爽やかな朝の光がまぶしい、朝7時のゴルフ場。車からクラブを降ろしてゴルフシューズに履き替えて、いざクラブハウスへ。

楽しみにしていた月イチゴルフのチェックインをしようとした時に、もしもこんなことを言われたら、あなたならどうしますか?

「すみません。本日、お客様のお名前でのご予約は頂戴しておりませんが」

天気も良いので早朝のティーオフタイムは予約で一杯です!この物語は、そんな大ピンチから始まります!

クリスマス・ミラクル:リアルタイム・プレゼント!

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早朝のゴルフ場での大ピンチがどのようなサプライズによってラッキーデーに変わるのか?!

その前に、まずはこのサプライズの仕掛け人をご紹介いたしましょう。

ウエストジェット/WestJet
カナダのLLC(格安航空会社)

旅行が好きな方はご存知の方もいるかもしれませんね。まったく知らないという方も、このニュースのことは覚えていませんか?

2013年のクリスマス。カナダの国内便に搭乗した利用客に、クリスマス・ミラクルが起こりました。

空港で搭乗手続きを済ませると、搭乗口付近に大きなプレゼントボックスがあります。ボックスに設置された大きなスクリーンには、こんなメッセージが表示されていました。

「あなたの搭乗券をスキャナーにかざしてください」

言われた通りに搭乗券をスキャナーにかざしてみると、なんと大きなスクリーンにサンタクロースが登場しました!

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「ハロー!君はコーエン君だね!」

急にスクリーンの中のサンタクロースに名前を呼ばれたちびっ子はびっくりです。

「コーエン君。今年のクリスマスプレゼントは何がほしいのかね?」

コーエン君は大喜びで応えます。

「機関車!」

「ホゥ、ホゥ、ホゥ!機関車か!クラッシックでいいね!コーエン君は機関車トーマスは好きかな?」

と言った具合に、次々と登場者のクリスマスの希望を聞きだしてゆきます。

急に「欲しいものはなんですか?」と聞かれて戸惑うお客様たちでしたが、一生懸命考えてサンタクロースにリクエストをしていきます。

「大きなテレビ!」
「新しい靴下と下着!」
「タブレット!」

などなど。サンタクロースへのリクエストは様々です。

そして、お客様は訳もわからずそのまま搭乗して通常通り目的地へと旅立っていきました。

さて、ここからがウエストジェットスタッフとボランティア、そして空港スタッフが協力してのビッグ・サプライズの始まりです!

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サンタクロースがお客様から聞き出したリクエストに応えるべく、スタッフ総出でショッピング!そして、大急ぎで空港に戻るとラッピングをしてひとつ、ひとつにお客様のネームタグをつけていきます。

そして、空港に到着したお客様たちは預けた荷物を受け取るために、受け取りカウンターへと足を運びます。すると、ベルトコンベアーから流れてきたのは、荷物ではなくラッピングされたプレゼントが次々と流れてきます!

空港でサンタクロースからプレゼントを受け取った人達のリアクションは、動画でご確認ください。

このようなサプライズは、それぞれの空港やデパートなどにしっかりと根回しをしておかなくては成功することはできません。お客様に喜んでもらいたい一心で、ここまでできるウエストジェットという会社、とても楽しそうですね!

「新しい下着と靴下」を頼んでいた人も、喜んでいましたね!

1日トーナメントプロになってみた!

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さて、ウエストジェットという会社が、サプライズにどれだけ情熱を注ぎ込んでいるかが、お分かりいただけたところで、本題に入りましょう。

冒頭での大ピンチの続きです。場所はオタワ州のローカルコース。

いつものように朝一番のティーオフタイムを予約して、みんなでファーストティーへと向かいました。ところが、そこでスターターの女性からこんなことを言われてしまいます。

「私の予約表には、あなた方の名前が見当たらないんだけど、本当に今日このコースで予約しましたか?」

「7時17分のスタートで予約してあるはずだから、よく確認してみて」

少し気まずい雰囲気が漂ったところで、サプライズの開始です。彼らの大ピンチに訪れた、奇跡の一日をご覧ください。

「あなた方に良い知らせがあります。」

「???」

「今日、皆様にはグレンアビーでプレーをしてもらいます!」

「!!!」

グレンアビーゴルフクラブ(Glen Abbey Golf Club)はカナダのナショナルオープン“RBCカナディアンオープン”が28回開催されているカナダでは最も有名なゴルフコースの一つ。初期のジャック・ニクラウスがデザインしたゴルフコースとしても知られているアマチュアゴルファー憧れの名門コースです!

ちなみに、カナディアンオープンは1904年に創設され、全英オープン、全米オープンに次ぎ、世界で3番目に古いオープン選手権として開催されている歴史のある大会でもあります。

2015年大会ではジェイソン・デイ選手がバッバ・ワトソン選手、地元カナダ人のデイビッド・ハーン選手らとの熾烈な優勝争いを制して見事優勝を果たしました。そして、その2ヶ月後、ジェイソン・デイ選手は世界ランキング1位へと登りつめました。デイ選手が世界一になるきっかけとなった大会として、ファンに強烈な印象を与える大会となりました。

RBC Canadian Open - Final Round

グレンアビーはそんな素晴らしいドラマがあった、憧れの舞台なのです。

「それではグレンアビーへ出発しましょう!」

荷物がたくさん載りそうな長い車体のRV車が横付けされ、訳も分からずその車に乗り込む4人。空港に到着するとウェストジェットのチャーター機がお出迎え。目的地の空港に到着すると、こちらもストレッチ・リムジンの送迎付きでグレンアビーへと向かいます。

グレンアビーに到着!

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クラブハウスからロッカールームへ向かうと、なんと4人のネームプレートが施された専用のロッカーにはアディダスの最新デザインのウエアとシューズが用意されているではありませんか!

「ワオ!」

こんな時に出る言葉は、これしかありません。

なぜか自分のサイズにピッタリのウエアに着替えると、次に向かったのはテイラーメイドの特別ブースです。ここでは、自分のスイングに合わせたクラブを選びます。

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そこにはアイアン、ウッド、ユーティリティ等、ご自身のスイングに合ったロフト角、シャフトの固さのクラブを試打しながら選ぶことができます。

そして、そんなカスタムメイドのクラブセットを、自分の名前の入ったキャディーバッグにセットして準備完了です!専属のキャディーと共に、ファーストティーへと向かいます。

いよいよプレー開始!

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ファーストティーに向かう4人を、多くのギャラリーがお出迎えです。そこにはRBCカナディアンオープンのロゴの入ったバナー広告や、優勝カップが飾られていて、完璧にトーナメント仕様になっています。

そして、スターターがそれぞれの名前を読み上げます。

「長年仕事を勤め上げて、先日引退したばかりのドナルド・バーグ!」

専属のキャディーや、ギャラリーに囲まれて4人は夢のような一日を過ごします。自分のサイズにピッタリで、しかも最新のデザインのウエアを着てプレーをしている姿は、トーナメントプロに見えてくるから不思議です。

最後のサプライズ

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プレーを終えた18番のグリーン上では、グレンアビーでプレーをできて大満足の4人が並んでいます。そこにスターターを務めたスタッフから、さらなるサプライズのアナウンスが待っていました。

「皆さんにはもう一つサプライズをご用意しています。」

「???」

「ウエストジェットが飛んでいるところならばどこにでも行ける往復チケットのプレゼントです!」

「ワオ!」

そして、4人のおじさんは来たときと同様、リムジンに乗り込み帰路につきました。車の中でおじさん達はこんなことをつぶやいていました。

「こんなことは一生に一度だけだろう!」

「死ぬ前にやっておきたいリストの中にも、これは入っていなかった!」

「自分が想像できる範囲をはるかに超えた夢のようなサプライズだった!」

おじさん達はこの日の事を、いつまでも語り継ぎながらゴルフを続けていくことでしょう。

サプライズは大成功でした!一生に一度でいいから、こんなサプライズが自分に訪れてほしいですね。

(完)