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昔の打ち方は、通用しない!?この20年で変わったスイング論

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あなたがゴルフをはじめたのは何年前ですか?

今のゴルフ界は40・50代のアマチュアゴルファーが主役になっています。実際のゴルフ人口を調べても、最も多いのは50代のゴルファー。そして、おそらく50代のゴルファーならゴルフをはじめたのは90年代でしょう。

しかし、この「90年代にゴルフをはじめた人」には、実は大きな落とし穴があります。さらに言うと、この50代ゴルファーにゴルフを教えてもらう人も、その落とし穴に入っている可能性があるのです。

Live Nation

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90年代のダウンブローが、今はNGに!

90年代の日本ゴルフ界といえば、なんと言ってもジャンボ尾崎の時代でした。

プロ通算100勝を誇るスーパースターは、多くのゴルファーの憧れ。そして、そんなジャンボのスイングといえば強烈なダウンブローです。おそらく、多くのゴルファーは、そんなジャンボの打ち方を真似するようになったのです。

BRITISH OPEN OZAKI

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もちろん、当時はその打ち方が正解でした。ダウンブローとは、トップからの切り返しでタメを作って、ダウンスイングで上から下に急角度にクラブを下ろしてくる打ち方です。ドライバーもアイアンも「とにかくダウンブロー」というのが、当時のゴルフレッスンでは鉄則だったのです。

しかし、それは90年代のドライバー、アイアンにマッチした打ち方です。

当時のドライバーはヘッド体積が280㎤前後で、シャフトはスチールシャフトなので、400グラム以上もありました。また、アイアンも当時は軟鉄やステンレスの単一構造がほとんどでしたが、最近はソールにタングステンが入ったり、ヘッド内部が中空になったり、年々そのテクノロジーは進化しました。

その結果、何が変わったか。それはヘッドの重心の位置が低くなったのです。そして、ヘッドの重心が低くなったことで、ダウンブローがNGになったのです。

90年代のドライバー、アイアンはともに重心が高いクラブでした。特にアイアンの重心はフェースのセンターより上に重心がありました。だから、上から鋭角に打ち込まないと、重心でボールが打てなかったのです。

しかし、今のクラブは重心がフェースセンターより下にあります。そうなると、上から打ち込むよりも、払い打つようにレベルブローで打つほうが打球が飛ぶのです。

最近の女子プロが250ヤード飛ばす理由

KKT Cup Vantelin Ladies Open - Day 2

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今、女子ツアーでは若い選手の活躍が目立っています。しかし、彼女たちのパワーは一般アマチュアゴルファーと変わりません。

実際に、ほとんどの選手のヘッドスピードは40~42m/s前後です。それでも、ドライバーで250ヤード近く飛ばしているのはダウンブローではなく、レベルブローで打っているからです。

では、レベルブローに打つにはどうすれば良いのか?それは決して難しいことではありません。

ダウンスイングの軌道はテークバックで決まります。それはスイング中の「行きと帰り」の関係にあって、ダウンスイングをレベルブローにするには、テークバックではクラブを低く長くあげることが最大のポイントです。

低い軌道でクラブをあげると、インパクトのときにも緩やかな角度でボールにインパクトするために、極端なダウンブローにはならないのです。

今、使っているドライバーは90年代とは別モノ!

ここでもう一度、今使っているあなたのドライバーを見てください。ヘッド体積が460㎤の大型ドライバーは、90年代には考えられなかった大きさです。それを打つための理想のスイングも、当然その頃とは違っています。だからこそ、今はレベルブローがスイングの基本なのです。

最後に

ここまで、読んでいかがでしたか?ゴルフは他のスポーツに比べても、特にクラブの進化がスイングに及ぼす影響が大きいスポーツです。昔のクラブなら、ダウンブローが絶対に正解でしたが、今はレベルブローに打てるクラブもたくさんあります。

決してダウンブロー自体を否定しているわけではありませんが、もう一度、あなたの愛用クラブとあなた自身にあったスイングを考えてみてはいかがでしょうか?

 

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