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『TOUR B』X-BLADEは王道のアイアン!X-CBは未来に繋がっていくアイアン!

time 2016/09/12  folder トピック ニュース・速報

2016年10月21日にブリヂストンスポーツから発売される“TOUR B X-BLADE”と“TOUR B X-CB”の2種類のアイアンをゴルフコースに持ち込んで、芝生の上で、ラウンドして試打してきました。

当日の天気は晴れ。芝生のコンディションは上々、ラフは長め。風はほとんどないという試打日和の中での試打になりました。

以前のレポートでは練習場で試打していましたので、予想していた通りだったこともありましたが……予想を遥かに超える発見もありました。

アイアンというクラブの役割を考える

今回コースに持ち込んだのは、“X-BLADE”がダイナミックゴールドのS200の5番、7番、9番と、“X-CB”がN.S.PRO MODUS3 120 のSで、5番~9番、PWの6本セットです。

『TOUR B』シリーズは、発売が近づいてくるにつれ、ハードに振り切るようなゴルファーに向けてのクラブだという情報が流れていますので、ヘッドスピード43m/毎秒の僕がどこまで打てるのか、ということも含めて試打してみようというわけです。

まず、パー5の2打目でレイアップするのに、“X-CB”の5番を打ってみました。

僕は普段はダイナミックゴールドのS200のアイアンを使っているので、MODUSのシャフトは少し軽いような気がしたのと、シャフトが敏感に挙動する雰囲気を意識しながら打ちました。芯よりも少しトウ側に当たりましたが、ボールは中弾道でややドローしながら160ヤードほどキャリーして、5ヤードぐらい転がりました。

ラウンド中に5回ほど、この5番を使いましたが、飛ばなかったのは1発目だけで、それ以外は、170ヤードは楽々キャリーしました。ナイスショットならキャリーは飛んで、転がりは2ヤードぐらい。若干のミスでキャリーが落ちると、その分転がるので距離の誤差が出ないという教科書通りの結果でした。

マッスルバックの“X-BLADE”の5番は1度だけ使いました。まずは、打感が気持ち良かったです。“X-CB”の打感はやや重い感じがしますが、“X-BLADE”は抜けるような打感です。

どちらのアイアンも、周囲にわかるほど良いヒットをするときれいなショット音もします。さり気ないですけど、このショット音は、上手く打てる人ほど見せびらかしている気分になる通な快感を得られるものになると思います。

弾道は美しい高弾道で、スピンも申し分ありません。僕の場合だと165ヤードにちょっと欠けるという距離でした。“X-BLADE”の最大の特徴は美しい高弾道を打てることだと思います。点を狙って打てるように飛びすぎないように丁寧に作られたアイアンです。

アイアンのクラブとしての役割は、距離の打ち分けです。ヘッドスピードが速い人は、普通のアイアンだと番手ごとの差が10ヤード以上になって、一定にならない人もいます。“X-BLADE”はそういうゴルファーを助けるために心強い存在になると確信を持ちました。

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マッスルバックだから難しいというのは、都市伝説のようなものです。ミスの許容範囲が狭いのは間違いありませんが、そもそも、芯を外せばミスになるのは当たり前で、易しいアイアンでもそれは同じだったりするのです。

“X-BLADE”の7番、9番はそれぞれ2回使いました。弾道の美しさに惚れ惚れできます。これだけも十分だと思いますが、距離の打ち分けという意味でも納得できました。また、小さめのヘッドは構えてもスッと目標に向いて、弾道イメージも出しやすいのです。

ラフからも打ちましたが、ヘッドの抜けの良さに大満足でした。ソールよりもヘッドの長さが適切な短さであることが影響しているのだと感じました。

マッスルバックのアイアンはスピンが効いた高弾道を自然に打てることが求められます。ゴルファーの五感を満足させるために、王道に徹して作ったアイアンが“X-BLADE”です。

“X-BLADE”は以下のような人に向いています。

★ヘッドスピードが速く、アイアンが飛びすぎてしまう人
★色々な球筋を打ってグリーンを狙いたい人
★高い弾道でグリーンに止めたい人
★アイアンに飛距離ではなく精度を求める人

ここまでできるのか…… 鳥肌がたった

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セミキャビティーバックの“X-CB”です。

コースで使い出したときに、少し後悔をしました。シャフトを使い慣れたダイナミックゴールドにすれば良かったと思ったからです。どうしてかというと、予想を超える結果を前にして、ヘッドだけの特性なのか、シャフトの機能もあるのか、疑問があったからです。“X-CB”は3種類のシャフトの設定があり、どれも同じ値段であることも魅力なので、強いてMODUSを選んだのです。

5番アイアンのことは書きましたが、“X-CB”はショートアイアンは5度刻みのロフトになっていて、それがミドルアイアンのストロングロフト化を自然にしています。ミドルアイアンが飛ぶのはロフトが立っているせいです。

ちなみに、5番アイアンで25度です。構えた感じに違和感はありません。他社のマッスルバック系のアイアンでも、もっとボテッとした大顔なアイアンもありますから、かなりシャープなイメージです。

ヘッドスピード43m/毎秒だと100ヤードは50度のロフトのウェッジでちょうどになります。“X-CB”のPWは46度、9番アイアンは41度、8番アイアンは36度です。流れとしては良い感じです。

実際に打ってみて、やはり、全体的に飛ぶアイアンだと感じました。弾道は、中弾道で気持ち良く青空に突き刺さっていくようなものではありませんし、スピン性能も抑えめです。“X-BLADE”は弾道の打ち分けができますが、“X-CB”は同じ球筋と弾道でオートマチックにゴルフをするイメージです。

134ヤードでやや打ち上げのピンを狙うのに、8番アイアンを持ちました。少し厚く(ダフった)入ったショットでしたが、ボールはグリーンの手前にバウンドして、ピンに向かって転がり、カップの少し手前に止まりました。

同じように、少し芯を外したショットが、落ちてから前に向かって転がって狙い所にぴったりということが9番アイアンでもありました。

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理由の一つはソールです。同じ番手を並べた画像を見ればわかりますが、“X-CB”はソールの厚みがあります。ソールが厚いだけで機能しないアイアンもありますが、ラウンドしている形状などが上手にできているのだと体感することができました。

直進性が高いという言葉がありますが、なんでもかんでも前に行くのではなく、失敗があってキャリーが落ちた分を補ってくれる性能には鳥肌が立ちました。未経験のレベルだったからです。少しダフったときにどんな球が出るのかは、練習場のマットの上からは実証できません。芝生の上で打ち、グリーンを狙ったからわかったことでした。

同じようにベントグリーンに乗ったときのスピンのかかり具合もコースでなければわからないので、入念にチェックしました。“X-CB”のスピン量は全番手でやや抑え気味です。強烈なバックスピンがかかるのではなく、その場で、トントンと止まろうとする感じでした。

5番~9番、PWまで全ての番手を打ちました。ゴルフが簡単になるとしみじみと思いました。ミスに強いと思うから、安心して振れるので、ミスが出ない。打ちたい距離をちゃんと打てて、番手間が一定の距離になりした。

悩ましかったことは、普段であれば越えられる木があって、いつもの感覚で打ったのですが、ボールが枝に当たってしまったことです。

オートマチックに同じ弾道を打てるのは魅力ですが、高低の打ち分けはゴルファーの技術を要します。何を優先するか、ということなのだと思います。個人的には“X-CB”のようなアイアンは、ゴルフ寿命を延ばしてくれると感心しました。

自分のアイアンでは6番が必要な位置から楽に7番が使えるという『飛び系アイアン』は市場にいくつもあります。しかし、それらは番手間の距離差がセットの中で大きくなりすぎたり、小さすぎたりすることがあったり、放たれたボールの高さが番手で違いすぎたりして、アイアンの本来の機能である距離を打ち分ける意味では問題があるのです。

また、構えたときに違和感があったり、フェースが大きすぎて深いラフなどのライが悪い場合に打ちづらいという欠点もあります。“X-CB”はそういう意味で、アイアンとしての機能はしっかりとしているのに、飛びの要素で助けてくれるのです。パワーがもっと衰えて、芯を食わす技術はあるのに飛ばなくなったときでも、こういうアイアンがあるとわかっていれば年を取って衰えても怖くありません。

オールドゴルファーだけではなく、これから伸びていくゴルファーにもミスはミスとわからせながらも助けてくれる“X-CB”は使って得をするアイアンだと思います。クラブに助けてもらっていることと、実力で打っていることの境界線がわからないゴルファーには越えられない壁ができてしまうからです。

“X-CB”は向上心があれば、腕前にかかわらず多くの人が使えるアイアンだと思います。簡単すぎず、距離の打ち分けの部分には妥協がないところが最大の魅力です。

“X-CB”は以下のような人に向いています。

★オートマチックに同じ弾道でグリーンを狙いたい人
★ヘッドスピードが落ちてきたと悩んでいる人
★ウェッジやハイブリッドやフェアウェイウッドを増やすためにアイアンを減らしたい人
★ボールが上がりすぎて困っている人

スペック

BRIDGESTONE GOLF TOUR B X-CB

★ロフト
#3/20、#4/22.5、#5/25、#6/28、#7/32、#8/36、#9/41、PW/46
★発売日
2016年10月21日
★シャフト
Dynamic Gold/N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 /N.S.PRO 950GH
※MODUSの後の3は乗数
★価格
6本セット(#5~9、PW)114,000円+税
1本(#3特注、#4)19,000円+税

BRIDGESTONE GOLF TOUR B X-BLADE

★ロフト
#3/21、#4/23.5、#5/27、#6/31、#7/35、#8/39、#9/43、PW/47
★発売日
2016年10月21日
★シャフト
Dynamic Gold
★価格
6本セット(#5~9、PW)114,000円+税
1本(#3特注、#4)19,000円+税


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ゴルフは学べば学ぶほど学ぶことが多くなる篠原嗣典

1965年生まれ。東京都文京区出身。板橋区在住。中1でコースデビュー。
競技ゴルフと恋愛に命をかけた青春を経て、ゴルフショップ、ゴルフ部コーチ、ジュニアゴルファー育成団体などで勤務しながらゴルフエッセイストになる。
ゴルフ小説、恋愛小説なども執筆している。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
ブログ:http://blog.goo.ne.jp/golfplanet


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