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季節と天気で変わる?ゴルフ場に行ってから気付く忘れがちなアイテム10選!

明日は待ちに待った月に一度のゴルフの日!日頃の成果を存分に発揮できるよう、しっかりと準備して当日を迎えたいというのはゴルファーひとりひとりの思いでしょう。

そして準備万端となったあと、気になるのは翌日の天気ですよね?ゴルフは自然が相手のスポーツです。プロのトーナメントでも雨天のプレーや、とても寒い、あるいは暑い日の試合をテレビで目にすることがありますよね。天候の変化がプレーに影響することも。

今は天気予報のアプリなどもその精度はかなりのもので、日本全国ほとんどのゴルフ場の翌日の天気を検索することができるようになり、アメダスの衛星画像によって時間ごとの雨雲の動きまで把握が可能になったのは喜ばしい限りです。

このほかにも、気象庁が発令した雷雨注意報を知らせてくれる便利なアプリもありますので、身の安全のためにぜひダウンロードしておきましょう。

通常、ゴルフ場では落雷の危険が近付くと警報が鳴り、プレーを中止して近くの避難所へ逃げるよう指示が出るようになっています。しかし、安全に関しては二重、三重に気を遣っておいて間違いはありません。避難所マップもご自身で事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

とはいえ、ほとんどのゴルファーの方はすでにこれらのアプリを活用し、あらかじめ情報を得ていることと思います。気の早いゴルファーの方は、「お天気ガイド」や「Weatherニュース」などで、かなり前から週間天気予報をチェックしているのではないでしょうか?

では、皆さんはそれらの情報をどのように活用していますか?

せっかく事前にゴルフ場の気象情報を分かっていながら、そこに合わせた準備ができていないゴルファーの方のなんと多いことでしょう!

仕事も遊びも“準備八割”!

その日のゴルフを楽しめるかどうかの“八割”は、事前の準備にかかっていると言っても過言ではありません。

繰り返しますが、ゴルフは自然が相手のスポーツです。どのような状況でも常にプレーを楽しめるよう、注意深く準備を整えておきましょう。

それではゴルフ場に向かう前に準備すべき、とても重要なのに忘れがちな“アレ”を季節ごと、天候ごとに取り上げてまいります。

忘れがちなアイテム~春・秋ゴルフ編~

ゴルフ

シーズン最初のメジャー大会でもあるマスターズが終わると、ゴルフシーズン到来です! 「今年初めてのラウンドが春」というゴルファーも多いのではないでしょうか。去年の秋から約半年ぶりのゴルフコースです、現地へ向かう前は、ベテランゴルファーでもワクワクしてくるものです。

また、シーズンも終盤にさしかかり、身体も出来上がった秋のゴルフがまた気持ちの良いものですよね。紅葉を眺めながら、ひんやりとした風を感じながらのラウンド。じっくり振り返ってみると、あなたのベストスコアも秋に出ていませんか?

まずは、シーズンのスタートでもある“春ゴルフ”と、ゴルフの調子も天候もベストを迎える“秋ゴルフ”で、忘れると大変なことになる“アレ”を見ていきます。

①花粉症の薬(または常備薬)

毎年花粉症に悩まされている人は、ゴルファーに限らずたくさんいらっしゃいます。ところが、毎年発症するまで花粉症のケアに無関心というケースがほとんど。特に春のゴルフ場は、花粉症の方にとって決して好ましい環境とは言えません。

「前日までは何でもなかったのに、ゴルフ場に到着した途端くしゃみ・鼻水が止まらず、まったくゴルフに集中できなかった…」といった経験をお持ちの方も多いはず。普段から、会社へ行くときにはカバンやスーツのポケットに花粉症の抗炎症剤や頭痛薬、さらには下痢止めなどを常備している方でも、ゴルフ場へは普段使用していないバッグを使う為に、ついつい忘れがちです。

体調が悪いと、せっかくのゴルフも台無しです。こういった薬は“持っている”というだけで精神的な安心につながり、症状も抑えられるといいます。天気予報サイトでも“花粉飛散情報”をチェックできますので、ベストな体調でプレーができるよう常備薬はお忘れなく。

② 体温調節のしやすい服装

春秋は、朝晩と日中の寒暖差があります。また、体感温度も太陽が出ているときと曇っているときでは大きく変わってきます。ゴルフ場に限らず、春秋は天気予報をチェックしながらも、どのような服装を選べば良いか迷うことがありませんか。

例えば、天気予報でその日の最低気温と最高気温をチェックした場合、最低気温だけを見て「寒そうだから暖かくしていこう」とか、最高気温を見て「シャツ1枚でも十分」といった両極端な準備は、実は注意不足です。余分な汗をかいたり、寒さを我慢してプレーすることは、どちらも風邪を引いたりと体調を崩す原因になり兼ねません。

ズバリ!春秋の服装のポイントは“重ね着”です。

各メーカーからゴルフ用のフリースジャケット、ウインドブレーカー等、それほどかさばらず重ね着に適したものが販売されています。また、スタイリッシュなデザインのものも数多く揃っているので、最低気温から最高気温までを重ね着で対応できるアイテムを用意しておきましょう。そして、現地では面倒がらず体感温度を一定に保つよう、こまめに服装を着脱して調整しましょう。

春秋はプロのトーナメントのテレビ中継でも、選手達は頻繁に上着を着たり脱いだりしています。プロにとっても、体感温度の調節は大切なルーチンのひとつなのです。プロの“重ね着コーディネート”をチェックするのも、ゴルフ観戦の楽しみになりますよ。

忘れがちなアイテム~夏ゴルフ編~

いよいよゴルフシーズン真っ盛り!涼しいそよかぜや朝露に濡れた芝、小鳥のさえずり。そして色濃く生い茂った緑が放つマイナスイオンに包まれたゴルフコースで過ごす早朝は、まさに“至福のひととき”です。

ところが、夏ゴルフにおけるその“至福のひととき”は、そんなに長くは続きません。日が高くなるにつれて、厳しい暑さとの戦いが始まります。

また、夏ゴルフでは暑さ対策だけではなく、さまざまな準備が必要となります。それでは夏ゴルフで忘れがちな“アレ”を、一緒にチェックしていきましょう。

③虫除けスプレー&虫刺されの薬

夏に限らず、ゴルフ場にはいろいろな虫がいます。そんな中で私たちを悩ます虫の代表と言えば“蚊”ですね。ゴルフは身体を動かしている時間よりもじっとしている時間が長いですし、暑いですから、温まって発汗している身体は蚊に狙われやすいのです。

蚊が気になり出すと、ショットに集中できなくなります。「だれか虫除けスプレー持ってない?」と誰かを頼るよりも、頼りにされる存在になりましょう。

「虫除けスプレーしておきますか?」

あなたのそういった心配りが同伴者の安心したプレーにつながって、相乗効果で楽しい一日を過ごすことができるでしょう。

また、万が一虫に刺されてしまったときの為に、虫刺されの薬も準備しておきましょう。

④着替え

夏ゴルフの大敵と言えば、冒頭でも申し上げましたが、なんといっても“暑さ”です。

ゴルフは走り回るスポーツではありませんが、夏の間は多かれ少なかれ汗をかきます。手や腕、首から上はタオルで汗を拭うことができますが、汗で濡れたウエアはどうしようもありません。速乾性のウエアが多く出回っていても、限界はあります。

その日の天気や湿度によって汗のかき方も変わってきますが、替えのウエア(特にシャツ)は、最低2枚(前半終了時とプレー終了時に着替えるもの)準備しておきたいものです。汗っかきの人は、3~4枚を用意しておくと安心です。汗で濡れたウエアは蒸れて体感温度が上がったり、日が陰って冷たい風が吹くと急に身体を冷やしたりと、良い影響はありません。

暑さは乾燥である程度緩和できます。夏はできるだけドライをキープできるようこまめに汗を拭い、ウエアを着替えるようにしましょう。

⑤グローブ

グローブもウエア同様、交換用のものを準備しておくとよいでしょう。特に雨になりそうな日は、できるだけ多くのグローブを準備しておきましょう。

ただし、できるだけ多くといっても新品を揃える必要はありません。練習で使い古して穴が開いているものでもかまいません。雨でびしょ濡れの新品グローブより、穴が開いてる使い古しでも乾いているグローブの方が、雨天でのプレーではありがたいものです。

また、ゴルフにおいてグローブのような消耗品は高価なものを長く使うよりも、リーズナブルなものをこまめに替えていくことをおすすめいたします。

グローブひとつでも、数百円で買えるものもあれば、数千円もするものもあります。使い心地が大前提となりますが、あまり費用をかけずゴルフショップのお得なセールなどでまとめ買いをしておくのも賢明な準備方法です。

目安として、雨の日であれば替えのグローブは7~8枚あると安心です。もちろん、使い古しで問題ありません。これからは使い古しのグローブでも捨てることなく、しばらくはキャディバッグの中にストックしておきましょう。

⑥帽子・キャップ

 

小学生時代の“夏休みのしおり”さながらですが、ゴルフにいくときは帽子を忘れないようにしてください。帽子にはただ日差しを遮るだけではなく、他のコースから飛んでくる、場合によっては同伴者の打ったボールから頭を守るという役割もあります。

以前、隣のコースから飛んで来たボールがキャップのツバの部分にあたり、怪我をせずに済んだ同伴者がいました。もしもキャップをかぶっていなかったら、そのボールは顔面を直撃しており、失明や骨折などの大怪我になっていたかもしれません。

プレー中に怪我をしてしまうと、同伴者にとってもその日のゴルフが後味の悪いものになってしまいます。最近は男子プロでもサンバイザーを使用しているケースが増えてきましたが、我々アマチュアは、できればキャップやハットを装備したいものです。

帽子はゴルフ場における“安全ヘルメット”のようなもの。くれぐれもお忘れなく。

⑦レインウエア

ゴルフ場は、よほどのことがない限りクローズにはなりません。同伴者もいますしキャンセル料が掛かってくることもあるので、雨だからといって簡単に予約をキャンセルすることはできません。ただし、台風や地震などで防災情報などが発動されている地域では、ゴルフ場に確認をしてください。

さて、雨の中でゴルフをする可能性が高いにもかかわらずレインウエアを持って行かない人はほとんどいないと思いますが、雨の夏ゴルフにおいてレインウエアの“仕様”はかなり重要なポイントとなります。

「雨をしのげればいい」というレベルで、安価なレインウエアをお持ちの方も多いと思います。ですが、雨の日のゴルフをより快適なものにしようと思えば、レインウエアにはとことんこだわりましょう。

快適なゴルフをつくるレインウエア選びのポイントは、次の4つになります。

1.薄手でゴワゴワしておらず、スイングに支障のないもの。
2.袖部分が着脱できるもの。
3.ズボンにスリットが入っていて、ズボンのポケットに入れた物を出し入れできるもの。
4.通気性の良いもの。

少し値段が高くても、気持ちのよいプレーの為の“投資”として、できるだけ良いものを選ぶことをおすすめします。どんなに水を弾いてくれても、ゴワゴワして蒸れるようではスイングにも影響が出ますし、汗をかいて脱水症状にもなり兼ねません。

例えば小雨の日などは、上半身のみ半袖のレインウエアだけの着用でも十分です。さまざまなシーンを想定して、あらゆるケースに対応できるものを選びましょう。

また、レインウエアではありませんが、雨の日はゴルフシューズも替えを1足用意しておくと安心です。

忘れがちなアイテム~冬ゴルフ編~

地域によっては、冬季にオープンしているゴルフ場がたくさんあります。日本でも、南の方では冬でも半袖でプレーできる地域がありますね。

それでもなお、一般的に冬のゴルフには“寒さ”が伴います。場合によっては気温が0度を下回ることもあるでしょう。しかし、そんな寒さの中でもしっかりと対策ができていれば、いつも通り楽しくゴルフを満喫することができます。

冬のゴルフ場で「ああ、アレいいなあ」と、他のゴルファーを見て毎回思ってしまう“アレ”をご紹介いたします。

⑧イヤーウォーマー&ネックウォーマー

 

天気予報で最高気温が一ケタというような場合、テンションも下がりがちになります。ゴルフ場に行ってから、人のイヤーウォーマーやネックウォーマーを見て「あったかそうだなあ」と思いながら寒さに堪えて一日プレーをしても、その日が終わると“喉元過ぎれば「寒さ」忘れる”。毎回、同じ思いをしている人も少なくないはず。

また、待ち時間に手を冷やさないよう“ハンドウォーマー”という便利なものも市販されています。ウエストポーチのように腰に装着するポーチ型と、大きな手袋のようなグローブ型があります。グローブ型のものはコースに忘れてしまう人が多いのですが、セルフカートの運転時にも着用できるので便利です。

防寒グッズは有名ゴルフブランドからスタイリッシュなものが多く販売されているので、冬ゴルフをされる方は思い切ってこだわりのものを揃えてみましょう!ここでご紹介した以外にもたくさんの防寒アイデア商品がありますので、楽しんで選んでみてください。

⑨使い捨てカイロ

冬にゴルフをされる方は、「使い捨てカイロを忘れる人はさすがにいないだろう!」と思われるかもしれません。ところが、ゴルフ場に行ってから「忘れた!」という経験はありませんか?

特に、衣服に貼れるタイプのものは背中や腰を温めるのに重宝します。またハンドウォーマーに小さめの使い捨てカイロを入れておくと温かく、手の強張りを防ぐことができます。

北風の吹く冬のゴルフコースにおいて、使い捨てカイロはそのコストパフォーマンスを最大限に体感できる存在です。例えれば、砂漠の中の冷たい水のようなもの。ぜひとも買い置きを。

⑩飲み物

冬はとても乾燥しますので、夏と同様に脱水症状には注意が必要です。冬は防寒には気をつけるものの、喉を潤すことはついつい忘れがちです。自分の打つ順番を待つ間に“ほっ”とできる温かい飲み物などあると、寒い待ち時間も苦にならないものです。

とはいうものの、温かい飲みものだけでは水分補給として不十分の場合もありますので、水や栄養ドリンクも忘れずに用意しておきましょう!冬ゴルフも、防寒対策さえ整っていればウキウキ気分で当日を迎えることができますよ!

忘れがちなアイテム~番外編~

いかがでしたでしょうか。アマチュアゴルファーは毎日プレーできるわけではないので、クラブやボール以外のゴルフ用品についてはおろそかになりがちです。

例えば「あればいいけど、なくてもなんとかなる」というものも事前に揃えることによって、よりプレーに集中することができます。月に1回しかプレーできないからこそ、前もってゴルフ場の天気を確認し、できるだけ万全な状態を整えてゴルフ場に向かいましょう。

最後に、“冬ゴルフにあると重宝するグッズ”をひとつご紹介いたします。

木槌

「木槌を一体なにに使うの?」と思われる方もおいででしょう。

ヒント:使う場所はティーグランドです。

おわかりですね!冬のティーグランドは凍っていてティーが刺さらないことがあります。そんな時、木槌があると“コンコン”とティーを釘のように刺すことができます。

寒いくらいでゴルフを諦めることなどできないガッツのあるゴルファーの方は、ぜひ冬ゴルフの前に“木槌”を思い出してください。便利なだけではなく、極寒のティーグランドに暖かい笑顔が広がるかもしれません。

(完)

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