ドライバーで球が上がらないと感じた時に押さえておきたい4つのポイント
テンプラのようなミスショットは出ないけれど、周りのゴルファーと比べると自分のドライバーショットはボールがあまり上がらないと感じる事はないですか?
実はこの悩みは、基礎が固まっていない初心者ゴルファーはもちろんですが、意外にもある程度上達し、90前後のスコアでラウンドする中堅ゴルファーの中にも同じような悩みを持っている方が少なくないんですよ。
そこで今回は“ドライバーで球が上がらないと感じた時にチェックしてほしい4つのポイント”についてご紹介したいと思います。
どれもとっても簡単で、この後すぐに練習場でチェックできる項目もあるので是非試してみてくださいね!
ボールが上がらない4つの原因
ボールが上がらないと悩む方は原因を探るときに難しく考えてしまう傾向があり、自分自身で難しく考えるうちに見えるものも見えなくなってしまう状態になる事があるのです。
ボールが上がらない主な原因は、4つあります。
それは
1.ボールがクラブフェースの真ん中に当たっていない
2.適正なロフト角ではない
3.インパクト時にロフトが立っている
4.バックスピン量が足りていない
1.ボールがクラブフェースの真ん中に当たっていない
ドライバーのフェースにボールがきちんと当たらないと、ボールは適正な高さに上がらないです。
でも逆を言えば、きちんと当たりさえすればドライバーの構造上、簡単にボールが上がるように作られています。
2.適正なロフト角ではない
まず、クラブには表示ロフトとリアルロフトというものが存在します。表示ロフトはソールとフェース面の角度を表しており、リアルロフトはシャフトとフェース面の角度を表しています。
カタログに載っているのは表示ロフトですから、購入する際にはリアルロフトを調べてから購入するようにしましょう。
3.インパクト時にロフトが立っている
打ち出し角についてですが、アイアンのようにダウンブロー気味に打ってしまうとロフトがさらに立ってインパクトをしてしまうので、ボールは低く飛び出しがちになってしまうんです。
4.バックスピン量が足りていない
バックスピン量が少ないとボールが上がらない構造になっているので、そのバックスピン量が足りない事が原因にもなってきます。
ボールを上げるための4つのポイントと対策方法
それでは、実際にボールを上げるための対策方法についてご紹介したいと思います。どれも基本的な事ですし、簡単ですので練習の際に意識してもらえるとより効果的になりますので、ぜひチャレンジしてみましょう!
1.ボールがフェースのどこに当たっているかのチェック
まずは、ドライバーの打球痕を調べるためのシールを数百円で買う事が出来るので、一度買ってみてください。
それを貼って普通にドライバーを打ってみて、打球痕が真ん中~真ん中の少し上であれば問題ないですが、フェースの下に打球痕があれば、低く打ってしまっています。
それでは、フェースの真ん中で打つための練習なのですが、これはあくまでも体で覚えるほかありません。そのための練習方法としては、次の事を繰り返し練習して見ましょう。
まずは、ゆっくりフルスイングをして芯に当てる練習です。力加減は、およそ通常のフルスイングの6割程度の力で振ってください。
早く振りたくなってしまいますが、あくまでもフェースの真ん中にボールをぶつける事を意識してゆっくり振りましょう。その状態で、10球中10球当たるように練習します。
それができれば、8割、10割と力加減を増やして同じよう練習していくと、常にフェースの真ん中にボールを当てる事が出来るようになります。
また、やってみるとわかるのですが、6割の力でゆっくり振っても、ちゃんとフェースの真ん中に当てる事が出来れば、意外にボールの飛距離が出るのです。
場合によっては今と同じくらい飛ぶ場合もありますので、練習を続けるとかなりの飛距離アップが期待できるので地道な練習ですが、頑張りましょう!
2.アドレス時に右足よりに体重が乗っていない
ゴルフというものは不思議なもので、ちょっとした変化で劇的に球筋が変わります。ダウンブロー気味にスイングをしてしまっていた人も、少し意識を変えるだけでアッパーブロー気味のスイングに直す事ができるんです。
ドライバーショットは、クラブを構える時に右足に6割ほど体重をかけ、手の位置は体の中心よりでグリップする事が良いとされています。しかし、この体重が右に乗っていないだけで、ボールが上がらなくなってしまうのです。
これを改善するには、意外に簡単な方法があります。それは「ティーショットのスタンスで目標を確認する時に、少し高いところを見上げる形で目標を確認する」のです。
目線を上にして確認する事で、意識せずとも右肩が若干下がり右足に重心が移動します。そのようなスタンスでスイングをする事で、インパクトの時にヘッドが下からボールを捉える形になるので、打ち出し角度がでてボールが高く上がるようになります。
3.ティーアップが低くなりすぎていない?
ティーアップの高さの好みは人それぞれです。高めが好きな人もいれば、低めが好きな人もいます。
そんな中でもある一定の基準というものがあり、それはボールがヘッドの上から半分飛び出るくらいの高さが基準になってきます。そして、それより低い場合はボールは低く打ち出され、高い場合はボールは高く打ち出されます。
比較的、ティーアップの高さを意識しない人が多いのですが、これは基礎中の基礎ですので最初のうちは意識的にティーの高さをチェックするようにしてください。
4.クラブシャフトが固すぎる
最後のポイントとして、見逃しがちになってしまうのですが、あなたの現在の能力に対してクラブシャフトが硬すぎるという可能性があります。
先ほど、バックスピン量が足りないためボールが上がらないと説明しましたが、スピン量はヘッドスピードの影響も強く受けるのです。自分自身の能力以上に硬いシャフトを使ってしまうと、スイング中にシャフトをしならせる事が出来ないため、力をためる事が出来ずに、ヘッドスピードが早くならないのです。
確かにドライバーは一番目立つクラブであるため、周りの目を気にしてしまい、硬いシャフトのクラブを購入してしまう事もあるかもしれません。私もついつい硬めのシャフトを買ってしまいそうな思いに駆られる事があるのでよくわかります!
しかし、それでは飛距離が伸びなくなってしまったり、せっかく作ったフォームが崩れてしまう可能性があるので、できるだけちゃんと試打をしたり、ショップでヘッドスピードを計測してもらい、自分に合ったクラブを購入する事が大切です。
最後に
いかがでしたか?どれも非常に単純な事ですよね。
高さが出ないという事は、ボールがちゃんとフェースの真ん中に当たっていないという事や、インパクト時にロフトが立った状態でインパクトしてしまう事で起こってしまう事が多いんです。
ロフト通りの球を打つ事が出来れば、高さが出るだけではなく、飛距離も飛躍的に向上する可能性があります。スポーツというものは、練習すればするほど力をつける事が出来ます。
上達するコツとしては、考えるだけではなく様々な試行錯誤を実行し、楽しみながら上達する事をおすすめします!