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フェービー・ヤオ 女優並みのルックスで人気上昇中!ツアー2勝目を果たして今季絶好調

「夢みたいな気持ちです」満面の笑顔でコメントしたフェービー・ヤオさん。アクサレディスで念願のツアー2勝目を上げて、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の入会資格を手に入れました。

フェービー・ヤオさんが強い、可愛い、綺麗、そして女優の北川景子さんに似ていると話題になっています。正統派アジア美人のフェービー・ヤオさん絶好調です。

1.フェービー・ヤオ、悲願の優勝 2018年アクサレディス in MIYAZAKI

3月23日~25日宮崎県のUMKカントリークラブでアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIが行なわれました。三浦桃香さん、勝みなみさん、新垣比菜さんなど黄金世代の活躍が目立った大会となりました。

2日目が終わった時点でトップ10に入った14名のうち、黄金世代は5名。ゴルフのレベルも年々上がっている証拠でしょう。ですが、最終日にはスコアを落とすルーキー選手が多数。後半で崩れてしまうのは、試合の経験数とも関係しているかもしれませんね。ルーキー選手たちの活躍も楽しみです。

最終日、フェービー・ヤオさんは首位と4打差の10位タイからスタートします。54ホールの戦いを終えて、トップに立ったのは通算12アンダーの66をマークしたフェービー・ヤオさんと、68で回った比嘉真美子さんの2名です。フェービー・ヤオさんは比嘉真美子さんとのプレーオフに持ち込んだのです。

プレーオフは18番パー5の繰り返しで行なわれました。1ホール目、2ホール目は両者ともに譲らずパー。勝負が決まったのは3ホール目でした。フェービー・ヤオさんが、99ヤードからの3打目を1mに付けます。対する比嘉真美子さんは、バーディーパットを外してパー。フェービー・ヤオさんが、落ち着いてバーディーパットを決めて優勝を手に入れました。

悲願のツアー2勝目です。そして、これまでLPGAに入会するためには、プロテストに合格する以外の道はなかったのですが、昨年からツアー規定が改正され、ツアーの優勝者には会員になる資格が与えられるようになりました。ヤオさんにもLPGA入会資格が付与され、念願だったLPGAのメンバーとなりました。これまでプロテストと試合の時期が被ってしまい、受験することができなかったのだそうです。

2014年のフジサンケイクラシック以来となる4年ぶりの優勝。賞金1,440万円を獲得しました。

「頑張っても成績が出せなくて苦しかった」
「夢みたいです。本当に嬉しい」

名前の由来は月の女神。その名にふさわしい満面の笑顔が印象的でした。ですが、プレーオフはとても緊張したそうです。「プレーオフは台湾の試合で2回経験しています。1勝1敗です。パッティングの調子がよくないけど、カップを見ないようにして、自分を信じてストロークしました」実は3年前から指導を受けているオーストラリア人のコーチ、ピーター・ナイトさんから、メンタルの弱さを指摘されていました。

「自信を持っていないから成績を残せない」
「スイングには大きな問題はない。心が弱い。自信を持ってプレーしていない」

ヤオさんの流れが変わりました。「今回は自分のスキルを信じて、リラックスを心がけたのが良かったです。昨年の後半から調子が良くなっていたのですが、コーチからもっと自信を持ってプレーするようにと、メンタルの弱さを指摘されていました」

ゴルフの練習とメンタルの強化に励み、ゴルフの実力とメンタルをコントロールする力も備わったようです。好調の波に乗っているフェービー・ヤオさん、今季はどこまで伸ばせるでしょうか?!

2.フェービー・ヤオ 2018年シーズン前半戦で早くも活躍

3月のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで優勝を果たしたフェービー・ヤオさんが、4月13日~15日 熊本空港カントリークラブ(熊本県)で行なわれたKKT杯バンテリンレディスオープンでも大活躍を見せました。

熊本地震発生から約2年を迎え、開幕前には追悼セレモニーが行なわれました。ティーオフの前に、会場全体にアナウンスが行なわれギャラリーを含めた全員が黙とう。震災の犠牲者を追悼しました。フェービー・ヤオさんは、初日4位タイ、2日目は6位タイと安定したプレーを見せて、最終日は5位タイ。賞金416万6,666円を獲得しました。

この大会の優勝者は、今季初優勝となった比嘉真美子さんです。4打差を追い、スコアを6つ伸ばして、11人を抜き去り圧巻の逆転優勝を飾りました。これで比嘉真美子さんはツアー4勝目となりました。3月のアクサレディスではフェービー・ヤオさんと比賀真美子さんがプレーオフに持ち込み、一騎打ちを見せました。今季はこの二人の活躍が目立っています。

4月20日~22日 静岡県の川奈ホテルゴルフコースで開催された4年前にツアー初優勝を飾った思い入れのある、フジサンケイクラシックでは24位タイ。賞金63万2000円を獲得、5月3日〜6日 茨城県の茨城ゴルフ倶楽部で開催されたワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでも6位タイの好成績を残し、432万円を獲得しました。これで現在の賞金女王ランキングは5位。獲得賞金の総額は2427万3,166円。(2018年5月6日現在)今季の賞金女王争いにも食い込みそうです。

2011年にプロ転向したフェービー・ヤオさんは、「日本で戦ってみたい」と、2012年から日本ツアーに本格的に参戦しています。同郷の先輩でツアーで活躍したト阿玉さんや黄玉珍さんから、「日本の文化や選手に馴染むとこが大切。そうすると自分のゴルフができるようになる」とアドバイスを受けました。その助言があってなのか、彼女は和食ではカツ丼が大好きなのだそうです。

ヤオさんは、台湾の女子プロゴルファーのヤニ・ツェンさんを「神のような存在」と言っています。ヤニ・ツェンさんはツアー通算15勝を上げ、うちメジャーで5勝を上げ、世界ランク1位にもなった経歴があります。ヤオさんの目標とする人でもあります。

神のような存在に、月の女神がどこまで近づけるのか?!これからの活躍がますます楽しみになりました。

3.フェービー・ヤオ スイング改造

昨年とはスイングが大きく変わったフェービー・ヤオさん。「以前は体力負けしているイメージがあり、インパクトあたりで立ち上がるスイングで手元の詰まりが見られた」そう解説するのは、辻村明志さんです。辻村さんはツアープレーヤーとして活躍。コーチに転身後は上田桃子さんなどを指導、たくさんの女子プロゴルファーのスイングを分析して、コーチングに活かしています。ツアープロとして活躍している辻村明須香さんは実妹です。

フェービー・ヤオさん。開幕戦に向けて体力トレーニングを行なって、体重を4~5kgほど増やしたそうです。アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIでは、体重を増やしたことでスイングの軸がしっかりと安定していたと辻村さんは話しています。

スイングの振りぬきがスムーズになり、ショットが上手くなったと感じたそうです。「最後まで振り切れる体幹が作れたのだと思います。飛距離も伸びているし、プレーオフでは飛ばし屋の比嘉真美子さんに置いていかれていない感覚があった。自信を持っていると思う」
辻村さんは、フェービー・ヤオさんのスイングを分析しています。

フェービー・ヤオさんのスイングの特徴は、ゆっくりとした動きでバランスを重視していること。バランス重視のスイングは、ショットのコントロールがしやすいことです。ゆっくりと振ることではなく、体のターンをゆっくりすることが重要となります。肩や腰のターンをスローモーションのようにゆっくりと行なってフィニッシュを取る。ここから練習すると良いそうです。

ボールが落ちるまで、フィニッシュの状態をキープ。ここから少しずつスピードを上げ、バランスが崩れだすところまでチェックする。これを繰り返し練習することで、バランスの取れたコントロールがしやすいスイングを手に入れることができます。

またフェービー・ヤオさんは、クラブの契約はフリー。ドライバーと、ウェッジ以外のアイアンはキャロウェイで固めています。ドライバーの平均飛距離は232ヤード。飛ばし屋とは言えませんが、ショットの正確性が武器です。3月のアクサレディス in MIYAZAKIで比賀真美子さんとのプレーオフに持ち込んだ際には、「(真美子さんは)飛距離が出るから勝てないと思った」「フェアウェイウッドやユーティリティーでしっかりと2打目を打って、3打目で勝負できるように」と話していました。

飛距離が武器の比賀真美子さんと、正確なショットが武器のヤオさんの一騎打ち。長い戦いを制したのは、フェービー・ヤオさんでした。ヤオさんのように、飛距離が出ないゴルファーも正確なショットで、スコアアップが目指せます。ゴルフは飛距離だけではありません。2打目が勝負です。

4.フェービー・ヤオ ゴルフの経歴

フェービー・ヤオさんの本名は、姚宣榆(ヤオ・シュエイー)と言います。でも日本人にとは発音しづらく、日本でも名前を覚えてもらえるように「フェービー・ヤオ」という英語名で日本女子プロゴルフ協会に登録しています。この名前は、ヤオさんの父親が考えたもので、ギリシャ神話に登場する「月の女神」を意味します。とても綺麗で素敵な名前ですね。

10歳の時に初めてゴルフに触れると、すぐにゴルフが好きになり、15歳で台湾ナショナルチーム入りを果たし、2010年には台湾アマチュア選手権を制すなど台湾ゴルフ界をリードする存在へと成長しました。2011年に18歳でプロに転向、この年に受験した日本ツアーQTを経て、翌年12年から日本ツアーに本格的に参戦しています。ヤオさんは、2010年にアマチュアでサントリーレディスオープンに出場。ベストアマチュアに選ばれ、日本でも注目される選手となりました。

2013年には5度のトップ10入りを果たして、初のシード権を獲得。TPD単年登録者としてツアーに参戦します。そして、2014年フジサンケイクラシックで優勝。日本ツアーに参戦して3年目にして勝利を勝ち取りました。

開場となった川奈の強風と強い芝目のグリーンに選手たちが苦戦する中、母国の難コースの経験がヤオさんを勝利へと導いたのです。当時21歳だったヤオさんですが、冷静なプレーで2位とは5打差をつける圧勝でした。最終日16番ホールでは、アイアンで低く打ったボールが、ピンの方向に張り出した木を避け、カップまで30cmの位置につけるスーパーショットも披露しました。最終日には10mもの風が吹いたそうです。

その後、優勝から遠ざかってしまいましたが、2015年も通算3度のトップ10入りを果たし、シード権を確保。2015年には「ボールが真っ直ぐに飛ばない」というショットの不調が原因で欠場した試合もありました。その時、コーチからは、「テンポを大事にするように」とアドバイスされました。LPGA相談役の樋口久子さんとラウンドを共にした時には、「ボールが真っ直ぐに飛ぶし、テンポがとても参考になった」と話しています。

2016年は、ほけんの窓口レディース、アース・モンダミンカップ、マンシングウェアレディース東海クラシックの3大会で4位タイ。優勝にはあと一歩及びませんでしたが、日本でも確実に実力を上げてきました。そしてファンも本人も心待ちにしていたツアー2勝目。2018年アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIで悲願の優勝を果たしました。

ヤオさんは、台湾の国立体育大学の球類運動技術学系3年に在学している女子大生。台湾でも2勝を上げている実力の持ち主ですが、ゴルフと勉強の両立は大変で、あまり授業に出られないことが悩みなのだそうです。日本ツアーに出場するにあたって日本語も勉強中です。

5.フェービー・ヤオ まとめ

フェービー・ヤオさんがゴルフの実力もあって可愛い、綺麗。そして女優の北川景子さんに似ている?!と人気を集めています。台湾の人気女優の林依晨(アリエル・リン)に似ているとも言われ、母国の台湾でも大人気の選手です。本人は似ているとは思っていないようですが、写真で見てみるとどうでしょうか?北川景子さんと、どこか雰囲気が似ているような気がします。

クールビューティー、アジアの正統派美人、ファンの一人一人に笑顔でサインをする姿に好感が持てると人気急上昇中です。ヤオさんがツアー初優勝を飾ったのは4年前。当時のインタビューで「結婚は?!」と質問され、「結婚?まだ考えていません」驚いた様子で答えました。あれから4年。そろそろ結婚も視野に入れる年齢となったでしょうか。当時、日本語はあいさつ程度でしたが、アニメなどで勉強しているそうです。

今季初優勝、そしてツアー2勝目を上げて、晴れてLPGAの会員にもなりました。また一人、LPGA会員に美人ゴルファーが増えました。ヤオさんは、スイングの改造とメンタルの強化でますます強くなりました。「自分を信じて」今季は、フェービー・ヤオさんに注目です。フェービー・ヤオさんの一年になるかもしれません。

ですが、やはり日本ツアー。日本人の選手にも、もっと活躍してほしいですね。海外選手の活躍が日本選手の刺激になることでしょう。日本女子ツアーがますます盛り上がる予感がします。選手のみなさんの活躍を期待しています。

6.フェービー・ヤオ プロフィール

フェービー・ヤオ(phoebe Yao)

生年月日 1992年12月15日(25歳)
身長 164cm
体重 60kg
血液型 B型
出身地 台湾
出身校 国立体育大学(台湾・在学中)
ゴルフ歴 10歳から
趣味 音楽鑑賞、映画鑑賞
好きな色 赤、ピンク、青、黄
得意クラブ ウェッジ(52度)
ツアー通算 2勝
所属 フリー

7.フェービー・ヤオ クラブセッティング

※アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI最終日
ドライバー
キャロウェイ GBBエピックスタードライバー(9度)

フェアウェイウッド
キャロウェイ XRフェアウェイウッド(4番16度)

ユーティリティ
キャロウェイ GBBエピックスターユーティリティ(18度)
キャロウェイ XRユーティリティ(3番19度、4番22度、5番25度)

アイアン
キャロウェイ Xフォージドアイアン(6番~P)

ウェッジ
タイトリスト ボーケイデザインフォージドウェッジ(52度、58度)

パター
スコッティーキャメロン フューチュラ5CBパター

ボール
タイトリスト プロV1xボール

※プロは頻繁にクラブ調整を行なうため、実際の使用ギアとは異なる場合があります。

8.フェービー・ヤオ 主な成績

2018年
ワールドレディスサロンパスカップ  6位タイ
フジサンケイレディスクラシック 24位タイ
KTT杯バンテリンレディスオープン 5位タイ
スタジオアリス女子オープン 31位タイ
アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 優勝※
Tポイントレディスゴルフトーナメント 34位タイ

2017年
大王製紙エリエールレディスオープン 7位タイ
伊藤園レディスゴルフトーナメント 3位タイ
マンシングウェアレディース東海クラシック 8位タイ
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 10位タイ
北海道meijiカップ 4位タイ
ニチレイレディス 6位
ヨネックスレディスゴルフトーナメント 9位タイ

2016年
マンシングウェアレディース東海クラシック 4位タイ
アース・モンダミンカップ 4位タイ
リゾートトラストレディス 7位タイ
ほけんの窓口レディース 4位タイ

2015年
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 7位タイ
大東建託・いい部屋ネットレディス 4位タイ
ほけんの窓口レディース 9位タイ

2014年
富士通レディース 10位
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 2位タイ
フジサンケイレディスクラシック 優勝※
スタジオアリス女子オープン 8位タイ

2013年
伊藤園レディスゴルフトーナメント 10位タイ
NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 9位タイ
リゾートトラストレディス 4位タイ
ほけんの窓口レディース 5位
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント 8位タイ

2012年
CAT Ladies 7位タイ
サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 10位タイ
アース・モンダミンカップ 5位

★アマチュア時代
2010年 サントリーレディスオープン 50位タイ ベストアマチュア

TLPGA(台湾)ツアー
2013年
仰徳TLPGAオープン 優勝※

2012年
富邦女子オープン 優勝※

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