで差支えないと思いますが、ゴールデンバレーゴルフ倶楽部は、なんと77.4です。これは日本では最も高いコースレーティングです。
あくまでも数値上の結果ですので、日本で最も難しいコースというのは語弊があるかもしれませんが、それでもとんでもなく難易度が高いことは間違いありません。
※ゴールデンバレーゴルフ倶楽部は、兵庫県西脇市に位置する山と水のコントラストが美しいコースで、名設計士と名高いロバート・トレント・ジョーンズJr氏が設計。2014年には『日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯』が開催されるなど、数々の大会を開催してきました。
18ホール中16ホールにウォーターハザードを配するなど、水の攻略がカギとなっています。
日本一と聞くとやはり気になりますよね。是非、腕試しにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
日本一バンカーが多いコース
調査を始めてから気付いたのですが、ゴルフ場によって18ホール・27ホール・36ホールなどホール数に差があるので、単純に比較ができませんでした。
ただ、その中でも河口湖カントリークラブは27ホールで195個(西コース75個、東コース79個、南コース41個)ものバンカーがあり、1つのゴルフ場としては最多でなないかと思われます。
※河口湖カントリークラブは1977年の開場で、山梨県の富士裾野に位置する美しい林間コース。バンカーが多いと聞くと「砂にまみれたコース?」と思いがちですが、グリーン周りに効果的に配置された小さめのバンカーは木々に囲まれたコースの戦略的アクセントになっており、それほどバンカーだらけという印象はありません。
富士山を望む景観に癒されながら、バンカー群に挑んでください。
日本一長いロングホールがあるコース
ロングホールは苦手…という方は、つらいかもしれません。日本一長いロングホールを持つコースは、皐月ゴルフ倶楽部 佐野コースです。
こちらのコースの7番ホールは、なんと964ヤード(バックティ)Par7というとてつもない長さ。1ホールで、ちょっとした旅気分が味わえそうです。
レギュラーティーからでも914ヤードありますので、何度もFWを使うことになりそうですね。どんなゴルフになるのか想像もつきません。是非、体験者にお話を伺いたいぐらいです。
しかも、このホールは日本一だけでなくギネスブックにも認定されているという事ですので、世界最長?のロングホールらしいのです。日本でこんな長いホールがあるなんて、驚きですね。
※皐月ゴルフクラブ 佐野コースは、北関東自動車道 佐野田沼ICより6kmに位置する丘陵コース。OUT38、IN37のPar75で構成されています。
丘陵コースながらフェアウェイはアップダウンが少なく、名物コース以外も距離が長めのホールが多いので、飛距離に自信がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
日本一高所にあるコース
夏の暑さは年々厳しくなる一方で、ゴルフをするのも嫌になってしまいますよね。そんな方にご紹介したいのが、日本一高い場所にあるゴルフ場です。
それは、標高約1500mに位置する菅平グリーンゴルフです。
夏でも快適なプレーが楽しめるのはもちろん、高所ですから、ボールもいつもより飛んでくれそうです。
※菅平グリーンゴルフは、長野県の峰の原高原にある丘陵コース。1975年の開場で、名匠富澤誠造氏が設計しています。
雲の上のゴルフ場とも称されるコースはフェアウェイも広く、のびのびと爽快な気分が味わえます。今年の夏の避暑はここで決まりです。
日本最北端のコース
今度は日本の端っこにあるコースを調べてみましょう。まずは日本最北端のコースです。
こちらは北海道の稚内空港から車で8分に位置するノースバレーカントリークラブです。
近隣には稚内カントリークラブもあるのですが、わずかに北側に位置しますので、『日本最北端』の称号を手に入れました。
※ノースバレーカントリークラブは1992年の開場。北海道らしい雄大さが楽しめる景色が自慢のコースです。フェアウェイは広めですが、戦略的なレイアウトが挑戦意欲を掻き立てます。
夏の清々しい空気は最北端に相応しい気持ちよさですが、その分クローズ期間が長いのは致し方ないところ。おおよそ4月下旬まで、ゴルフはおあずけになります。
空港からのアクセスが良いので、北海道以外のゴルファーにも人気が高そうですね。
日本最南端のコース
最北端の次は、最南端のコースをご紹介しましょう。
日本最南端のコースは、リゾナーレ小浜島カントリークラブになります。
以前は「ニラカナイカントリークラブ」という名称でしたが、高級リゾート経営で知られる星野リゾートグループに入り、現在のゴルフ場名になっています。
実は最南端であり、さらに最西端のコースにもなります。
※リゾナーレ小浜島カントリークラブは、沖縄の石垣島と西表島の間に位置する小さな離島、小浜島にあるコース。サンゴ礁の海を見下ろすことのできるコースは、まさにリゾートゴルフを絵に描いたような光景です。
気軽にアメリカンスタイルで楽しめますが、バンカーやウォーターハザードを巧みに配置し、リゾートで終わらない仕掛けも満載です。忘れられないコースになること間違いありませんね。
日本一古いコース
最後に日本最古のゴルフ場をご紹介します。
日本で最も歴史のあるゴルフ場は、神戸ゴルフ倶楽部です。なんと今年で開場して113年になります。
※神戸ゴルフ倶楽部は、神戸の六甲山上に位置する山岳コース。1903年に9ホールで開場し、その後1929年にほぼ現在のレイアウトになっています。
ロングホールはなく、Par3とPar4のみで構成されたコースは、アップダウンのきついヘビーなレイアウトです。そのため、キャディの負担も大きいことからクラブは10本以内という制限もあるそうですよ。
風格ある木造のクラブハウスは、これぞまさにメンバーシップコースといった趣です。一度はこんなところでプレーしてみたいと思わせるコースですね。
おわりに
様々な日本一のコースを調べてみましたが、いかがでしたでしょうか。もしかしたら、あなたの近所にも『日本一』のコースがあるかも知れませんね。
日本には素晴らしいコースがたくさんありますので、是非、色々な日本一のコースを制覇してみてください。
楽しいゴルフライフを!
※もし他の日本一のコースをご存知でしたら、是非お知らせください。