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意外と知らない!ゴルフの基本「パー」の詳しい意味

ゴルフのTV中継などでも多く耳にする「パー」。初めてラウンドデビューをした際に意味を覚えたゴルフ用語が「パー」だったという方も多いのではないでしょうか。
ゴルフ初心者がまず目標とすることが多いのがパーです。
しかし、具体的にはどういった意味なのかと聞かれると即答するのは難しいものです。
ゴルフ初心者とラウンドした際にもスマートな説明をすることができるようにパーの意味から言葉の成り立ち、パーを取るためのポイントまでを詳しく説明します。
今後ゴルフをラウンドされる際の参考にしてください。

「パー」とは具体的にはどういう意味か

「パー」とは、ホールごとに決められている打数のことです。または規定打数と同じ打数でカップインすることもパーといいます。
一般的には250ヤードまでは「パー3」、470ヤードまでは「パー4」といったようにホールのヤード数によって規定打数が決められています。
パー5を「ロングホール」、パー4を「ミドルホール」、パー3を「ショートホール」という名称で呼ぶこともあります。
多くのゴルフ場で1ラウンド(18ホール)70~72になるように設定されています。
ホールのティーグラウンド付近にパーと距離が表記されていますのでプレー前に必ず確認をしてください。

スコアの名称

パーよりもカップインするまでの打数が1打多い場合は「ボギー」、2打多い場合は「ダブルボギー」、3打多い場合は「トリプルボギー」となります。
反対にパーよりも1打少ない場合は「バーディー」、2打少ない場合は「イーグル」、3打少ない場合は「アルバトロス」または「ダブルイーグル」といいます。
またティショットが直接カップインすることを「ホールインワン」といいます。
ホールインワンといえば、誰もが1度は経験してみたいと思っている憧れのスコアですが、ゴルフをはじめたばかりの方に、まず目指して欲しいのは、ホールごとの規定打数のパーです。
ゴルフ初心者にとっては、パーを取ることもとても難しいので、初めてパーを取れた時はとてもうれしいものです。
パーを取れるようになるまでは、ボギーを目標にして気負わず気楽にプレーするのもおすすめです。

「パー」の成り立ち

現在のパーのように、標準スコアを定めてそれを目標にプレーする、という考え方は、1980年ごろイギリスで生まれたとされています。ゴルフが上手だと言われているゴルファーが、1ホールをミス無くスムーズにホールアウトした際のスコアを標準スコアと定めました。これを「パー」(=株価が平準に推移すること)という言葉を使って呼んでいたようです。しかし、標準打数を目標にプレーすることが、見えない競技者(=bogey man)と争っているようだということから、イギリスでは、標準スコアを「ボギー」と呼ぶのが一般的になります。
その後、1911年に全米ゴルフ協会が、標準スコアを「パー」と定めたことをきっかけに、イギリスで「ボギー」と呼ばれていた標準スコアは「パー」と呼ばれるようになり、「ボギー」は1オーバー・パーを指す言葉に変わっていきました。

「パー」を取るために意識するべき「パーオン」とは

パーと似ている「パーオン」というゴルフ用語があります。
このパーオンはパーを出すために覚えておきたいとても重要なキーワードです。
パーオンとはホールの基準打数のパーから2をマイナスした打数でグリーンに乗せるという意味です。バー3の場合は1打で、パー5の場合は3打でグリーンに乗せればパーオンです。
パーオンをすることで、パーまたはそれ以上のスコアを取れる可能性が高くなります。

パーオン率

「パーオン率」というのは、その名の通りゴルファーが18ホール回ったうち、どれくらいの確率でパーオンをしているかを数値化したものです。
パーを目指している方にとって注目するべきはパーオンなのです。
初心者の方にとっては、パーオンをすることも簡単ではありませんが、パーオン率を上げることを意識することがスコアアップの近道になります。
最初からパーをとることを目指すのではなく、まずはパーオン率を上げることを目標にしてみてはいかがでしょうか。

「パー」の意味とあわせて、パーを取れるようになるために大切な「パーオン」「パーオン率」の意味についても詳しくご紹介しました。
このように1つの用語を知ることで、付随したゴルフ用語の意味を知ってゴルフ上達のヒントを得ることもできます。
その他にも曖昧な知識のまま、なんとなく使っているゴルフ用語があるという方も多いのではないでしょうか。
調べてみるとゴルフの意外なエピソードなどを知ることもできます。
ストイックに実技を練習することも大切ですが、それだけではなく視野を広くして多くの情報を得ることも大切です。
さまざまな観点から、ゴルフの知識も高めて、スコアアップを目指してください。

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