爆飛びアイアン『ブリヂストンJGR HYBRID FORGED IRON』試打レポート
今回はブリジストンから昨秋発売になった『JGRシリーズ』の中から、一番気になる『HYBRID FORGED IRON』を試打してきました!
この『JGRシリーズ』はツアーステージ時代のGRシリーズの後継モデルとなりますが、今までのGRアイアンとは全く趣向の異なるアイアンとなっています。
一番の違いは、なんといってもロフト角。『ツアーステージ X-DRIVE GR(2014)』が5番で25度だったのに対して、この『JGR HYBRID FORGED IRON』は5番で22度とかなりのハイロフト。“飛距離に特化したアイアン”ということがうかがえます。
今回試打したのは、7番アイアンです。
見た目
バックフェイスのデザインはこんな感じ。
これもポケットキャビティに分類されるのでしょうか?
ソールもメチャ幅広です。これならダフる心配も無用。どれだけ手前から入っても、楽に抜けてくれそうな感じです。
構えてみるとこんな感じです。
バックフェースが見えまくりなのが、かなり気になりますが…そこは目をつぶってみないことにします。
今回試打したシャフトは『Air Speeder「J」16-12I』
重量52gの超軽量シャフトです。フレックスはなし。ワンフレックスのシャフトです。
早速打ってみました。
試打レポート
フォージドアイアンということですが、フェイス面には『Ultimate Strong Metal 2.0』を採用しているので軟鉄アイアンのような打感とは一味違うちょっと硬めな印象を受けました。ステンレスヘッドに比べると軟らかい感じですが、弾きが良いイメージです。
なんといってもびっくりしたのは、弾道の高さ。7番で26度と他のアイアンの5~6番相当のロフト角ですが、ショートアイアンを打っているのかと思わせるような高弾道です。しっかり打ちにいけばいくほど球が上がっていきます。
“上がるだけではなく、上がって飛ぶ!”
そんな印象の強い打球です。
全重量で350gしかありませんのでトップが怖いイメージでしたが、少々ダフっても抜けてくれるのでしっかり叩きにいけました。
その割に曲りはほとんどなく、狙ったところにきっちり落ちてくれます。若干ドロー気味の球筋ですが、思ったほどつかまりすぎることはありませんでした。
まとめ
今回試打したイメージでは、このアイアンはヘッドスピード35~37m/s位の方におススメです。飛距離が欲しいシニアゴルファーには、願ってもないアイアンだと思います。少しヘッドスピードのある女性でも十分に使えるかな?
いくら飛ぶとはいえ、7番からのセッティングでは飛距離的に物足りないので、個人的には6番からのセッティングがおススメです。5番は必要ないかな?という印象。
セッティングは、UTとの絡みを考えていったほうが良さそうですね。
スペック
『ブリヂストンゴルフ JGR HYBRID FORGED IRON』
●ヘッド素材
(#5~PW1)Ultimate Strong Metal 2.0
ボディ:軟鉄、ターボラバー
(PW2)フェース:軟鉄
ボディ:軟鉄、ターボラバー
(AW/SW)軟鉄
●シャフト
カーボンシャフト「Air Speeder「J」16-12I」(52g/トルク3.6/中調子)
スチールシャフト「N.S.PRO Zelos 8」(84gトルク2.3/先調子)
●価格
カーボンシャフト・スチールシャフト共に
4本セット(#7~9、PW1):¥96,000(税抜)
1本#5・#6(特注対応)PW2・AW・SW:¥24,000(税抜)